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無限ソーラーゆらゆらジュリ馬祭り
ジュリ馬まつりとは
詳しく知りたい方は以前の記事『初めての「ジュリ馬祭り」見学記(2011.02.25)』を読んでいただければと思うのですが、簡単にジュリ馬まつりを説明すると、旧暦の1月20日に那覇市辻で行われる、辻遊郭で働いていた女性たちが着飾って演舞を披露する年一回の神事でありお祭り(最近は神事とジュリ馬まつりは別の日程で行われています)。
かつては那覇まつり、那覇ハーリーと並ぶ那覇三大祭りのひとつと言われ、300年以上の歴史があります。
一度途絶えた経緯がありますが、2000年に12年振りに再開され、2019年は30年ぶりに旗頭が参加したり、ジュリ馬まつりの参加者も増えてどんどん昔の賑わいに近づいてきています。
ただこのご時世なので2020年は中止、2021年はまだ開催か中止か発表はされていないものの、幅広い年齢の方が参加されたり、多くの人が集まってしまうので大々的な行事にするのは厳しいかもしれません。
ソーラーゆらゆら人形
そこで、これです。
太陽の光で動くソーラーゆらゆら人形。
電池不要で永遠に動くらしい。
この動き。ちょっと変えたり衣装を着せたらジュリ馬まつりの「ゆいゆいゆいゆい」の部分になるんじゃないでしょうか。
ゆいゆいゆいゆい
作りとしては簡単で、下に重り兼磁石がついていて、磁石が反発する力で棒を振り子のように動かし、ひっかけてある体と頭を揺動させています。
ソーラーゆらゆら人形でジュリ馬を作る
人形を取ったらこんな感じです。この状態だと下部のT字部分だけが揺れています。
針金を使って手の骨組みを作ります。
どれぐらいの重さまで耐えられるのかは不明ですが、このぐらいの針金だと動きには影響がないようです。
軽い紙粘土で頭をつけてみます。
腕から先だけを動かしたいので頭は不動にします。
なんとなく着物を着せてみたところ。
こっわ。首が長すぎる。
頭の位置を変えました。
いろいろやっている中でもずっと動いていて、なんというかものすごく健気でかわいい。
しかしこれがちゃんとこうなるのでしょうか。
振り子になる棒や、パーツの接続部分などにものが被ってしまうと一瞬で動かなくなるので調整しつつ進めます。
着飾ろう
ジュリ馬祭りは遊郭で働くジュリにとって、1年に1度だけ普段は会えない家族に自分が一人前になった姿を見せられる大切な機会でした。
衣装・小物・香水・化粧をこの日のために揃えたので、ジュリたちがジュリ馬行列に費やす費用で那覇の経済が左右されたほどだったそう。
ソーラー人形だって同じように着飾ってあげましょう。
紅型までは用意できなかったので、沖縄風生地を買ってきました。
動作部分に影響しないように、かつ着物っぽく...。
むっちゃ難しかったです!
どうにか着せられました。
馬もつけた!
踊り子に魂を宿します...!
美しい。
鉢巻も巻いて完成。
もう一人作ってみよう
ひとり作ったことで、腕しか動かない上に着物も着せたら、せっかくの動きがわかりづらいことが判明。
そこで今度は人形ごと踊り子にしてみることに。
いや、でもこのままだとやはり重過ぎて動かなかったりしたので、これから鬼の調整をしました。
頭を使うと大き過ぎてバランスが悪かったので、頭は粘土だけに。
なんとなくできました。
「ゆいゆい」できるのか
完成したふたりのジュリ馬です。
室内の光では動きがにぶいので窓の近くにおきます。
ではご覧ください。
ソーラーゆらゆらジュリ馬ゆいゆい。
やだ!かんわいいい!!!!
やっぱり身体ごと動かす方がわかりやすくていいですね。
沖縄の新しいお土産ものとしてどうでしょうか。だれか一緒に作りましょう。