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2022年でなくなってしまったもの、なくなってしまうもの
あっという間に年の瀬がやってきました。今年は3年ぶりに復活するイベントや行事ごともちらほらと見ることができた反面、突然閉まってしまったお店も多かったような印象です。
本日は毎年恒例、今年なくなってしまったもの、なくなってしまうものをまとめています。
いつも何気なく視界の端に入っていたお店や建物。
しかしそれがなくなってしまった途端に、私たちの記憶からその存在はあやふやになってしまいます。この特集はお店や施設は確かにここにあった、という情報をまとめておくことで、かつてあったお店や施設の存在をアーカイブしておこうという試みです。
こらまでの記事もあわせてどうぞ。
・2013年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2014年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2015年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2016年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2017年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2018年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2019年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2020年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
・2021年でなくなってしまうもの、なくなってしまったもの
今年なくなったもの、なくなるものは何だったのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
なくなってしまったお店や施設
ナカハラストアー(浦添市)
2022年3月31日閉店
豊富なお惣菜のラインナップと24時間営業がウリだった浦添市のナカハラストアー。突然の閉店に衝撃が走りました。
新聞記事などによれば閉店の理由は「業績不振による破産」。創業は1951年でかつては那覇市、宜野湾市にも店舗があったのだそうです。
アットホームな雰囲気、いつ訪れてもずらっと並んだお惣菜はついつい買い過ぎてしまうこともありました。閉店は本当に残念です。
首里劇場(那覇市)
2022年4月閉館
沖縄に現存する最古の映画館であり、70年以上の歴史をもつ「首里劇場」。
劇場を切り盛りしていた3代目館長、金城政則さんが4月に急逝されたという連絡があったのは6月のことでした。建物の今後についてはまだ正式に決まってはいませんが、首里劇場友の会では歴史的にも文化的に貴重な建物である首里劇場を、なんとか記録・保存できないか現在広くアイデアを募っているところだそうです。
過去の記事もあわせてご紹介しておきます。
愛と夢とエロが詰まった首里劇場 あの首里劇場のトイレがどう見てもアレ
首里劇場が名画座になって復活!
【緊急特集】ありがとう首里劇場。そしてこれからのこと
カーニバルパーク・ミハマ観覧車(北谷町)
2022年7月撤去
北谷町のランドマークとして有名だった観覧車。3月から開始された「カーニバルパーク・ミハマ」の解体にあわせてその姿を消しました。
観覧車があった「カーニバルパーク・ミハマ」は2000年に開業、ちょっと前までは結構テナントが入っていた印象がありましたが利用者が減少。再開発の跡はホテルができるらしいです。
少しずつ解体されていく観覧車の姿に多くの人から惜しむ声が上がっていました。
軽食エイ(名護市)
2022年8月6日閉店
名護市の名店「軽食エイ」。創業して50年の老舗であり、「軽食」とうたいながらも全然軽食で無いカツカレーが有名なお店でした。
閉店の理由は「物価高騰により現状での販売が困難となったため」だそうです。
閉店数日前に店舗に行ってみたのですが、エイのカツカレーを求めて店舗前には長蛇の列ができており、本当に多くの方に愛されていたのだなと思いました。
おでん東大(那覇市)
2022年9月26日閉店
那覇市栄町にある超有名店だった「おでん東大」。突然の閉店の張り紙に多くの人が衝撃をうけました。
さらに衝撃だったのはそれが事件だったということ。
容疑者が逮捕されまだ捜査中の段階ですが、本当に突然のことで言葉がありません。
田そば(那覇市)
2022年10月閉店
でかい三枚肉のインパクトがすごい老舗の沖縄そば屋「田(でん)そば」。
DEEokinawaの事務所のすぐ近くにあり、たまにすごい行列ができているのが見える人気の店でした。昔からの常連客をはじめ、観光客も多数訪れていた印象。
コロナ禍でしばらく休業をしているようでしたが、10月のある日に突然店舗に何も無い状態に。
後日閉店の張り紙が貼られていました。混んでいたり、コロナで休業だったりでしばらく足は運べていなかったのですがたまにあの沖縄そばの味を思い出して寂しくなります。
担々亭(中城村)
2022年11月15日閉店
沖縄県でチャーハンといえばこのお店!と言われていた担々亭(いや看板メニューの担々麺も絶品でしたが)。昔は中部商業の通りにあって、学生時代はよく食べに行っていました。あと一時期は宜野湾市大山にも店舗がありましたね。
11月14日くらいに「店舗に貸店舗の張り紙が貼られている」と話題になり、翌日に閉店のお知らせが張り出され閉店が判明。「あのチャーハンがもう食べられないなんて...」と突然の閉店には悲鳴に近い声が飛び交いました。
がじまる食堂
2022年6月閉店
骨汁発祥の店として知られる北谷町の食事処がじまる。沖縄そばのだしをとったあとのガラ骨に残った肉をそのまま丼に盛ってメニューにしてしまうなんて大胆すぎる発想ですよね。
豚骨からほろっと外れるお肉と、旨味が染み出したたっぷりの汁がたまりません。青菜たっぷりなのも嬉しいですね。
他にも骨汁を出すお店はありますが、がじまる食堂の骨汁は唯一無二の味わいでした。
運玉食堂(那覇市)
2022年5月31日閉店
DEEが始まった頃にとりあげた運玉食堂も老朽化にともない閉店。これぞ沖縄らしい安くて大盛りの食堂でした。
中川牧場(食堂)
閉店時期不明
読谷村にある、ヤックルーがいる中川牧場。以前「フリーダムな中川牧場にはヤックルーもいる」という記事で紹介しましたが、今年で閉園してしまったようです。牧場敷地内を闊歩していたフリーダムな動物たちはいったいどこに行ったのでしょうか。気になります。
ブックスおおみね
2022年11月26日閉店
長年栄町の飲み屋街を照らしていた24時間営業の本屋さんブックスおおみねも2022年11月26日(土)に40年の歴史に幕を閉じました。
家族経営だったので時間帯によって店員さんが入れ代わり、それぞれに思い出があるというコメントを多くもらいました。
さようなら、ブックスおおみね
さようなら、ありがとう
以上、2022年でなくなってしまったもの、なくなってしまうものをご紹介いたしました。
他にも
サンエーV21食品館 安里店
マックスバリュ 坂田店(移転OPEN)
牧志公設市場衣料部・雑貨部
パラソル通りのパラソル
などがありました。
今年も多くの愛すべきお店や施設がなくなってしまいました。これからの沖縄がどうなっていくのか、それは誰にも分かりませんが時代の流れの中でひっそりとなくなってしまったものを記憶に留めておいてもらえればと思います。