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お店の歌い手たちが集結!民謡居酒屋対抗歌合戦!
2月某日、てんぶす那覇にて、国際通り近くにお店を構える3店舗が集まって「民謡居酒屋対抗歌合戦」が開催された。
和気あいあいとしたイメージのある民謡居酒屋シーンでバチバチの戦いが見られるのか!?とにかくそのイベントタイトルに心を完全に持って行かれた私に行かないという選択肢は無かった。その当日の模様をお届けしたい。
トップバッター「島唄ライブ居酒屋ちょんちょん」
お店の常連さんをはじめとしたみなさんが会場に駆けつけ、オープニングから大盛況の雰囲気。舞台が照らし出されて最初に登場したのは「島唄ライブ居酒屋ちょんちょん」
その店名と同じ曲名である「ちょんちょん」からステージがスタート。
男女混声の唄声で華やかな幕開けでございます。
ハリクヤマク・芋ぬ時代・てぃんさぐぬ花などが続き、お客さんの心を掴みに掴んだ最高のトップバッターでした。
2組目「島唄ステージあさ」
この日はオーナーも会場に居らしているということで、完全に店を閉めてのステージです。
最初に歌った「豊節」は、歌三線の平良さんが特に思い入れがあるそうで、小学校の時に三線を始めるきっかけになった曲だとか。
コンクールに出場できる中学生になったら、必ずこの曲を演奏すると決めていたそうですが…
「中学生になったらなったで、変声期に入って高い声が全然出ませんでした。それでは聴いてください、豊節」
3組目「民謡ライブ居酒屋鳩間島」
吉川さん親子と料理担当の広子さんの3人編成で、デンサー節からスタート。冒頭にMCを挟まず、明転と共にいきなり曲から始まる感じに、踏んできた場数の違いを感じます。
通常はゆったり聴かせる安里屋ユンタも、縦ノリのグルーブ感を効かせて演奏してくれました。
お父様の吉川さんは漁港のセリ権を持っていて、魚料理がお店のイチオシ。料理担当の広子さん、食べて欲しい料理は何ですか?
広子さん「ゴーヤーチャンプルーです」
そんな広子さんの手踊りで、気持ちを抑えきれないお客さんまで。
そのダンスに魅了され話を伺ってみると、
「民舞もやるし、ルンバもワルツも踊るし、社交ダンスもやるよ!」
と、そのキレの由来を教えてくれました。
対抗歌合戦だから何かしら優勝を決めたい!
どのお店も素晴らしい歌三線でございました。どこに行っても美味しい料理とステージで間違いなく楽しめることでしょう。
今回は「民謡居酒屋‘対抗’歌合戦」とは言うものの、競うわけではなくむしろ非常に友好的なムード。
ただ、そのイベントタイトルから、何かしらで勝負をしてもらわないと…そう思い開催致します。
民謡居酒屋対抗「ツカミ-1グランプリ!」
さすがに皆さん日々舞台に立っているだけあって、トークが達者。この日一番湧いたMCのツカミを発表して、優勝者を決めたいと思います。
栄えある、民謡居酒屋対抗「ツカミ-1グランプリ!」優勝は…(ドラムロール)
エントリーナンバー1、島唄ライブ居酒屋ちょんちょんの比嘉健太さんによります、
「ブラジルから来たという方いたら手を挙げてください」
県内から来たという方?県外から来たという方?の流れからの、ブラジルから来たという方?への飛躍が素晴らしかったです。
地球の裏側のブラジルに移民したウチナーンチュに対するリスペクト精神も相まって、素晴らしいツカミでした!
ちなみにこの日は披露されませんでしたが、「こんにちは!クリスティアーノロナウドです」というツカミも持っているそうです(実際似ている)
グランドフィナーレは3店舗揃っての「繁盛節」と「豊年音頭」大盛況のうちに幕を閉じました。この3店舗を回るハシゴ酒はいかがかな。