- DEEokinawaトップ
- 特集
- 真正面から沖縄そばの麺に向き合う
真正面から沖縄そばの麺に向き合う
これまでDEEokinawaでは、沖縄そばの出汁や乾麺の食べ比べ、生麺の味じゃない調査、などをやってきました。
でもふと思ったのです。真っ当なことをまだしていないじゃないかと。
そう、沖縄そばの麺を真正面から取り上げていなかったのです。
そこで用意したのがこちら。スーパーで売っている沖縄各メーカーの麺です。
奥さん、いつもどの沖縄そば麺買ってます?それはどういう理由で?
本日はそんな調査です。
照喜名そば(照喜名製麺所)
食べる前にまずはパッケージから違いを見ていきたいと思います。
まずはこちら。那覇にある照喜名製麺所が作っている照喜名そば。
沖縄そばの日などは、一番にこの麺が売り場から消えると言われているほど人気の麺。
かくいうわたしも照喜名そば派です。
でもわたしが照喜名そばを買っている理由は500g入りだから。
1人前が200gと言われているので、幼稚園児の娘が食べる量が100gと考えると400gより500gが使いやすいからなんです。
麺の茹で方は湯通し。お湯さえ沸かせば一瞬でできるのも麺の沖縄そばの魅力ですね。
よなはそば(与那覇製麺)
続いては与那覇製麺が作るよなはそば。
創業が平成5年と比較的あたらしい会社です。
サイトを見ると"お客様の好みに応じたオーダーメイド麺を小ロットで生産する「麺ソリューション」を目指して"とあり、袋麺も最少の200g。
麺の茹で時間は10秒。
沖縄そば(ホクガン)
(株)ホクガンの沖縄そば 細麺。
のどごしの良いストレート細麺。
茹で方はほぐしながら茹でるとあります。時間表記はなく、沖縄県民向け商品ですね。
沖縄そば(オキコ)
オキコといえばパンですが、同じ小麦粉を使った製品の沖縄そばも作っています。
うさがみそーれーってシーサーが言ってます。意味が書いていないことからもこれも沖縄県民向け。
茹で時間は数秒程度です。
糸満そば(サン食品)
ここからは地名のそばになります。
糸満発のそばの特徴は、ちぢれ麺とコシの強さが特徴だそう。
サン食品の糸満そばももちろんちぢれ麺になっています。
茹で時間表記はここまで最長の10〜20秒。
与那原そば(三倉食品)
こちらは与那原そば。
地名のそばはたくさんありますが、最初に地名がそばについたのは与那原から。
与那原そばの特徴は麺をひねって作ることでコシの強さがあるそうです。
「りかりか、かりんだ」とはなにかと思って三倉食品のサイトで調べると、「だ~だ~食べてみよう!」ということです。
訳してもまだ方言が残っているところがいいですね。
茹で時間は20〜30秒!
カップラーメンなどと比較すると驚異の短さなのに、なんだかめちゃくちゃ長く感じますね。
宮古すば(うるま御膳:オキコ)
最後はうるま御膳の宮古すば。
うるま御膳はオキコが昔やっていた外食店舗名です。
でーじまーさん!(とってもおいシーサー!!)
楽しそうですね。
茹で時間は数秒。
バーコードデザインが可愛かったです。
茹で時間に沿って茹でました
それぞれの麺を茹でてみました。量としては12人前ありますが、そんなに食べられないので少しずつです。
麺の形状だけではなく、ほとんど同じ材料でできているのに色にも違いがありますね。
- 照喜名そば
- コシがあってしっかりしている
- よなはそば
- 太い。ツルリとしている。
- 沖縄そば(ホクガン)
- 細いのにコシがある
- 沖縄そば(オキコ)
- 細い。後味も少ないのでどの出汁でも合いそう
- 糸満そば(サン食品)
- 細くてコシがある。出汁とよく絡む。
- 与那原そば(三倉食品)
- 平たいからか太いのに柔らかい
- 宮古すば(うるま御膳:オキコ)
- 細い。後味に小麦粉の味がする。
ひとことずつ書きましたが、ほとんど無理やりです。本音を言うと、わたしには明確な味の違いも、美味しさの違いもよくわかりませんでした!
どれも美味しく、やはり沖縄そばの好きを決めるのは出汁や肉なのかなーと思う次第です。もちろんその出汁にあう麺などはあると思いますが。
ということで、沖縄そば麺通になりたかったのですが、今後もしばらくは沖縄そばの麺を買う基準は値段と量かなと思いました。
でも本当は家で食べるなら自分で麺を作ったら一番美味しいんですけどね。これは本当です。
本日は以上です!
記事公開時は「生麺」と書いていましたが、「生」じゃないよね?という指摘がいくつもありました。
ほんとそうです。「ゆで」ってパッケージにも書いてあります。
味どころか、麺についてわからなすぎなことをここにお詫びとともに訂正させていただきます。