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テレビで見かけた沖縄新スイーツちんすこう天ぷらを再現する
テレビで見かけた沖縄新スイーツとは
数年前にテレビのニュース番組で、関東で開催された『はいさいFESTA』というイベントの様子がレポートされていたのですが、そこで沖縄新スイーツとして『ちんすこうの天ぷら』なるものが紹介されていました。
ちんすこうの...天ぷら......?
もう長年沖縄に住んでいますが、そんなの見たことも聞いたことも、もちろん食べたこともありません。
イベントレポートをしていた男性アナウンサーが試食していたのですが、「どんな食感なんですかねえ」と不安そうな顔で一口食べて、なんともいえない微妙な表情を浮かべていた気がします。いや、美味しかったのかもしれないけど。
ちょっと調べてみたところ、件のちんすこうの天ぷらは東京銀座にある沖縄料理専門店『ちゃんぷるぅ家』さんオリジナルメニューのよう。なので、『はいさいFESTA』でちんすこうの天ぷらを提供していた屋台は、ちゃんぷるぅ家さんが出店していたということだと思います。
気になってずっとMyネタリストに入れたままにしていたのですが、なかなか東京まで食べに行く機会もないのでこの際自作してみることにしました。
というわけで材料です。
ちんすこうと天ぷら粉、以上。簡単!
ちゃんぷるぅ家さんのちんすこう天ぷらはいわゆる「うちなー天ぷら」タイプで衣が分厚くふわっとした見た目だったのですが、私は揚げ物スキルが皆無なので市販の天ぷら粉に頼ることにします。
気づかないふりをしていたんですが、ちんすこうの原材料は小麦粉と砂糖とラード(豚脂)。それをさらに小麦粉(天ぷら粉)でくるんで油で揚げる。なんと凶暴な食べ物なのでしょうか。
まあ四の五の言っていられないので作ります。分量通りに天ぷら粉を水で溶いたら、
これを
こうして
こうじゃ!
180℃ぐらいに熱した(計ってはいない)サラダ油で揚げ焼きにしていきます。このときちんすこうを天ぷら粉のタネに入れたまま少し放置してしまったのですが、中のちんすこうが水分を吸って崩れかけていたのですぐに揚げたほうが良いです。これを見て私も作るわ!という人はなかなかいないと思いますが。
両面ともきつね色になったら出来上がり。
いっちょまえに天ぷらのいい香りがあたりに漂っていますが果たして。
三種の薬味でいただくちんすこう天ぷら
お待たせいたしました、本日のメインディッシュ「ちんすこうの天ぷら〜三種の薬味を添えて〜」でございます。
いっちょまえに天ぷらみたいな顔してやがる
奥の小皿に入っているのは右から天つゆ、塩、そしてチョコシロップです。
え、チョコシロップ...!?
そう、どうやらちゃんぷるぅ家さんのちんすこうの天ぷらにはチョコソースが添えられているようなのです。沖縄の駄菓子、塩せんべいにチョコソースを塗って食べるのと同じノリでしょうか。
チキンナゲットみたいですがちんすこうの天ぷらです。では、いただきます!
・・・・・・。(もぐもぐ)
・・・・・・ほーん。(もぐもぐ)
・・・・・・・・・・・・あー、うん。はい。(もぐもぐ)
これあれだ。芋の天ぷらだ。
そう。ちんすこうを天ぷらにすると、なんと芋天に変身しました。
もちろん、中のちんすこうの大きさや厚みによっても変わってくるとは思いますが、今回作ったものはまんま芋天でした。
なので美味しいです、とっても。外側サクッと、中はしっとり柔らか。
塩:めちゃくちゃ合う。中ががっつり甘いのでしょっぱ甘くなるのが最高。
天つゆ:これも良い。一気におかず感が増すので白ごはんとともに食べられそう。
で、チョコシロップだ。
チョコシロップ:甘×甘で甘い。ひたすらに甘い。
スイーツとして売り出すにはこの方向性なのかもしれないけど、個人的にはちんすこう天ぷらにあわせるのは塩が圧勝でした。
というわけで完食。ごちそうさまでした。
いやあ、ちんすこうのポテンシャルには驚かされました。
ちんすこうの天ぷら、まだまだ沖縄新スイーツとして定着はしていませんが、わりと人気が出るのではないでしょうか。
しかしカロリー爆弾すぎるので食べ過ぎにはくれぐれもご注意ください。
本日は以上です。うーん、胃が重たい。