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コーレーグスを違う薬味で作ってみる-その2-
コーレーグスとは島とうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料。
※「コーレーグス」は本来は唐辛子全般をさす沖縄方言ですが、現在では調味料の意味で使われることが多いので、この記事では調味料を指しています。
島とうがらしで美味しいなら、他の薬味を泡盛に漬け込んだニューコーレーグスもいけるのではないでしょうか。ということでやってみたのが第一弾の「コーレーグスを違う薬味で作ってみる」。
ローズマリー、乾燥フィファチ、にんにくを泡盛で漬けたところ、ぶっちぎりで乾燥フィファチの優勝でした。
第二弾に挑戦するのはこちら
記事を出したあと、読んだ方から「沖縄っぽいものだと月桃、フーチバー、島ラッキョウあたりも試していただきたいとこです」や「この流れなら、月桃でしょう!!!ぜひ第2弾を!!!!!!」「やっぱり、フーチバーでしょ。あと、ニガナでぜひ試してみて!」とコメントをいただきました。
そこで、用意したのはこちらのみっつ。
フーチバー、ウコン、月桃です。
フーチバーは沖縄そばに乗せるし、ウコンや月桃は沖縄そばに練り込まれていることもあります。
また月桃はこういう記事では定番、しかもいつも美味しいと唸らせるポテンシャルを持っています。
これは期待できます。
漬け込んでみた
漬け込んだ当日。
ウコンと月桃はいけそうですが、フーチバーはもしかしたら腐ってしまう可能性もあると思います。
3日後。フーチバーは腐っていません。ウコンは少し色が滲み出てきています。
1週間後
そろそろフーチバーが怖いので漬け込みは浅いですが、食べてみましょう。
ウコン。黄色が滲み出ていますね。
月桃。特に色は染み出ず。でも葉っぱも大丈夫そうなのでもっと漬け込めそうです。
フーチバー。少し色が滲み出ています。下の方にあった葉っぱは色が薄くなっています。
でもどこもまだ腐ったりということはないので、もう少しいけたでしょうか。
ちなみに1ヶ月ほどたった前回チームも元気です。
食べてみる
前回、にんにくコーレーグスで沖縄そばを台無しにしてしまったので、念の為まずはスプーンで味見。
...。酒感が強い。正直この段階ではアルコール感がまだあり、それぞれの味変まではよくわかりません。
やっぱり沖縄そばに入れて、アルコールを薄めることでそれぞれの味をみてみましょう。
うん。弱気で少なめにしました。
ウコンコーレーグス
悪くはない。微かにウコンの匂いがして美味しいです。
でもこれでないといけないこともない。一言で言うと普通です。
月桃コーレーグス
大本命が2つ目に出てきたんですが、驚くことを言いますよ。
匂いがしない!
そして味は草っぽいだけ!
いや、月桃どこへいった?という感じです。残念です。
フーチバーコーレーグス
いいことを言いますよ。
美味しいいいいいいいい!
沖縄そばに乗せるフーチバーも大好きなんですが、どさっと入れすぎて苦いやつがあったりと失敗してしまうこともありますが、これは絶妙!出汁全体にフーチバー味がついて美味しい!
これならフーチバーを買い忘れても、フーチバーを味わえるし、本当にいい!いいよ!
頂上決戦だ!
最後は第一弾の王者乾燥フィファチと、フーチバーを食べ比べてみます。
美味しいのはどっち?
正直どっちも美味しいんですが、強いて言えば乾燥フィファチ!
でもこれは漬け込んでいる差な気もします。フーチバーが悪いのではなく、まだフーチバーの方にはアルコール感があって、それがマイナスになっていました。
最後に、最高の1杯を!と乾燥フィファチとフーチバーをどっちも入れた沖縄そばを食べてみました。
....美味しくなかったです。
なんでよ!
なんだろうな。味がごちゃまぜになってなにがなんやらの味になっていました。それぞれの良さだけでいいですね。