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沖縄の魚をはく製にしたい
イラブチャーをはく製に
沖縄の鮮やかな魚の代表「イラブチャー」。
青色のブダイを沖縄では総称してイラブチャーと呼びます。イラブチャーは見た目はかわいいけど硬い口で、サンゴの生息していない海底の岩をかじり海の掃除をして、サンゴが根付きやすい海底をつくり、またかじった岩は砂になり沖縄の白砂を作るという、沖縄の海の美しさを作っているといっても過言ではない魚です。
先日、NHKの「ギョギョッとサカナ★スター」をみていたら、さかなクンが「魚のはく製の作り方」を紹介していました。
やり方はさかなクンに習ったので、イラブチャーをはく製にしてみたいと思います。
購入したのは1匹1,000円のイラブチャー。
はらわたを出して欲しいとお願いしましたが、購入した魚屋さんではやっていなかったので自分でやります。
まずは総排出腔と呼ばれる穴にハサミを入れてお腹をあけます。
机の上で切っていこうと思いましたが、いろんなものが飛び出すのでキッチンに移動。
三枚におろして刺身にしたいところですが、皮を切らないように身をとっていきます。
包丁とキッチンバサミでこれだけ身が取れました。
頑張ったつもりでしたが、皮にまだまだ身が...。
ここからは、さかなクンの教えに従いスプーンを使ってできるだけ身を削いでいきます。
あわせて、エラや頭の身や目玉も取り除きます。
ちなみに頭の煮付けって美味しいじゃないですか。でもそれだけ身がぎっしりはいっているので、頭の身を取るのがすごく大変でした。あと頭からはゼラチンのようなものどんどん出て、水切りネットがめちゃくちゃ詰まりました。
1時間かかってここまで身を取りました。身なのか皮なのかよくわからず、攻めすぎて一部皮が切れたり。
すっかり痩せてしまったイラブチャーさん。これではく製になるのでしょうか。
エタノールにつける
続いてはエタノールにつけます。アルコールの成分で余分な油を除去して腐敗防止になるそうです。
番組では無水エタノールを使っていましたが、高かったので消毒用に。この節約が仇になりませんように。
1本まるまる使いましたが、イラブチャーが大きくて半身浴に。
容器を斜めにしてもまだ頭が少し出ています。
水の入った袋を入れて空き容量をなくしてなんとか全身がエタノールに浸かりました。
スクのはく製も作りたい
続いてはスクも。
通常、旧暦の6月1日、7月1日頃に大群でくると言われていますが、今年の旧暦の6月1日(今年は7/6でした)には来ず、いまもまだやってきていないようなので、生スクではなく塩漬けにしたスクガラスでやってみます。
イラブチャーと比べると無理めの小ささ!
ハサミを入れてみますが、この段階ですべてが破壊されそう。
爪楊枝でなんとかはらわただけをとりましたが、皮から身をはずすとかは無理です。外科医の先生ならいけるのかもしれませんが。
エタノール効果に期待して、イラブチャーの横に沈めておきます。
二日後、さぁはく製に!
エタノールに沈めて、2日後。
常温で2日おけば皮が硬くなって縮んで、次の工程のはずでしたが、ぜんぜんその気配がありません。
きみはあれだ。ほとんどあの日のままじゃないか。
スクはもしかするとできているのかもしれませんが、とりあえずそのままに。
つづく
えっと、この記事もうだいぶ長くなってきましたね。
しかもまだエタノール効果でていませんね。
そして、効果が出てないなと思っているのは今日の朝ですね。
上記、3つを考慮した結果、はく製記事は来週の後編に持ち越したいと思います。
本当にはく製ができるのか。まさか腐ってしまうのか!(いやだいやだ!)
お楽しみに!