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貯水率がヤバイ!沖縄のダムは今
本日2月21日で沖縄県内の11ダムの貯水率は46.5%。このままでいくと2月末には過去10年の最低値を下回る見通しだそうです。そういえば最近雨が全然降ってないですもんね。
最近は報道でも貯水率が減ったダムがちらりと映ったりしていますが、貯水率が減ったダムは今どんな感じなのでしょうか。各所ダムを巡ってきました。
倉敷ダム(沖縄市)
まずは沖縄市にある倉敷ダム。県が管理するダムで、もともとあった瑞慶山ダムを再開発したもの。ダム湖の下にはかつては倉敷という集落があり、ほぼ水没しているらしいです。この日の貯水率は45.2%。
ダム湖の様子を見てみると赤土部分が露出していて確かにかなり水位が下がっていることが分かります。
展望タワーから見た景色はこんな感じ。
これだけ地表が露出しているのでかつての倉敷集落の跡がどこかで見えるんじゃないかとあちこち探してみましたが、なんかそれっぽいものはあれどもよく分からず。双眼鏡を持ってくればよかったと思いました。
金武ダム(金武町)
金武ダムは2014年に運用が開始されたダムで、もともとは億首ダムとよばれていました。以前の記事もあわせて載せておきます(【ダム探訪】金武町の金武ダム)。
ちょっと角度は変わりますが、33.9%の貯水率になった金武ダムはこんな感じ。以前の写真と比べてみるとめちゃくちゃ水が減っているのが分かるかと思います。
ダムの周りをぐるっと回ってみると、ちょっとした島ができている箇所があって鳥の憩いの場になっていました。
このあたりとか普段はどうなっているんでしょうか?
漢那ダム(宜野座村)
こちらは宜野座村にある漢那ダム。全国的にもダムの景観、生態系の保全に本格的に取り組んだ始めてのダムらしいです。貯水率は66.7%で他のダムよりも割と高めです。
現在の状況はこちら。…2017年の写真とあまり変わりがありません。いくつか過去の写真を見返してみたのですが、大体いつもこんな感じでした。なんで?
水の跡を見るとやはりそれなりにダム湖の水は減っているのですが、漢那ダムに行くタイミングが毎回貯水率の低い時期なのか、あるいはあんまり水が減っても見た目がかわらない造りなのか謎は深まります。
大保ダム(大宜味村)
最後は大宜味村にある大保ダム。福地ダムに次いで県内では2番目に大きなダムだそうです。貯水率は32.9%。
ちょっと角度は違いますが、現在の写真です。対象物があると分かりやすいですね。めちゃくちゃ水位が下がっていることが分かります。
水位が下がった側面からかなり地表がむき出しになっています。貯水率だけではピンとこないですが、こうやってダムの状況を目の当たりにするとなかなか凄まじいものがあります。
とりあえず節水を
というわけで本日はダムの貯水率がヤバイ沖縄で、ダムの様子を見回ってきた記事でした。ちなみに新川ダムの貯水率が7.2%になっていて、貯水率1桁代のダムはどうなっているんだろうと思って向かったのですが間違えて大保ダムに行ってしまったのはヒミツです。時間のある方、ぜひ新川ダムの様子を教えて下さい…!
ダム貯水率もそうですが、なかなか厳しい水事情が続く沖縄。皆さんも節水には気を配ってこの状況を乗り切っていきましょう。