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かねひで百景、おかわり
沖縄のローカルスーパー「タウンプラザかねひで」。
かねひでと言えば、緑のバックにオレンジ文字のロゴでおなじみだったのですが、
最近は、ちょっとオシャレな「かねひで」が増えています。店名の文字には野菜などがあしらわれ、その地元のゆるキャラが登場したりもしています。(第一回はこちらです)
そんな「デザインド・かねひで」を愛でるべく、沖縄本島各地を巡ってきました。
かねひで巡礼の旅、再び
牧港58市場(浦添市)
最初は浦添市牧港の58号線沿いにある店舗。
「港」の文字が四つ竹なの、かわいいですね。あと「8」の文字上にある黄色い花は浦添市の市花「オオゴアリアケカズラ」なんじゃないかと思います。こんな風にしれっと、その地域のものがデザインに取り込まれているのもよいですね。
内間市場(浦添市)
こちらは浦添市の内間市場。
でっかい木は何の木なのでしょうか(調べたけど分からなかった)。「間」の文字のひんぷんや「場」がお酒になっています。あと屋根の瓦っぽい部分の丸が全部かねひでのロゴになっててちょっと笑いました。
石川市場(うるま市)
うるま市にある石川市場。うるま市と言えば闘牛が盛んな地域としても有名で、左右に牛、「石」の文字にも牛があしらわれています。「市」の字のエイサーも謎の躍動感があってよいですね。
北谷サンセット市場(北谷町)
北谷町にあるサンセット市場。北谷町と言えば「サンセットビーチ」があるように夕日のイメージが強いです。あえてかねひでキーカラーの緑を使わずオレンジ基調を使っていてなかなかに斬新です。
だいたいスーパーって地名がそのまま入る「○○店」というのが多いと思うんですが、先に出てきた「58市場」だったり、「サンセット市場」だったりと、名前にも遊び心があってよいですね。
金武鍾乳洞市場(金武町)
続いては金武町。高速道路のサインにもありますが、鍾乳洞が有名です。「金」の字のきのこはしめじ(金武町内にぶなしめじを栽培するきのこセンターがある)、「武」の字は田芋と地元の情報を盛り込んでいて、ちょっとニヤニヤしちゃいます。
なんぐすく桜市場(名護市)
名護からは桜が有名な名護城の近くにあるなんぐすく桜市場。
これでもか!というくらい桜が咲き誇っています。
店内も青空と桜。とにかく桜推しがすごい店舗でした。
ちなみになんぐすく桜市場の割と近くに「大宮市場」があるのですが、文字はデザインされておらず割と控えめな桜になっています(多分初期型の○○市場店舗)。
なご湾市場(名護市)
同じ名護市からは最近リニューアルされた「なご湾市場」。名護と言えばその昔はイルカ漁で有名でした。壁面はイルカがあしらわれています。
イルカとあわせて描かれているキャラクターは名護市のマスコットキャラクター名護親方(なぐうぇーかた)。
ちょっとしたフォトスポットみたいになっている場所もあります。
さらに店内を見てください。壁一面に魚が描かれて、さながら水族館です。
そして多分上の写真は名護市役所。他にもブセナにある海中展望塔なども描かれていました。地元の有名スポットが店内にしれっと登場するのも素敵な試みなんじゃないかと思います。
今帰仁桜市場(今帰仁村)
最後はつい最近できたらしい今帰仁桜市場。今帰仁村と言えば今帰仁スイカ。外観もがっつりスイカになっています。
かねひでのロゴにもご注目ください。よくみたらロゴの鳥もスイカに…!
今帰仁村といえば沖縄在来豚であるアグーも有名。豚さんがスイカ割りなどをしている様子が壁面に描かれています。
店内は豚さんがドライブする感じの絵が描かれています。古宇利島にあるハートロックも描かれてますね。
なんと今帰仁村の珍スポット「ダチョウランド」も描かれています。ちなみに場所的にはダチョウランドのほぼ向かいに今帰仁桜市場があるので、徒歩1分でダチョウランドにいけますよ。
このドライブは物語形式みたいになっていて、出口付近でちゃんと豚さん達がゴールする姿も描かれています。多分最新の店舗だけあってかなり遊び心に溢れているので、ぜひ一度行ってみてください。
微妙なローカル度合いがおもしろい
そんなわけで、めくるめく「デザインド・かねひで」の世界をお届けしました。昔はスーパーマーケットってどこもほぼ同じデザインで量産していくようなことが常識だったと思うのですが、そういう常識にとらわれず遊び心全開のかねひでの店舗戦略はすごいなぁと思います。
また数が集まったら、皆様にご紹介したいと思いますのでご期待下さい。