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お久しぶりだよ中部農連市場
2017年10月に那覇の農連市場が閉鎖してから早や3年。
売り手と買い手が話し合いで取引する相対売りや、独特のノスタルジックな雰囲気は今思い出しても切ない気持ちになります。
しかし、沖縄にはもうひとつ農連市場があるのです。
それが沖縄市住吉にある「中部農連市場」。
以前大晦日のようすをレポートしたことはありますが、通常はどんな様子なのでしょうか。コロナの影響もやはりあるのでしょうか。久しぶりに行ってみました。
市場内をお散歩
駐車場に車を止めて、駐車場側の最初にあるのがコザミート。
明るくてきれいで、正直中部農連市場で最も入りやすいお店です。
トタン屋根のアーケードの中には川上精肉店。
こちらにはチラガーや豚足がトレイに入れられた状態で足元にわんさかありました。
建物内にはカラフルな外国製のお菓子屋さんや雑貨店が並びます。
- 場合によってはインスタ映えしそう
- オレンヂジュースの横にはマスクも
これまで何度か中部農連市場には行ってますが、この日のタイミングなのか、時期的なものなのかはわかりませんが、お客さんがほとんどいません。
いるのはお店の人と、いつも買っているだろう常連さんぐらい。
この日市場の中に入った瞬間から感じましたが、以前に比べてめちゃくちゃアウェー感があります。
お隣の一満中央市場は
農連市場から道を挟んだところにある一満中央市場。
こちらは生鮮食品というより、衣料品や雑貨、マッサージ、占いのお店などがある市場。
- 約50年の歴史があるらしいが中はきれい
- なんでも売っているお店
- 占い
- このお店は土足厳禁
舞台裏の大道具置き場みたいな雰囲気が好きなんですが、ここもほとんどお客さんはいませんでした。
早朝ならどうなのか
那覇もそうでしたが、農連市場が最も賑わいを見せる時間は早朝。
ここも早いお店なら3時や4時に開くと聞きます。
- 果たして市場は賑わっているのでしょうか
- 通路脇には販売を待つ野菜たちがどっさり
いざ。
まばらだけど人がいました!
建物のシャッターは半開きですが、中のお店はほとんどが営業中。
お惣菜やパン、お弁当などが並んでいて買い物をする人の姿も。
まだ開いていないお店もあります。
青果店は準備しながら営業中。
お話を伺うとコロナの影響はやはり大きいようで、大口のレストランや食堂などからの注文が減っているとのこと。
隣の一満中央市場は。
- 商品はありますがお店の人はいませんでした
- こちらはまだ開いてません
一満中央市場は道路側の惣菜屋さんは開いていましたが、建物内のお店はほぼほぼ閉まっていました。
まぁたしかに朝5時に服を買ったり、占いをしたりはなかなかしないかも。
- 業務用から小売まで扱うスーパー
- 営業開始は4時半
市場の横のスーパーはめっちゃ賑わっていました。人がおったぞー!
道路脇でもやしを売るおばちゃん。なんかこういう光景が沖縄ですよね。
近所に住んでいて、健康もかねて少しだけ持ってきたもやしを売っているそうです。
1930年生まれの90歳だそうです。元気!
もやしは100円でした。食べたら長生きできそう。
ということで、中部農連市場でした。
こういう場所は高齢の方も多いので、コロナ禍の時期に話しかけるのを躊躇してしまいますが、話しかけるとみなさん親切にしてくださいました。ディープで味わい深い場所なので、これからも続いて欲しいですが、みんなで行こうぜ!とは言いにくいのが心苦しいです。ああ、コロナー。
ちなみに1坪1日300円で場所が借りられるそうです。そのうちまた一日店長してみようかな。