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那覇大綱挽が中止になったので小綱挽をしてみた
2020年は那覇大綱挽が中止になった
本来なら先週末の10月11日に開催を予定していた第50回那覇大綱挽。
那覇大綱挽といえば綱の全長が186m、総重量40トン220kg、綱の直径1m58cm、挽き手1万5000人、参加人数27万5000人として1997年には綱挽のまつり自体がギネスにも認定されている世界最大の綱引き。
ちなみに現在の綱は成長し、女綱、男綱ともに長さ100mで全長200mだそうです。
- 写真は2010年
- 中央分離帯ブロックではなく、大綱挽の綱
しかし2020年はコロナウィルスの感染症拡大防止のために中止になりました。
戦後途絶えていた那覇大綱が復活した1971年以降、綱引きをやらなかったのは1988年に昭和天皇の病状が思わしくないことを理由に自粛した第18回以来、32年ぶり2度目だそう。
綱引きの写真がなくて同時開催の那覇大綱挽まつりの写真ですが、この賑わいはさすがに今は無理です。
でも楽しそう!
最大が無理なら最小でいいじゃない
さて、那覇大綱挽は綱引きが終わった後に手綱は幸運を呼び込むとして、鎌やノコギリをもった人々がわさわさ現れて綱をぶったぎるというすごい光景が見られるのですが、残ったものは一般社団法人 那覇大綱挽保存会で販売もされています。
2020年に使われる予定だったものは、来年用になるそうなので、去年使われた2019年ものの綱を購入してきました。
長さ35cmで800円でした。
他にもパンフレットなども入っていました。
まとめられた綱をほどきます。
つまようじにかけて、っと。これは世界最小の小綱でしょうか。
いや、これは中途半端に大きい気がします。
本来の大綱が女綱、男綱が100mなので、1/10000の1cmにしました><
ここからは綱をよれないので、両はしをマスキングテープで止めます。
色的にガムテープのようですが、マスキングテープです。
世界最大の那覇大綱から作った綱
できた。
全長2cmの世界最大の那覇大綱から作った世界最小の綱です。
かぬち棒としてつまようじを刺そうと思いましたが、大きすぎました。
本物のかぬち棒は長さ3m65cm、重量365kgで1年365日に因んで制作されているそう。
本番以外は那覇市役所に常設展示されています。
強度があって、細いものを探したところ、アバサー提灯の針が目に入りました。
生け花をされたり、イルミネーションで光らされたり、本来の用途以外にいろいろ使われていますが。
1本針を切りました。
2020年非公式那覇小綱挽開催します
かぬち棒を通して準備は整った。
大綱挽の挽き手が1万5000人に対して、小綱挽は2人。
手綱はなく、本綱をそのまま挽きます。
いざ、「ハーイヤ!ハーイヤ!」
何が起こったかというと、かぬち棒が抜けました。
短すぎたし、がっちり噛み合っていなかったのです。
しかたがないので、つまようじをがっちり差し込みました。
実際の綱に対してかぬち棒がこんな大きさだったら、県庁が壊されそう。
再試合。いざ。
「ハーイヤ!ハーイヤ!」
東綱が切れました。
去年の本番では西の大綱が切れていたけど、小綱でも同じことが。
綱引きで綱が切れると切れた方が負け。
そして綱が切れること自体に凶兆の意味合いはないだろうというのはやんばるたろうさんのレポート通り。
ということで、大綱挽のかわりに小綱挽をしてみましたが、盛り上がりには欠けたので、やっぱり多くの人とワイワイと綱挽ができるようになりたいなと思ったのでした。
那覇大綱挽保存会さんによると、来年2021年は那覇大綱挽50周年、那覇市制100周年の節目を迎える特別な年なので、一層盛り上がれるように準備を進めているそうです。
来年はみんなで大綱挽できますように!