- DEEokinawaトップ
- 特集
- ふちゃぎを進化させてみる vol.3
ふちゃぎを進化させてみる vol.3
昨日は十五夜でしたね。
今年は8年ぶりに十五夜が満月と重なったそうで、ここ沖縄でも雲が多かったものの美しい中秋の名月が楽しめました。
朝日と月見の名所、中城村南上原の東太陽(アガリティーダ)橋
さて沖縄で十五夜といえば、なにはなくともふちゃぎです。
あのインパクトが強すぎるビジュアルの餅が、今年もスーパーなどにずらりと並びました。
サンエーで購入したふちゃぎの原材料はこんなかんじ。寒天も入ってるんですね。
我々DEEokinawaでは、これまでに様々な方法でこのふちゃぎを進化させてきたわけですが、6年ぶり3度目となる今回さらにふちゃぎを進化させてみたいと思います。
・ふちゃぎを進化させてみる
・ふちゃぎを進化させてみる vol.2
令和のふちゃぎの進化ぶりをとくとご覧あれ!
ホットサンドふちゃぎ
過去の進化ぶりを振り返ってみると、意外なことにスタンダードな”焼く”という調理法が行われていませんでした。
なので、まずは焼いてみます。ですが令和の進化を謳った以上、ただ焼くだけというもなんなのでホットサンド風にしてみたいと思います。
コンロ周りが汚いのは許してください
ホットサンドメーカーに挟んでみましたが、今回用意したサンエーのふちゃぎが比較的平たいタイプだったため、きちんとプレスできそうにもありません。
そこで作戦を変更し、鉄のフライパン2枚で挟んで圧力をかけながら挟み焼きにしてみます。
上からむぎゅうううううううう〜と押し付けて。
はいできあがり。ちょっとした羽根のようなものができました。
一見ナンのようですが、こちらがホットサンドふちゃぎです。
食べてみた感想としては、温かいふちゃぎ。
...いやそのまんまなんですが、温めることによって常温よりも餅がふんわり柔らかくなって美味しかったです。あと羽根の部分でちょっぴりカリッとした食感も楽しめるのもお得な感じがします。
常温よりも餅の伸びも良くなった気がします
チーズふちゃぎ
お次はとろけるチーズでふちゃぎを進化させてみます。チーズかければなんでも美味しくなる説!
今ちょうどマクドナルドで販売している季節限定メニューの『チーズ月見』みたいなノリで呼んでいただけると幸いです。
\チーズふちゃぎ!/
とろけるスライスチーズを半分にちぎり、ふちゃぎを挟んでオーブントースターにイン。
チーズがとろけるまで熱したらOKです。簡単。
クッキングペーパーのほうが美味しそうな色に焼けた
オーブントースターを開けると、チーズのなんともいえない美味しそうな香りがふわり。
はい、チーズふちゃぎ。ご想像どおり間違いなく美味しいやつでした。
砂糖なしふちゃぎはそのまま食べると、豆の塩気のみでほぼ無味なのですが、チーズを加えることによってほどよい塩気と旨味が楽しめます。
お醤油をたらりとしても最高でした。おーい酒もってきてくれー。
ふちゃトッツォ
みなさんは『マリトッツォ』ってご存知でしょうか。ブリオッシュ生地に生クリームやカスタードクリームを挟んだ菓子パン?洋菓子?で、ここ数ヶ月で爆発的なブームになっているやつです。まあ私はまだ食べたこと無いんですが、シュークリームみたいな感じですかね?
そんなマリトッツォとふちゃぎの融合です。
取り出したるはホイップクリーム。それにしても今は便利なものが売ってますね。
これをこうしてこうじゃ!
ふちゃぎで生クリームを挟んだら、ふちゃトッツォの完成です。
ふちゃぎが平べったいタイプだったのでこの形状になりましたが、もし厚みのあるふちゃぎの場合は横から切り込みを入れてそこにクリームを入れるとよりマリトッツォらしくなるかと思います。
そしてこれまた美味しい!完全にクリーム大福です。このまま和菓子屋さんに売っていても違和感ありません。
おはぎとマリトッツォを融合させた『はぎトッツォ』やお寿司をマリトッツォのような形に整えた『すしトッツォ』などがSNSを賑わせていますが、沖縄は『ふちゃトッツォ』で決まりですね。どうしよう、バズっちゃう。
ふちゃペチーノ
最後の一品は、上の見出しで出落ち感満載です。すみません、これが言いたかっただけなんです。
ふちゃぎをスターバックスのフラペチーノ風に進化させてみます。
まずは前日から牛乳氷を作っておきます。
製氷皿がなかったのでジップロック袋に入れて凍らせました。
一晩ほど冷凍庫に入れて牛乳氷ができたら、適当に割ってミキサーへ。濃いめに作ってシロップも加えたインスタントコーヒーを入れます。エスプレッソならより本格的。
全体がなめらかになるまでガガガーーーっとミキサーにかけたらグラスに注ぎ、
ふちゃぎの豆をトッピングしていきます。そして餅のことは潔く忘れましょう。
ストローを挿したらふちゃペチーノの完成です。なんか見たことあるようなロゴがついてますが気にしないでください。
まずフラペチーノ部分は美味しくできていました。そして肝心の豆ですが... ストローに詰まって飲めませんでした。
スプーンですくいながら食べましたが、タピオカ用の太いストローであれば一緒に吸い込めたのかもしれません。
味のほうはというと「ああ、なんかフラペチーノに豆が入っているなあ...」という感想。そもそも豆にもそんなに味がないので、食感を楽しむぐらいでしょうか。悪くないんですが。すべては『ふちゃペチーノ』って言いたかっただけです。
総括
というわけで令和のふちゃぎの進化をご覧に入れましたが、いかがだったでしょうか。
今回も劣化ではなく進化であったと信じたいところです。
私のいち押しは『ふちゃトッツォ』。ふつうに美味しいので、砂糖ありを買うつもりが間違えて砂糖なしを買ってしまった!これじゃ子どもたちが食べないわ〜というシーンにもおすすめです。
今日明日あたり、余ったふちゃぎがたくさんあって困ったという方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいませ。