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『通り』を歩く vol.4 - すずらん通り
沖縄に数多く残る昔ながらの商店街や社交街。
表通りから一本入ると途端に濃い沖縄の雰囲気が漂っている、そんなちょっとディープな沖縄の『通り』を歩いてみたいと思います。
第4回となる今回は、宜野湾市にあるすずらん通りです。
通りの看板はないけどオレンジ色のマンション「メゾンすずらん」が目印
すずらん通りはどこにある?
まずはすずらん通りの場所ですが、普天間交差点のすぐ近く。街図にもあるとおり、この通りがすずらん通りです。
以前からこのあたりは歩いてみると面白そうな街並みだなーと思っていたので、今回はすずらん通りを中心に一帯をウロウロしてみました。ちなみにすずらん通りと交差しているのは万年通り。なんとも縁起のいいネーミングです。
歩き始めてまず最初に目に飛び込んできたのはこちら、理容室の小さな看板。DEE読者ならばキュン必至ですね。
一階部分の美しいレンガの壁と二階のアーチ、パーフェクトドリームという強めの店名のスナック。すべてが完璧です。
街歩きで忘れちゃならないお楽しみが、デザイン鉄門扉。こちらの門扉は上部の丸の中に咲いた可憐な花のデザインが素敵です。門扉好きなモンピストな方々は是非こちらもあわせてご覧ください。
ものすごく堂々とした店構えの大学食堂。既に閉業されているようでしたが、いったいどんなメニューがあったのか、そして普天間周辺に大学はないのに何故「大学」なのか、気になります。
と、ここですずらん通りの反対側まで歩いてきました。午前早い時間だったので殆ど開いている店もなく、また沖縄県のまん防のためスナックは軒並み休業中。おそらく普段なら夜にとても賑わう街なのでしょうが、今回はとても静かなすずらん通りでした。
折り返して万年通りへ
V字を折り返してこんどは万年通りへ。
壁に直書きされたペプシのロゴとフードスタッフの文字が素敵。
万年通りを国道330号に向かってしばらく歩いていくと、以前小ネタでも紹介したブラックデビルが出現。一回の日本料理屋さんのランチが美味しそうでした。
螺旋階段がついた宮殿のようなスナックビル。スナックゆえに窓がないのがまた怪しい雰囲気です。スナックビルについてはわりとユニークな建造物が多いので、いちどきちんと集めて特集にしたいなと思っています。
こちらは今どき珍しい素敵なネオンサイン。光っているところを猛烈に見てみたいです。
「鉢をつくり 木を売ります」これなんでしょう、ポエム?
330号線に突き当たり、普天間といえばおなじみの三角食堂に出ました。今の時期はちょうど緋寒桜が満開できれいですね。
名もなき通りもくまなく歩いて
三角食堂をまた反対方向に折り返していくと、遠くからでも目立つ立派な松の木(?)のトンネルが。
建物を覆うように見事に枝が広がっています。
木の下には、総合修繕屋の看板が。
セメント瓦の建物と赤瓦の建物、どちらも修繕屋さんのようで二棟並んですごくいい雰囲気でした。のぞいてみたくなります。
これはちょっと珍しい花ブロックのひんぷん。おしゃれです。
こちらも休業中でしたが「酒食の店 品」という店名に強く惹かれて思わず撮影してしまった一枚。
住宅のなかに突如としてめちゃくちゃ立派なお墓があったりするのも沖縄ならでは。
このテカテカした茶色の外壁も最近見なくなりましたよね。花ブロックがいい感じにアクセントになっています。
すごくかわいいペンギンのステッカーがたくさん貼られた窓。
次はどの通りを歩こうか
というわけで、今回は宜野湾市普天間のすずらん通りを中心に、万年通り、そしてその周辺を歩いてみました。
スナック街と住宅街が入り交じるディープな雰囲気。そして昔ながらの店が多い中にもポツポツと新しいお店もあったりして、コロナが落ち着いた頃に夕方〜夜にかけて歩いてみるもの楽しそうだなと思いました。
ちょっと気になるけど車で通り掛かるだけでわざわざ歩く機会の無い、そんな沖縄県内のディープな通りの表情をこれからもお届けしていきたいと思います。
それでは最後に。
Deeeeeeeeee!