- DEEokinawaトップ
- 特集
- 【沖縄de山登り】そうさ今こそ玉城アドベンチャー!
【沖縄de山登り】そうさ今こそ玉城アドベンチャー!
沖縄といえば海!というイメージのせいか、あまり陽の目をみない沖縄の山々。
しかしそこは南国特有の動植物の宝庫なのです。
DEEokinawaではこれまで、
・白ブリーフでつくる「与那覇岳」
・沖縄で富士山に登山してみる
・山に分け入りドングリを拾いに行こう
・大石林山でパワースポットと奇岩めぐり
・【沖縄de山登り】石川岳
・八重山行ったら登っとけ!絶景の野底マーペー
・沖縄県の最低峰に登ってみたい(前編/後編)
・西原富士と呼ばれる運玉森に登ってきた
といった山関連の記事をお届けしてきました(純粋な山関連でないものも多々ありますが)。
私も個人的に年間を通じてわりと沖縄の山には登っているのですが(純粋に楽しんで記事にするのを忘れる)、今回はここは紹介紹介しなければ!でも本当は紹介したくない!という久しぶりの気持ちのせめぎ合いが起こる場所に行ったので、本当は本当に秘密にして静かに楽しみたい気持ちもありつつ紹介させていただきます。
それがこちらです。
アドベンチャーウォーク(@玉城少年自然の家)。
最初この看板を見たときは少年自然の家なのに、文字がおどろおどろしすぎじゃないかと思ったのですが、この看板ぐらい気持ちを引き締めていかないといろんな意味でヤバい場所でした。
沖縄県立玉城青少年の家
沖縄県立玉城青少年の家は、沖縄本島の南部、南城市玉城にある青少年の健全育成や社会教育の振興を図るための社会教育施設です。
施設は主に学校やクラブ活動の宿泊や活動、研修などに使われるものですが、個人でも一部は使用可能。
今回紹介するアドベンチャーウォークも事前予約などは特に必要がないので、行く場合は当日事務所に申し出ればOKです。
アドベンチャーウォークの案内図。
基本的に一方通行で山の中をぐるりと一周して戻ってくるコースです。
大人の足で40分ほどと案内がありました。
それでは行ってみよう
スタート直後。
舗装などはされていませんが、人が歩けるように道があります。
家族で行ったのですが、私たち以外は人はおらずめちゃくちゃのどか。この時点で自然に癒されて心が解きほぐされていくような気がしました。ええやんー。
途中に二箇所ぐらいエスケープ道もあるようです。たぶんロープを超えて道を行けば管理棟に戻れるのだと思います。
- 崖側はロープが張ってあって優しいつくり
- 落ちるな危険
- 急な登りには木の階段
- 何もないところは頑張って岩をよじのぼります
木々の間から海が見えました。天国かよ。
ちょっとずつ難易度が高くなる
結構な下り坂。
補助用ロープが増えて増えてきました。
コース内を歩いているだけなんですが、人が全然いないしロープがない場所などはちょっと遭難している気持ちになります。
洞穴のようなものがある。まぁ道はあっちではないだろう。
とか思ったらすぐに穴に入らないといけなかったり。
赤ペンキは危険っぽいけど案内矢印です。
横にロープがなければ、入れなさそうな洞穴。
洞穴には薄暗い中に香炉のようなものがありました。ここまでお参りにくるの大変そうです。
と思ったらその先にお墓。
ここでシーミーとか難易度高すぎません?
(あとで施設の人に聞いたら、近道があるとか)
たしかにお墓の近くの崖の中の道のようなものがあったけどここが近道?
やっぱり難易度高すぎませんか?
景色がすごい
迫り来る琉球石灰岩の岩壁と緑の景色がすごすぎて、普段閉じている第三の眼が開眼しそうになります。
...。
いやなんか書けよって感じですが、言葉が出ないなと思って。
でも歩いているときも気持ちがファーっとなって、口半開きでした。
木の根が椅子のようになっていて「巨人のゆりかご」と呼ばれている場所。
上から見るとこんな感じでした。
他の木々もものすごい根を下に張って生きていました。
注意看板のようになったらもう終わりだと思ったやつ。
ここを登ったらゴールも間近。
玉城グスク
久しぶりに見る人工物に帰って来た!と思いました。
階段を駆け上がると
玉城城跡です。
石灰岩をくり抜いた印象的な円形の城門がかっこいいですね。
玉城城跡は琉球王朝時代からの「東御廻り(あがりうまーい)」の拝所の1つです。
歩いて暑かったので海風がめちゃくちゃ気持ちよかった。
ハート?
このコースあと数ヶ月らしいです
玉城城跡を降りたらスタートの少年自然の家の隣に出るのでそれでゴール。
3歳の娘もいたのでゆっくり歩いて1時間弱でした。
ただ今回紹介したコースはあと数ヶ月で終わり。
少年自然の家が建て替わるそうで、新しい施設建設のためにコースの前半が使えなくなるそうです。
(短くなりますがアドベンチャーウォーク自体は閉鎖されないそうです)
玉城少年自然の家では、個人参加もできるようなプログラムを定期的に開催しているようです。
詳しくは公式サイトを確認してください。
楽しかったので帰りの車で娘に「また行こうね!」と言ったら、「行かない」と言ってましたが。
3歳児にはちょっとハードだったようです。まぁこの翌週にまた行ったけど!
コロナ禍のいまだからこそ、こういう場所を開放してくれているのが本当にありがたいです。
それではまたどこかの山で。