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ドラゴンフルーツの皮は本当にマグロになるのか
ドラゴンフルーツ(別名ピタヤ)は元は中南米の熱帯雨林原産ですが、2000年ぐらいから沖縄や奄美諸島などでも盛んに作られるようになった南国フルーツ。
沖縄では7月頃から出回り例年11月頃まで販売され、サッパリした甘さが人気です。
「ごま塩ごはん専用の茶碗を作った」より
以前、ドラゴンフルーツの皮みたいな茶碗にごま塩ごはんを入れたらドラゴンフルーツになるんじゃないかと思ってやってみましたが、めちゃくちゃ上出来(自画自賛型)で、これでドラゴンフルーツの最終局面は迎えたなと思っていたんですが、最近信じられないことを聞きました。
その話とはドラゴンフルーツの皮を醤油に漬けるとマグロになるというもの。
嘘だろ?
というか、ドラゴンフルーツって皮も食べられるらしいのです。知らなかった!
この皮がマグロに..?そんなのを聞いたらやらざるを得ないのです。さっそくやってみましょう。
ドラゴンフルーツの皮
ちなみにドラゴンフルーツの皮は手でツルッと剥がすことができます。
果肉がない方がいいだろうと、少し残っていた中身はスプーンで削ぎました。
今のところマグロ感はまだありません。
- 棘の部分もない方が良さそう
- マグロではありませんが、ドラゴンフルーツでもなくなった何か
皮の薄皮もない方がいいのかと思いましたが、急に工程が大変そうだったので薄皮はそのままにします。
マグロの柵...というより大きなしば漬けに見えますね。
煮て刺身として食べる
- マグロにするには一旦煮た方が良いそう
- 煮汁がきれいです
煮たドラゴンフルーツの皮をマグロのように切ってみました。
色が赤すぎてマグロというより馬刺しに見えます。
あとドラゴンフルーツはサボテン科のくだものなのでサボテン特有のぬめり(アロエのような)も表面に出てきて、こんなんマグロにある??と半信半疑になります。
わさび醤油でいただきます。
- 初ドラゴンフルーツの皮
- ...まぐろ?
食べてみると醤油の味と食感で一瞬マグロ!?となるんですが、切り身の厚さの問題なのか、すぐに醤油よりも青臭さが出てきてしまって現実に戻されます。
思っていたよりはぬめりは気になりませんでしたが、正直これはマグロではない。
漬けにしよう
もっと皮に醤油が馴染んでいた方が良さそうなので、わさび醤油に漬けます。3時間ぐらい放置。
マグロアボカド丼にしました。
アボカドの真下にあるのは本当のマグロ、その右側がドラゴンフルーツの皮です。
こうやると、マグロの違う部位に見えないこともないですね。
- 食べてみます
- ガタッ!
食べてみると、マグロ!!マグロじゃないけどマグロ!
本物のマグロとドラゴンフルーツの皮を交互に食べてみましたが、食感も味ももちろん違うんですが、どっちもマグロだと脳は判断します。大きくは魚臭さがあるかが違うのですが、だから本物のマグロの方が美味しいというよりは、好みの問題のような。
ドラゴンフルーツの皮だって、ドラゴンフルーツの皮で美味しいのです。
こ、これは!発見した人すごいですね。
2年ぐらい刺身を食べてなかったら確実に騙されるし、ヴィーガンの人だけじゃなく、なかなか生魚が食べられない地域の人や、アレルギーなんかで魚を食べられなくなってしまった人なんかには、狂喜乱舞してしまうんじゃないかなと思いました(状況によっては余計しんどくなるかもしれませんが)。
ということでドラゴンフルーツの皮+醤油=マグロはほとんど本当でした。
そしてプリン+醤油=ウニ説があるように、もしかしたら他のフルーツの皮も醤油に漬けたら何かになるのかもしれないので、その辺も今後調査価値ありとして本日は終わります。