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ボウリング好きすぎて自宅の庭にレーンを作った町田さん(80)
「僕の義父が自宅にボウリングレーン作っただけど、興味ない?」って言われたら、二言目には「住所教えてください!」ってなりますよね?
すぐに会いに行きました。
本当に有った。道路から丸見えであった
沖縄市某所に住む、町田さん。今年で80歳を迎えます。
「よく行くボウリング場が改装するということで廃材をもらおうと。最初は『レーンちょうだい』って言ったんですけど、そのまま移築するのは難しいということで断られました。でも、もうレーンを家に作るのは自分の中で決めていたので、手作りしようと」
実際のボウリングレーンよりは若干短めではありますが、紛れもなく立派なレーンです。
工期は約1か月。表面を加工されているべニア板をメインに繋ぎ合わせ、サイドにはコースアウトを防ぐために、しっかりと建材で垣が設置されています(すなわちガーター無しという優しさ)
ピンは馴染みのボウリング場2か所から5本ずつもらって10本揃えたのだとか。
家族の反応はいかに…
こういう突飛のことをするお父さんが居たら、普通家族から怒られそうなものですが、町田家のみなさんはちょっと違う。初めはピンが10本に満たなかったため、フリマアプリでピンを探すなどして協力までしたそう。
全員ノリノリでした!
そして、町田さんがレーンを作ってからというものの、家族にも変化が。
今までボウリングに興味のなかった娘さんが、マイボールとマイシューズを揃えました。町田さんは、娘の人生を少し変えました。
お孫さんは…
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ボウリングレーンを作るって言いだした時は冗談だと思ったがまさか本当に作るとは思いませんでした。自分もバンバン投げています!
ちなみに『今度はスケボーのランプを作って』とおねだりしてるのですが、おじいちゃん自身はスケボーに興味が無いので今のところスルーされています。
とのこと。
町田さんにも投げてもらいました
町田さんのマイボールは15ポンド。これはやり込んでいる証です。訊くとアベレージで170~180点は取るとか。
軸がしっかりした華麗なフォームから…
確かな軌道で捉えましたが、結果は…
5本!しかしながらこれはスペアに繋がる残し方です。
もちろんピンは手動で並べます。この光景もまた仲睦まじい家族の風景。
孫も投げる!
孫さん、まさかのカーブ駆使!これは技巧派。
そう、しっかりカーブも投げられるレーンの滑らかさでした。
しかし、レーンのキズを見ただけでやり込んでいる様子が伝わって来ますね。
「ガラコンカーン!」のようなピンが弾ける爽快な音が聞こえていますが、紛れもなくここは民家の庭です。風情を感じる、季節を知らせる桜を眺めながら。
なんとこのレーン、可動式なんです!
なるべく長さを出したかったが故に、庭だけでは収まらず駐車場にまではみ出してしまいました。
そのため、お客さんが来た場合などはワイヤーで吊り上げて折り畳める構造になっています。巧みなDIY技術!
町田さん、さらにバージョンアップを考えているのだとか…
「ピンの頭の部分に釣り糸をくくり付けて、投げた後にモーターで巻き上げ垂直に下ろせば、綺麗にピンを並べるのも自動化出来るんじゃないかな」
個人的には、指先乾かすアレも作って欲しい!
町田さんから学んだ人生訓
「やろうという気があれば誰でも出来る。やる気半分、諦め半分だから出来ないのであって、最初からやると決めてやり切れば出来ないことはない!真似ごとでも良いからまずは自分でやってみる気持ちが大事だと思います」
このバイタリティ!
人間どこかで制限を掛けてしまうところがありますが、町田さんを見倣ってリミッターを外す生き方をしていきましょう!
あぁ~今度は自宅にスケートリンク作った人が居たら会いたいなぁ~
ゲストライター
- ナガハマ ヒロキ
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パーソナリティ・ライター。浦添市出身、1986生。
現在レギュラーは、サタデーマグネット(土曜10時~ RBCiラジオ/コーナーレギュラー)ラジオカーリポーター【月曜・火曜】RBCiラジオ)など。
趣味は競馬と大相撲観戦。最近はお菓子作りにいきなりハマっている。
HP・個人ブログhttp://office-fanfare.com/
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