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むちゃむちゃムーチーの正しい食べ方を考える
2021年1月20日は旧暦12月8日にあたり、ムーチーの日でした。月桃に包んだ「カーサムーチー」を食べるのが習わしとされていますが、皆さんは食べましたか?
さて、そんなムーチーですがモチが月桃の葉にくっついてなかなかキレイに食べる事ができないという「ムーチーむちゃむちゃ問題」というものがあります。
我々DEEokinawaではこの沖縄県民を長らく悩ませてきた問題に終止符を打つべく、どのようにムーチーをつくればくっつかないのか調査を行いました。結果、固めにつくればくっつかないという(当たり前?)の結論に至りました。
これで「むちゃむちゃムーチー」は解決した…そう思っていたのですが悲劇は起きました。
今年編集部のmiooonが買ったムーチーがものすごいむちゃむちゃだったらしいのです。
そう。むちゃむちゃしないムーチーはあくまで、自作する時のコツであり購入したムーチーに対して我々はあまりに無力…。
というわけで、むちゃむちゃしたムーチーを正しく食べる方法について今回は模索してみたいと思います。
むちゃむちゃムーチーをつくる
早速、正しいムーチーの食べ方を考えよう…と思ってムーチーを買ってきたのですが、今販売されているムーチーってそこまでむちゃむちゃしてないんですよね。
材料を見てみると、モチ粉の他にマッシュポテトだったりが含まれており、各社葉っぱから取りやすい工夫をしているのではないかと思います。miooonが買ったムーチーはいつの間にか息子に食べられてしまったらしく、むちゃむちゃするムーチーが手元にありません。
仕方がないので、むちゃむちゃムーチーを作るところからスタートしたいと思います。
前の検証で、固めに作ったムーチーは葉っぱに付きにくいという結論が出ていました。今回はその逆でかなり水分を多めにてドロドロのムーチーを作りました。
これを月桃の葉に包み、蒸し上げて
むちゃむちゃするムーチーの完成です!!わざわざムーチーを作るあたりに何かに負けた気がするのですがまぁ気にしないでおきます。
むちゃむちゃムーチーはどのように食べるのが正解なのか
さて、出来上がったムーチーを開いてみるとかなりむちゃむちゃしています。餅部分がかなり柔らかいので、葉っぱから餅を取り出すことも難しそう。このムーチーの正しい食べ方を考えていきましょう。
かぶりつく
余計な小細工はせず、ただムーチーを感じるオーソドックススタイル。僕はいつもこのスタイルです。
このスタイルの問題は、口の周りがベタベタすることと、効率良くムーチーを食べきることができないという点にあるかと思います。力加減を間違えると月桃の葉を食べてしまうことになり、どこまで口で餅をこそげ取れるかがポイントになります。
箸で巻き付ける
ネットで「上手なムーチーの食べ方」の検索で見つけた方法。ムーチーを箸で巻き付けて取ることで手を汚さずムーチーを食べる事ができる、という方法らしいです。
なるほど!と思ったのですが、ムーチーを巻き取って食べるためにはある程度の固さが必用だったみたいです。柔らかいムーチーは何度も箸で取る必用があり、食べ終わるまでに30分くらいかかりそうでした。ただ、確かに手は汚れにくいです。
根元を結んで食べる
これは割と古来から伝わるスタイルで、ムーチーが包まれている月桃を反対側に折るような感じで持ち(根元を結ぶとよい)食べるやりかたです。ちょっと作ったムーチーを包んでいた月桃の葉が小さかったので根元を結ぶのは無理でした。
これまた、ある程度固さがあるムーチーであれば餅を浮かせながら食べることができ、道具も必用無いのでアリだと思うのですが、むちゃむちゃムーチーの場合、かぶりつくと結果が変わりませんでした。あと手にめっちゃムーチーがつく。
スプーンで食べる
次はムーチーをスプーンで食べるというやり方。miooon家はこの方法を採っているらしいです。
箸で巻き付けるやり方となんか違うのかよ、と思っていたのですが確かに食べやすいです…!スプーンでムーチーをこそげ落とすことにより、圧倒的に無駄なくムーチーを食べることができました。これが正解なんだと思います。
葉っぱを細かく裂く
これも誰かに教わったやりかたなのですが、月桃の葉を細かく裂いて剥いていくことによりムーチーをきれいに取り外せるというやりかたです。
やってみると確かに葉っぱに餅がつくことなく、月桃をむくことができました(ちょっと感動した)。この方法を採ればどんなむちゃむちゃムーチーでもほぼ100%全てを食べることが可能になりそうなのですが、めちゃくちゃ時間がかかります。
最終的に面倒臭くなってかぶりつきました。
粉をまぶす
ふと、思いついたのですがベトベトならば粉をまぶせばいいんじゃないでしょうか。というわけできな粉を用意しました。
きな粉をまぶすことによって、うまく食べられるのではと思ったんですが、よく考えたら月桃からムーチーを取り外す術がありませんでした。
結局かぶりつきましたが、きな粉をまぶすことによってひと味変わった味わいになったので、これはこれでアリなのかもしれません。
むちゃむちゃムーチーにはスプーン
というわけで、様々な方法でむちゃむちゃムーチーの食べ方を考えてみました。結果として一番おすすめしたいのはスプーンで食べるやりかた。手軽に手を汚さずムーチーを食べられます。時点で月桃を細かく裂いていく方法。手が汚れるが難点ですが、うまくいけばスプーンよりも多くのムーチーを食べることが可能になりそうな可能性を感じました。
でもまぁ僕は手をベトベトにしてかぶりつくのが一番性に合ってる気がします。
この記事をご覧の読者諸賢で、「こんな方法がある」というのをご存じの方がいらっしゃったらぜひコメントなどで教えて頂けると幸いです。
それでは来年のムーチーでまたお会いしましょう。