2019.11.27

沖縄あるある じょ〜と〜さ〜編

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うちなーんちゅなら「確かに言ってる!」と思ってしまうこの言葉。きっとあなたも頻繁に使っているはずの「じょ〜と〜」という言葉を今日は特集してみたいと思います

生粋のうちなーんちゅのライターnackyがお届けする沖縄あるあるシリーズ!!!(まだ2回目なんだが)
第一回は「沖縄あるある大惨事!だからよ〜編」でした。

今回は「じょ〜と〜さ〜編」

沖縄の人は、よく「じょ〜と〜!」と使います。
人を褒める時や讃える時によく使い、場合によってはなぐさめる時に使う事も。
おそらく、沖縄独特な言い回しの意味ではないかと思われます。

本来「上等」とは、

  1. 1.物の品質や出来ばえなどが、すぐれてよいこと。また、そのさま。優秀。「上等な品」⇔下等
  2. 2.申し分がないさま。結構。上出来。満足。「マラソンで10着に入れば上等だ」
  3. 3.等級が上であること。等級が上のもの

デジタル大辞泉より

とあります。

ですが、今回出てくる「上等」は上記のようなそんな奥深いものではない「上等」なので、今回はあえてイントネーションも加えた「じょ〜と〜さ〜」とひらがな表記で伝えていきたいと思います。

小ぶりのサーターアンダギー

全国でも有名なサーターアンダギー。ある意味カレーと似てて、各家庭の色が出る食材の一つ。


おばあちゃん手作りのサーターアンダギー

写真のサーターアンダギーは、旧盆になるとおばあちゃんが毎回手作りで、ダンボールいっぱいに作って子供達に配ります。旧盆には沖縄ではよく見られる光景です。

サーターアンダギーミックスという粉も普通にスーパーで売られてますし、種類もかなり豊富。
誰でも手軽に作れる沖縄の定番おやつです。

この手軽さからママさんバレーや、少年野球の応援にきた父母会への差し入れ率高め(nacky調べ)の1品です。

差し出されたサーターアンダギーを見て出る!!!「じょ〜と〜さ〜」

お土産品店やスーパーで売られているサーターアンダギーの大きさは、だいたい5歳児のコブシぐらいの大きさなのですが...

差し出されたサーターアンダギーが、
あの芸能人のローラのやる「オッケーイ!!」ぐらいの大きさだった時に一言!!!!

「あい、小さくて、じょ〜と〜さ〜!」

はい出ました。じょ〜と〜さ〜入りました。

実はサーターアンダギーは口内の水分ぜんぶ持っていかれるし、食べかけだと片手は確実に奪われるし、ずっと持ってると指先が油まみれになるし...笑
あげく持って帰ろうとティッシュに包んでカバンに入れても、油浸透二次災害が起きる。

そう。ひと口ふた口ぐらいで食べれる大きさのサーターアンダギーだと非常に助かります!美味しかったらまたもう一つ、取って食べたらいいんですから。笑
ひと口かじった時点でもうそれは本人のテリトリーになってしまいますから、半分シェアもしづらくなり一気に食べる事が妥当な判断。

だから、思わず言います。
小さいサーターアンダギーは、
あい、小さくて、じょ〜と〜さ〜。
と思ってるのが、私だけならすみません...。

 

甲子園出場したチームが負けてしまった

うちなーんちゅは、とにかく高校野球が大好き。
甲子園で県勢の試合が始まると、主要道路国道58号線の交通量が激減するという都市伝説?!がある程。
大型テレビのあるデパートのくつろぎ広場が、パブリックビューイングと化し、定食屋では客全員がテレビを見上げ野球を見守り、その店だけなら視聴率100%が可能になる。

DEEokinawaでは2010年に「高校野球の試合時間中は本当に沖縄の経済がストップするのか」という記事でその興奮ぶりをお伝えしたこともありました。

県内新聞各社にも
「ちばりよ〜、〇〇高校!!!!」とでっかく2面使い、県内の企業がこぞって協賛広告を掲載。
おそらく、これも沖縄特有のゆいまーる精神(助け合いの心)なのではないかと思います。

