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リバーシのコマを沖縄っぽく変えたら
新型コロナウイルスの影響で休校していた沖縄県の県立学校が明日5月21日(木)から再開します。
市町村ごとに違うところもありますが、わたしの住んでいる市町村では明日から幼稚園と保育園の通常保育が開始されるということで、1ヶ月半に及んだ我が家の家庭保育もようやく終わります(もちろんまだまだ油断してはいけないのでしょうが)。
さて、この家庭保育期間にいろいろやったのですが、中でも毎日息子にせがまれたのがリバーシ(いわゆるオセロですがオセロは商標登録されているので記事ではリバーシと呼びます)。
- コテンパンに負けて怒る息子
- コテンパンに負けているのに未来を信じている息子
最初の数日は楽しくやっていたのですが、毎日となるとなかなかめんどくさいものです。
しかもまだ弱いのに負けたら怒るし、こちらが甘くしたら調子に乗って「ヤーイ!お母さん負けー!」と嫌な囃し立てをしくるので、リバーシをせがむ息子に対して、こちらはもう全然やりたくないのです。
なんとか、息子もわたしも楽しいリバーシの日々を取り戻したい。
そう思ったら頭によぎるのがデイリーポータルZさんのこの名作です。
「餃子でリバーシ」。
めちゃ面白いので時間がない人はデイリーさんだけ読んだらいいと思います。
リバーシを自作しよう
自作リバーシの決定版は餃子が最強だと思うのですが、ここは沖縄なので沖縄っぽいものでリバーシは作れないものか。
やみくもに粘土を広げます。
それを格子状にカット。
形を整えて完成。
まさかの形を作らないまま終わったこちらの正方形の平たいもの。いったい私はなにを作ろうとしているのかこの時点でわかった人がいたら今日から神と呼びます。
緑色が良かったのですが、自宅になかったので黄土色で代用。
(ちなみにこれをやっているのは昨夜こどもが寝てからです。長いGW期間にやれよと昨日はなんども思いました)
片面しか塗っていなかったら食パンみたいで夜中にお腹が減りましたが、両面黄土色の塗ります。
両面塗ったら燻製チーズのようで、それはそれでお腹が減りました。
片面に白と黒の模様を描いたら完成!
作っていたのは琉球畳リバーシでした
作っていたのは琉球畳型のリバーシ。琉球畳とは半畳の縁なしの畳のこと。
もともとは七島藺(しちとうい)という琉球で栽培されていた植物を材料に作った畳を琉球畳と呼んでいましたが、現在では七島藺は大分に10軒ほどの生産農家があるだけと少なくなり、現在は材料がい草やカラー畳でも「半畳の縁なしの畳」であれば琉球畳と呼ぶようです。
で、今回は琉球畳をリバーシにしてるんですが、畳の裏表ではなく、梅雨なので沖縄の梅雨にありがちな、畳がカビる現象をリバーシにしようと思いまして、で、あの白黒の模様なわけです。
この迷路のような説明をしている時点でちょっと心は萎えているんですが、でも朝が来たので心機一転息子とリバーシ対決をしましょう。
いつもの白黒がいいと言っていた息子。息子が選択した面はカビていない方の面。
理由を聞くと「美味しそうだから」だそうです。
では母は一面を腐敗させてやろうぞ!
リバーシ進めます。
色が似ているので、あれ?ここ返したっけ?ということが何度もおきます。
あと直線はまだしも、斜めにひっくり返すのがわかりづらい。
ちゃんとひっくり返せているのかが気になって、戦略が立てられません。
決着!
息子に楽しかった?と聞くと「面白くなかった」とのこと。...ごめん。そして実はお母さんも楽しくなかったんだ。色のメリハリの大事さに気づきました。
メリハリをつけて再度自作をした
今すぐ記事を書かないと公開時間を過ぎてしまうことはわかっているのですが、モヤモヤが抑えられないので、改めてリバーシを自作しました。48コマ作るのがめんどくさい!
色を塗って。これはなんか?
わかったでしょうか?
そう、緑と紫の裏表の植物「ハンダマ」です。
ハンダマリバーシ。
息子は夫が家庭保育してくれているので、事務所で自分対自分で戦っています。
色のメリハリがあるってすばらしい!しかし、形状のせいか、向きを揃えずにおいているからか、斜めがわかりずらい。
決着!
わーっと作ったのでハンダマの紫が紅芋にしか見えませんね。
あとリバーシをひとりでするのは楽しくなかったので、家に帰ったら息子と対決しようと思います(普通のかハンダマで)。
きっと今日なら最初みたいにリバーシを楽しめる気がします。琉球畳リバーシのせいで、息子のリバーシ熱が下がってなければいいけど。