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リニューアル!名護博物館
名護博物館は旧館での常設展示が2019年3月末で公開終了し、名護市大中に新たに建設された新館において、3月のプレオープンを経て、2023年5月にグランドオープンしました。
過去にDEEokinawaでは、名護博物館について何度か取り上げています。
名護博物館へ行って来た
名護博物館のミュージアムショップに溢れる手作り感
今回は、新館になってバージョンアップした展示と、ミュージアムショップについて、遅ればせながらご紹介したいと思います。
新しくなった名護博物館をご紹介します
新しい名護博物館はモダンな外観で、「箱」って感じです。
新館になって敷地内の中庭には、羽地の豪農の造りを参考に再現された古民家やワークショップ棟ができています。
1階には無料で見学できるフリースペース展示があり、やんばるに住む水生生物を展示した水槽や、歴史年表、北部にある酒造所の泡盛など、盛り沢山。置かれた刊行物などの書籍や端末から調べものもできます。
2階の有料の常設展示室に入ると、いくつものクジラの模型や骨格標本が出迎え、そのスケールに圧倒されます。旧館にもあったと思いますが、以前より広々と泳いでいるように見えます。
常設展示では、山や海の自然、農具、生活具、芸能、戦争資料など、やんばるの自然と文化、歴史を感じることができます。
旧館で所狭しと並んでいた様々な動物の剥製たちも、お引っ越しして健在です。展示の見せ方も工夫がされていて、畑を耕す牛の後ろで出てくる虫を狙う鳥の様子とか、いろいろ発見する楽しみがあります。あ、でも、旧館の猫はいなかったような...(見逃してたらすみません)
あの昆虫標本のゴキブリ達もきれいに留まっていました。
私が気に入ったのは、この砂浜を模した貝の展示。貝に全部名前が付いています。
砂浜で子どもと貝拾いをして遊ぶ時に、この展示を印刷して持って、名前を調べられたらいいのに!
こちらは1階受付近くにあるにあるショップコーナー。やんばるの動物をモチーフにしたクリアファイルやハガキなどオリジナルグッズ、沖縄民話の豆本などが販売されています。
『六諭衍義』を琉球に紹介した名護親方こと程順則のコーナーもあります。ARで一緒に写真が撮れるみたいです。
そして、以前DEEでもご紹介した、「手作り感がすごい商品たち」のコーナー。
友の会に寄付すると、応じた品をもらって良いシステムのようです。
と、見慣れない「なごはくカルタ」に目が留まりました。1,500円はこの中ではお高めですが、オリジナルカルタをやってみたい!早速お金をポストに入れて、係の方に申告すると、カルタを受け取ることができました。
なごはくかるたで遊んでみた
さっそく、子どもらと遊んでみました。
思っていたより厚手の紙なので、少々の激しい取り合いにも耐えられそうです。
カルタの読み札の言葉はやさしく、絵札は動植物など自然に関する写真が多く使われているので、未就学児でもかりやすいです。更に解説文も付けられているので、大人も勉強になります。
例えば「む」。「むでいくばな」はネジバナのことで、方言でねじれのことを「むでぃいん」、転じて子供が駄々をこねる様子を「むでぃとん」ということが解説されています。
中には、考えさせられる絵札も…。
カルタを通して動植物や方言など初めて知ることがたくさんあり、子どもらは「○○って、何?」とか言いながら、「もう1回!」と何度も楽しんで遊んでいました。
やんばるのことを知れて、大人も子どもの楽しめる「なごはくカルタ」を、クリスマスのプレゼントやお正月遊びにおすすめしたいと思います。
2024年1月28日(日)には、なごはくかるた大会を開催するとのことなので、興味のある方は名護博物館のホームページをご覧ください。
旧館のカオス感も少々恋しいですが、新しくなった名護博物館を激推しして、本日の記事をしめたいと思います。