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ウチカビはマスクになるのか
全世界的に新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っています。暗いニュースに落ち込みがちですが、こんなときこそ笑って免疫力をあげたいなと思う今日この頃です。
そしてやはり重要なのは極力家で過ごすということ。外に出ないといけないときはマスクをちゃんとしましょう。
しかし街にマスクが売っていない!
我が家も在庫がどんどん減ってきているので調べてみると、どうやらいろんな代用品でマスクが作れるようです。そのひとつがキッチンペーパー。
キッチンペーパーでマスクが作れるなら、あれでも作れるんじゃないでしょうか。
そう、旧盆やシーミーのときなどに燃やしてご先祖さまに送金できるあの世のお金ウチカビです。
ウチカビがマスクになれば、ご先祖様だけじゃなく現世の民も救うすごいアイテムになります。
また岡山ではデニムマスクがご当地マスクとしてネットで大好評らしいので、沖縄からもウチカビマスクを作って売れば、観光客が減って冷え込んだ沖縄経済を活性化できかもしれない可能性だって秘めています。
薄い紙が5枚で一組になっており、表面に銭形が押されています。
ウチカビの製造方法が気になる方はぜひこちらをご覧ください。
「【大人の社会見学】うちかびが出来るまで」
両端に輪ゴムをくっつけただけですが、一瞬でマスクが完成。
思った以上にマスクっぽくなっています。
さっそく装着してみると。
マスクではなく、ただただウチカビを顔に貼った人に。
こんな人が前から歩いてきたら、コロナうんぬんの前に逃げた方が良さそうです。
しかも見た目以上に気になったのが、鼻の脇にできる隙間。
ひとまず指で押さえてみます。
ああ、息ができない。
薄紙とはいえ5枚つづりなのでそこそこ厚みがあり、板状のウチカビでは空気を通しません。
マスクとして機能してないのです。
プリーツをつける
板状ではなくジャバラに折ってプリーツをつけてみるのはどうでしょうか。
ここに両脇をテープで止めて輪ゴムをつけます。
板状ウチカビマスクには昭和感がありましたが、立体状になったことで現代マスクっぽいです。
いや、でも見た目はあれですが、息もできるし、めちゃくちゃ守られている安心感があります。
これいけそう!!
板チリ紙ではどうなのか
ウチカビマスクが流行ってウチカビがなくなってしまうと送金ができないのでご先祖様に申し訳がありません。
そこで逃げ道も考えておきましょう。
花笠と昭和の超定番板チリ紙です。
おばあちゃんの家には常備されていると思うので(おそらく)、これがマスクにできればご年配の方がマスクを求めて朝からドラックストアに並ぶなんてこともなくなりそうです。
わたしは初めて買いましたが、わりと値段が高くてびっくり。
- 花笠は紙がやわらかくて1200枚入り
- 昭和はかためタイプで1600枚入り
花笠はトイレットペーパーぐらいのやわらかさ、昭和はキッチンペーパーぐらいの硬さでした。
どさっと入っているので枚数はお好みで。
ウチカビと同じく、サイドをテープで止めて輪ゴムをつけたプリーツタイプのマスクを作りました。
- 花笠:紙が柔らかくてつけ心地最高!
- 昭和:かためだけど見た目としては一番マスクとして違和感がないです
これもいける!と思ったのもつかのま。花笠(柔らかい方)は、ちょっと付け直そうと外したらすぐに壊れてしまいました。弱い。
追記)読者の方の指摘により商品名が反対だったことがわかったので修正しました。ありがとうございます
お医者さんに意見を聞きました
ということでマスクになりそうなのは、ウチカビと花笠!
- ウチカビマスク
- 昭和マスク
本当に実用性がありそうなのですが、そこはずぶの素人。
ウチカビマスクをつけて街へ出る前に、きちんと見識者にも意見を伺ってみましょう。
こちらはDEEokinawaの編集会議出席率90%にして執筆率が少なすぎる「寡黙のライター」の異名を持ち(でも編集会議では誰よりも饒舌)、内科のお医者さまである犬尾さん。
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ウチカビマスクと昭和マスクですが、実用性があると思いますがいかがでしょうか?
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通常のマスクと比較した場合、粒子の通過性を考えると感染予防には効果はないと思われます。
耐久性にやや難ありですが、自分の咳やくしゃみを周囲に撒き散らさない効果は一定程度あります。まぁ、無いよりマシ程度であると判断します。
内科医師 犬尾
オブラートに包まれていますが、簡単にいえば「なし」なのでしょうね。
そしてよく考えてみればウチカビなんて売り場から剥き出し状態で売られているわけで、そのあたりもマスクとしたらリスクがあるのかもしれません。
お忙しいところありがとうございました。
コロナ収束までみんなでがんばりましょう。本日は以上です。