私の友人も毎年協賛広告をしており、年々おもしろくなっているので見て頂きたい。笑


「今年もヒット打った子にはラーメンをご馳走するから頑張ってきなさい☆」
エレファントライフ株式会社友利真由美


「ホームランの子にはチャーハンもつけるから気合入れて行きなさい」
エレファントライフ株式会社友利真由美

こんなノリの良い感じで応援ができるのも沖縄ならではですよね?
おもしろ広告が密かなブームになり、「友利さん、今年も協賛広告を出しませんか?」と優勝高校から直々にオファーが来るそうです。(本人情報w)
エレファントライフ株式会社さん。来年も楽しみにしています。

そんな「優しい地元の人達」を見ていると、とつくづく沖縄に生まれた事を誇りに思います。

そんな中...
応援むなしく、甲子園で負けてしまった。。
あー残念!!!!とため息まじりと、くやしぃーーと喚く地元応援団。
そこで空気を一変する一言。

「でも、じょ〜と〜だったさぁ〜。」

その言葉に、県民が救われます!(大袈裟?笑)
「だぁーるねー!」
「よくあんな人の多い中、ボール投げたね」
「すごかったよ。よく頑張った。」
などと、讃え合います。

不思議と悔しい気持ちが収まり、拍手したい気持ちになります。
「でも。じょ〜と〜だったさ〜」は、讃える時の魔法の言葉です。

 

暑すぎて?謎の帽子をかぶったおじー

いよいよ最後のじょ〜と〜さ〜あるあるです。

暑すぎて適当にかぶったのか、どこでもらったのか?というデザインだったり、いつのやねん!!とツッコミをいれたくなるような帽子をかぶったおじー。
私は1度、海邦国体の帽子をかぶったおじーを目撃した事がありビックリしました。(ちなみに海邦国体は1987年!)

海邦国体の帽子写真を探したのですがあまりに古くて見つからず...。


国体帽子に酷似している帽子をかぶっているオジーを発見


昔の国体の帽子はこんな感じというイメージ写真です。(nacky提供)笑

そんな国体の帽子や「なんだこれ?」という帽子をかぶったおじーを見た時は、なぜだかスゴくほっこりした気分になりませんか?

そんなおじーを見た時に一言。

「なんで〜。じょ〜と〜さ〜」

解説しますと...
まず、まくらことばで「なんで〜」と言ってる時点で、ちょっと「ん?」と思っている要素があり。
その後、「ある意味」という心の変換をして、発するに至る。
愛情があり、「おじーなら、ありだね〜」の意味も含む素敵な言葉ですね。
ちょっと、ニヤニヤしてしまうけど...笑

「なんで〜。じょ〜と〜さ〜」

おじー。この帽子どっからねぇ〜w

ぐらいのニュアンスで声をかけると完璧だと思います。
まぁ、私の実録ですけど、笑。
ちなみに写真は、私のおじーです。
ほっこりとツッコミが同時にくるパターンです。
ついでに、Tシャツまでツッコミたくなりますね。

 

おまけ

最後は「にんげんっていいなうちなーぐちバージョン」

まんが日本昔ばなしのエンディングテーマの「人間っていいな」は無意識に口ずさめる名曲ですよね。
その曲のうちなーぐちバージョンを沖縄ご当地VTuber根間うい(ねまうい)さんが歌っているのをご存知でしょうか?

今日の伝えているニュアンスの「じょ〜と〜」が一発で伝わる曲になっているので見ていただきたい。

この曲のサビで使われるほどの言葉なんですね。

今回は、沖縄独特の言い回しやニュアンスのあるあるだったので、上手く伝わったか不安でいっぱいですが。
まぁ、じょ〜と〜さ〜。と言ってくださいね。笑
今日は、ここまで。

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