2022.03.16

沖縄で熱気球?中城公園でふわり搭乗体験

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北中城村観光協会主催の熱気球体験搭乗イベントで、早朝の中城公園のちょっとだけ上空をふわりと飛んできた。

早朝の中城公園で熱気球の搭乗体験!

先日、DEEでもこれまで何度かお世話になっている北中城村観光協会の金髪事務局長こと又吉 演さんのSNS経由で、こんな夢のあるイベントの情報を見かけました。

熱気球!?そんなの乗ってみたいに決まってる!
秒で申し込み無事予約枠に滑り込めたのですが、土日それぞれ40名ずつという狭き門だったためあっという間に埋まったらしいです。うおおおラッキー!

ワクワクしながら迎えた当日。普段はめっぽう朝に弱くずるずると布団に潜り込んでいる私ですが、この日ばかりは張り切ってまだ暗い早朝5時半に起床です。
というのも風の影響を強く受けてしまう熱気球は、早朝の風が少ない時間帯がベストなのだそう。7才の長男を道連れに一路、会場である中城公園へ。

まだ薄暗く、朝を告げる鳥のさえずりだけが賑やかに響く広い公園の一角、北側エリアのデイキャンプ場付近にぱらぱらと人が集まっているところを発見。

時刻は6:30。スタッフの方がいたので受付を済ませていると、背後からゴーーーーーーーーーッ!!!!という轟音が。


でっかい火柱!

そう、熱気球を膨らませるためのバーナーの炎でした。この音にびびってしまった長男が「こわい...のりたくない...」と言い出したのでなだめたりおだてたりしながらなんとか気持ちを鼓舞していきます。

この時点では気球はまだぺっちゃんこの状態。夜明けとともに、これからバーナーで熱を送って膨らませていくんだそう。

ゴーーーッ、ゴーーーーーッ!!という音とともに少しずつ膨らんでいく気球。ねじれないように少しずつ調整しながらの作業です。

ゆらり、ふわり。

大きなバルーンがゆらーっと浮かび上がるとわっと歓声が上がります。
この日の風速は2〜3メートルと穏やかでまたとない熱気球日和。

立ち上がったバルーンにさらにバーナーで熱気を入れて......

バルーンが完成!!早朝の澄んだ青空に映える色鮮やかな熱気球。美しい〜。
 

とびます!とびます!

まずはパイロットの方が一人でかごに乗り込みテスト飛行です。

バルーンから伸びた4本のロープはそれぞれ自動車に結びつけて固定。

なんせ中城公園で気球を飛ばすのは初めてのこと。パイロットとスタッフでかごに乗り込むときのサポートの仕方やどのタイミングでロープを引っ張るか、など手順をしっかりと確認されていました。
そしていよいよ私たちの番。

バタバタとかごに乗り込んだと思ったらあっという間に上空へ。10mぐらい上がったでしょうか、公園のちょうど階段状になっている地形の中腹だったこともありそこまで高さは感じませんでしたが、ちょうど朝日が山の上から顔をのぞかせた頃だったので景色がすごくきれいでした。

自分たちがのった熱気球の影も良い!

その頃、上空ではしゃぐ母を尻目に長男はというと。

頭上で轟音をあげるバーナーの音と熱に完全にびびってしゃがみこんでました。なんかごめん。

籐製のかごの中は大きなガスボンベものっているのでわりと狭く、パイロット含め大人3〜4人も乗ればぎゅうぎゅうになる感じでした。

あっという間に体験搭乗を終え地上へ。いやー、貴重な体験をさせていただきました!楽しかった!

演さんに少しお話を伺ったところ、もともとこの熱気球体験は昨年開催の北中城まつりで行う予定だったそうなのですが、コロナの影響でオンライン開催になってしまったため今のタイミングで開催することになったのだとか。そして、てっきり器材類もパイロットの方も本土から呼んでいるものだと思っていたら、北中城村内で『安座間珈琲』というコーヒーショップを営む沖縄の方がパイロットで、器材一式も安座間さんの持ち物だということ。どゆことー!
 

安座間珈琲さんへ

というわけで後日、北中城村仲順にある安座間珈琲さんを訪れてみました。


看板に気球!


店内にも気球!

店内に入ると深呼吸したくなる珈琲のいい香りでいっぱい。
現在テイクアウトのみで営業されており、コーヒー豆の他にドリンク類も購入できます。

店主の安座間さんに少しお話を伺ったところ、もともと長野県の佐久市というところで熱気球の事業に携わっており、そのときに操縦士の資格をとられたのだそう。
その後、お父様が亡くなられたタイミングで沖縄に拠点を戻し、お父様が手掛けていたコーヒー農園を引き継ぐとともに店舗もオープン。沖縄移民として親戚の方が多数ペルーにいることから、ペルー産の豆を使ったオーガニックコーヒーを提供されています。

そして、コーヒー店と並行して現在もインストラクターとして長野県に行き来したり、全国各地で行われるバルーンフェスティバルに出場するなど熱気球にも携わり続けているそう。今後は仲間とともにモンゴルやトルコのカッパドキアに熱気球遠征を計画をしていたりと、もうとにかく熱気球に対する情熱が溢れ出ていてお話がとても面白く時間を忘れて聞き入ってしまいました。

そしてコーヒーも美味しい!ラベルにももちろん熱気球が描かれています。

中城公園で熱気球搭乗体験をしたら、沖縄で熱気球のパイロット資格を持つすごい方にも出会えたよ、というお話でした。また熱気球関連のイベントが行われるかもしれないので、北中城村観光協会のFacebookページやTwitterInstagramを要チェックですぞ!

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