どうしようもない僕に沖縄そば乾麺がおりてきた

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スーパーで並んでいる「沖縄そば乾麺」は結構種類がある気がするが違いがあるのだろうか。比べてみた。

なかなか収束しないコロナ禍、取材にも行けず、保育園はお休み、小学校はオンライン授業、なのに仕事は休めない、そして記事の締め切りが今日。

そんなピンチに私たちはいったい何ができるのでしょうか。

そうだ。沖縄そば乾麺だ。

沖縄のスーパーには沖縄そばコーナーがありますが、生麺タイプのものだけでなく乾麺タイプのものもあります。この乾麺、いったいどのような違いがあるのでしょうか?違いを比べてみたいと思います。

ちなみに生麺タイプの沖縄そばについては各メーカーの沖縄そば麺、味じゃない調査、そしてそばだしについてはどうしようもない僕に沖縄そばだしがおりてきたをご覧ください。

 

集まれ!沖縄そば乾麺

さて、さっそくスーパーに足を運んで沖縄そば乾麺を買ってきました。スーパーで買ってきた沖縄そば乾麺は6種類。こうしてみると色々なバリエーションがありますね。

…いえ。すみません。嘘つきました。

実はですね。よくよく見てみると…

メーカー、二種類しかありませんでした。

しかも、通常の麺、平麺の2種類みたいなバリエーションなんですよね。これほとんど違いがないのでは…。

 

それぞれの違いを確かめる

不吉な予感がしましたが、気を取り直してまずは沖縄そば乾麺のラインナップについてご紹介です。

沖縄そば 中太麺(マルタケ食品)

最初はマルタケ食品の沖縄そば中太麺。パッケージには「美味風趣」「伝統の味」の文字がおどります。中太麺の下には小さな文字で「当社比」と書かれています。

裏はこんな感じ。特筆すべきは「沖縄そばのゆで方」で茹で上がった後に食用油をまぶすという工程が書かれています。そもそも沖縄そばの定義には「仕上げに油処理がされているもの」というのがあるので厳密に言うと沖縄そば乾麺は沖縄そばの定義にはあてはまりません。作り方にはそのあたりのことが考慮されているのかもしれません。

ちなみにマルタケ食品の沖縄そば乾麺は鹿児島にあるヒガシマルという会社で製造されているようで、販売者がマルタケ食品のようです。

 

琉球そば(マルタケ食品)

続いては「琉球そば」。パッケージには「郷愁美味」「沖縄の味」の文字。平麺です。

沖縄そばならぬ、琉球そば…。こちらもひょっとしたら沖縄そば乾麺が、沖縄そばの定義にあてはまっていないための回避策みたいなものなのかなと思いました。

 

沖縄そば(マルタケ食品)

続いてもマルタケ食品の沖縄そば。「守礼の邦」「郷土の味」の文字。

こちらはどうも麺は沖縄そば 中太麺と同じものが使われているようです。違いは麺が1人前分でまとめられていることと、顆粒タイプのそばだしが付属していること。お土産なんかに重宝しそうなタイプです。

 

支那そば(マルタケ食品)

マルタケ食品の最後は「支那そば」。もはや沖縄そばでもないですが、調理例には沖縄そばも映っているのでラインナップに入れておきました。パッケージの文字は「味自慢」「伝承彩膳」。

支那そばは「召し上がり方」に「支那そばチャンプルー」が載っており、ソーメンみたいな扱いなのかもしれません。すごく昔に「スナック母子家庭」でソーメンタシヤーを作ってもらったことがあるのですが、たしかこの麺でした。すごく美味しかった記憶があります。

 

アワセそば 細麺(アワセそば)

続いてはアワセそば。沖縄市に工場があります。パッケージには小麦があしらわれ、「沖縄風味」の文字が。

こちらの作り方には油をまぶす工程は書かれていませんでした。また「名称」は乾麺(沖縄そば)となっています。マルタケ食品のラインナップはすべて「干し中華めん」だったので何かしら製造方法に違いがあるのではないかと思われます。

 

アワセそば 平麺(アワセそば)

こちらは平麺タイプのアワセそば。パッケージはほぼ一緒です。

 

とりあえず全ての麺を外に出してみました。太さを比べてみると、一番細いのは「支那そば」でマルタケ食品の「沖縄そば中太麺」と「アワセそば 細麺」が同じくらい、「琉球そば」と「アワセそば 平麺」が同じくらいの太さでした。

長さはアワセそばの方が若干長いです。

さて、ここまで読み進めてきた読者諸賢におかれましては「これ、単に太さが違う同じ商品なんじゃないか?」と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。…そうなんですよ。僕もそう思ってます。

 

味を比べてみる

いや。まだ分かりません。とりあえず茹でてみます。パッケージ通り、支那そばは4分、他の乾麺は5分をタイマーで計って茹で上げます。

茹で上がったものが上の写真です。それでは食べてみましょう。

さて、結果だけお伝えしますとマルタケ食品のラインナップは太さが異なるだけでした(たぶん)。

ひょっとしたら何かしらの違いがあるのかもしれませんが、素人舌には違いがわからないレベル。ただ、太さによって全然食感が違うので、ケースバイケースで使い分けできそうです。

麺はあまりコシが強くなく、口の中でブチブチと切れる感じの食感ですが、これはこれでアリな気がします。

そして、アワセそばはマルタケ食品のものと違って、麺に結構コシを感じます。同じ茹で時間なのにコシが違うのはやはり何か作り方に違いがあるのかもしれません。個人的には細麺の食感が好きです。味はマルタケ食品のものと区別がつくほどの違いはありませんでした。

 

以上、総括しますと

・沖縄そばの乾麺は主に2メーカーのものしかない
・メーカー内のラインナップは麺の太さの違い
・メーカーごとにははっきり分かる違いがある(コシ)

ということになります。

昨今では割と気軽に県外でも沖縄そばの生麺が手に入ったり、取り寄せできちゃう時代でなかなか乾麺を食べる機会はないかもしれません。でも乾麺には乾麺の魅力があるわけで、沖縄そば乾麺を選ぶ際に参考になれば幸いです。

そして何もない状態から記事を書けた自分を誉めたい…!本日は以上です。

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