2024.03.06

国宝「玉冠(たまのおかんむり)」を卒業式のレイにしたい

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
自作レイを作りたいと思ったときに、玉冠(たまのおかんむり)がぴったりだと思ったのだ。

先日、ベジタブルレイの記事を書きましたが、本来卒業式に渡すレイはベジタブルではなくお菓子をつなぎ合わせたもの。

最近では首飾りだけではなく、ランドセル型や帽子型、ジレ型などさまざまなレイが渡されているようです。

かばんレイ
帽子レイ

何軒かレイ屋さんのような場所をまわってみましたが見つからず、どうやらこれらのレイは売られているものではなく手作りされているようです(おそらく)。
たしかに、この時期ファストフードで一生懸命作っている女子高生たちも目撃したりしますよね。

わたしもレイを作りたい

みんなが作っているならわたしも作ってみたいと思ったのです。

そこで思いついたのが、琉球国王の冠「玉冠(たまのおかんむり)」。
玉冠とは琉球国王の即位儀礼などで着用されたもので、那覇市歴史博物館に収蔵されています。
即位とは反対だけど卒業式の儀式にはぴったりではないでしょうか。


「国宝「玉冠(たまのおかんむり)」はイルミネーションになるんじゃないか」

玉冠(たまのおかんむり)とは、以前やんばるたろうさんが光らせていたあの王冠です。

ということで、何から始めたらいいのかはわかりませんが制作に使えそうなものを買ってきました。

玉冠の型には洗面器を。
いちおうかぶれるか100均の店内でチェックをしてみたのですが、店員さんと目が合って恥ずかしかったです。

玉冠は下の方がすぼんでいる台形型なので洗面器の上に発泡スチロールで骨組みを作ります。

黒い布で包んで、下に厚紙を貼りました。

ここまで不安しかありませんでしたが、黄色い縁取りをしたらそれっぽくなりました。

玉冠レイ

ではここからお菓子をつけていきましょう。

表面には黒縮緬が貼られ、さらにその上に金糸の帯が12筋縫われ、各金筋には24個ずつ金、銀、珊瑚、水晶、琥珀、瑪瑙、軟玉の7種類の玉が合計288個、金鋲でとめられている。金簪には王権の象徴である龍の文様が表されている。

「玉冠(付簪)」那覇市歴史博物館サイトより

12筋に24個ずつ7種類の玉がとめられているみたいですが、わたしが用意したのは3種。ごめん!

せめて12筋にしようとも思いましたが、ぜんぜん幅が足りないのでできるかぎりがんばります。

黒糖を混ぜたら地味になりすぎたのでメインの列は黄色でいきます。

金糸の帯部分完成。

つづいて金のかんざしです。片方にはブルボンのプチシリーズからのりしおをブッ刺します。

かんざしの飾り部分にもなる棒飴がちょうどいいのでは?と思いましたが、玉冠が大きすぎてバランスがわるいです。

しょうがないのでこっちにものりしお。

かざりはあんまんで...!

レイ冠完成!

こちらが完成した玉冠のレイ、レイ冠です。

さっそくかぶって、近所の卒業式に紛れ込み...で、でかい。
冠は大きいし、あんぱんも重くて手を離せません。

やんばるたろうさんもサイズ感をまちがっていてかぶれていなかったので、まずはわたしたちは自分の頭の大きさを知るところから始めないといけないのかもしれません。
でもそれはさておき、レイ冠わりとありなのではないでしょうか!本日は以上です。

関連する記事

フォローしたらいいことあるかもよ

DEEokinawaの新着記事や裏話、面白写真などが毎日届くかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright©DEEokinawa All Rights Reserved.
このウェブサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権はDEEokinawaに帰属します。

ページのトップへ