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できるかな?キラキラ島ぞうり
憧れのキラキラシューズ
日の入りが早くなって17時半ぐらいからは薄暗くなってくる今日この頃。
夕方の保育園のお迎え時に辺りが暗いと、夏にはなかった要求が子供から出てきます。
それが
「あの靴ほしー!」
暗くなると、お友達が履いている歩くと光る靴がめちゃくちゃ目立つようになるので、それを見たら羨ましくて羨ましくて...買ってー!ってなるあのやつですね。
光る靴ってかっこいいもんね。
じゃあお母さんが作ってあげようね。島ぞうりで。
はい、島ぞうりでです。
ということで、本日は島ぞうりをキラキラに光らせたいと思います。
ちなみにこれまで島ぞうりでできるかな?シリーズは
・できるかな?瞬足島ぞうり
・できるかな?ローラー島ぞうり
・できるかな?シークレット島ぞうり
・できるかな?ジャンピング島ぞうり
・できるかな?お財布島ぞうり
があります。
ちなみにローラー島ぞうり以外はすべて月間ワーストに入っています。
ワースト率80%。...それでも島ぞうりを改造する理由、それはそこに島ぞうりがあるからです。
さぁ作ろう
最初は100円均一で購入したタッチライトを改造しようと思っていたんです。
タッチライトで光った光を光ファイバーで靴の側面に広げればいいんじゃないかと。
でもそれを見たやんばるたろうさんが言うんですね。
「テープ状のLEDを使った方が綺麗じゃない?」って。
「国宝「玉冠(たまのおかんむり)」はイルミネーションになるんじゃないか」より
王冠の記事の写真を見たら、それもそうだ!と思うじゃないですか。
そこですぐに沖縄の秋葉原と呼ばれる沖縄電子さんに行ったんです。
でも電子のおじさんに相談したら、LEDテープを光らせるには大きな電力が必要で、単三電池を使うとしたら8本ぐらいいるから靴の中に仕込むには不向きなんじゃないかと。
島ぞうりに仕込めるのは単三電池2本ぐらいが限界。
歩いたら光るようにスイッチ。
少ない電力でも光るらしいLED発光アソートメント
半分以上、わたしが何をしたいかわかっていなかったと思いますが、おじさんがこれならいけるんじゃない?と用意してくれたのは上記の3つの用品と、この設計図。
電池とLEDライトの間にスイッチを仕込んで、スイッチを押すとライトが光るという仕組みです。
久しぶりの電子工作
というか、DEEをやってるので普通の大人よりは工作をする機会は多いと思うのですが、はんだ付けをするような工作は小学生ぶり。およそ30年ぶりなのです。
先のおじさんに相談している時も、「スイッチとライトはどうやって繋ぐんですか?」とか電子工作をする上での最低ライン以下の質問とかをしたのでおじさんは頭をかかえておられました。ちなみに正解は赤黒の電気用軟銅線です。
なんとかやっていますが、久しぶりすぎてはんだ付けが全然綺麗にできない。
ハンダは友人の会社に借りに行って使っていたんですが、あまりにわたしができないできないと言っていたら、かわりに友人が見本を見せてくれました。
友人からは「これは電子工作とは呼べない。ただ電球をつないでいるだけ」と言われました。キィ。
1時間以上かかって(友人にも手伝ってもらって)なんとか電池とスイッチとライト一個を繋げられました。
ちゃんと点灯するのかスイッチを押してみましょう。
ウヲー!!ひかったーーーーー!!!やったー!!
ドラマ「北の国から」で家に電気がついた名場面ぐらい、わたしは喜んだのです。
光ったり光らなかったり
なんとなくコツをつかんだので、家に帰ってから15分で4つのライトをつなぎました。
最初のと合わせたら5個です。
これで片方のぞうりはいいかな。
ニヤニヤしてスイッチを押してみるも、2/5しか光らない。
最初に喜んだ白いライトすら光っていない。
LEDは熱に弱いからハンダ付けはサッとやるとか、+-の方向が違うのかしら、とかここから試行錯誤を何度もしますが、なんどやっても黄色と赤のライトしかつきません。
もう買った導線も残り少ないし、もしやと思って赤と黄色だけのライトを繋いでみると。
つくやん。
単三電池2個ぐらいの電力では赤と黄色いがいは光らないってことなんでしょうか。電圧計とかがないので不明ですが、いろんな色を買っておいて良かったなと思いました(青だけとかならもうどうしようもなかったから)。
島ぞうりに仕込もう
完成した配線を島ぞうりに仕込みます。
側面に切り込みと前の方に穴を開けました。
スイッチを島ぞうりに仕込みました。
光る靴はかかと辺りにスイッチがあると思うのですが、踏み込んで壊れてしまうと悲しいので足の指でスイッチを押す仕組みです。
LEDライトははんだ部分が剥き出しで発火しても怖いので島ぞうりからは飛び出しています。
電池部分は土踏まずのところで落ちないように支えています。
なんとかできた!なんとかでっきた!
これで歩くと、ちゃんと島ぞうりは光るのでしょうか。
キラキラ島ぞうり
それではご覧ください。キラキラ島ぞうりです。
光ったー!
きれいだね。できたね。良かったね。
いろんな感情が溢れて、キラキラをしばらく見つめました。
これは作りが雑すぎてこのまま外出するとすぐに感電、漏電などをしそうですが、沖縄の子供たちは年中島ぞうりなので、キラキラ島ぞうりがあったら安全面でもいいんじゃないでしょうか。
本日は以上です。