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祝!延伸 ゆいレール新しい駅巡り
2019年10月1日。それまで那覇空港駅から首里駅までを走っていたゆいレールが浦添まで延伸。新たに石嶺駅、経塚駅、浦添前田駅、てだこ浦西駅の4駅が追加されました。
さて、ゆいレールの駅と言えば駅名の後ろのテクスチャだったり
駅のシーサーだったり
駅の構内のアートグラスが各駅ごとに違うのをご存じでしょうか。
こうなると気になるのは新しくできた4駅。せっかくなので延伸した当日、4駅を巡ってみました。
首里駅から出発
まずはかつての終点、首里駅です。「てだこ浦西方面」の電光掲示板が新設されてます。
料金表もばっちりてだこ浦西まで伸びてます。全部で19駅になったわけですね。
首里駅のてだこ浦西方面のホームに。
我々はかつてゆいレールを貸し切ってパーティをしたことがありますが、その時にでてきた「普段使われていないヒミツのホーム」がここにあたります。この時はまさかゆいレールが延伸するとは全く思ってなかったのでちょっと感慨深いものがあります。
あと、いつの間にかゆいレールが前の駅から発車したことがアナウンスされるようになってました。地味に便利だなと思います。
ちょっとドキドキしながらてだこ浦西行きのゆいレールに乗り込んでいよいよ石嶺駅に出発です!
石嶺駅
首里駅から石嶺駅に向かったのですが、ゆいレールの魅力のひとつに普段見ない場所から沖縄の町並みを見ることができるというのがあります。
首里-石嶺間は割と住宅が密集しているので車窓からの景色も素敵です(僕は屋上を観察するのが好きなので)。
そうこうしているうちに石嶺駅に到着です。石嶺駅のテクスチャはこんな感じ。首里花織らしいです。ちなみにゆいレールは到着メロディーも各駅によって異なりますが、石嶺駅は「ちょんちょんキジムナー」でした。
よく見ると電光掲示板の横にもおなじテクスチャがあしらわれています。
構内にあったアートグラス。説明書きによればタイトルは「旗頭とエイサー」。ちなみに那覇空港-首里間の駅には地面にアートタイルもあったのですが、こちらにはアートタイルがありません。
シーサーは白と黒のツートンカラー。
外から見た駅の外観はこんな感じです。
まだまだ周りは工事中で準備ができてなさそうな印象はありました。
経塚駅
続いての駅は経塚駅。ここからが浦添市です。先ほどまでオレンジだった配色が紫色になっていてちょっとビックリします。到着メロディーはピンとこなくて、あとで調べたところ「はべら節」。もうひとつビックリしたのですが、アナウンスで流れる「経塚」のイントネーションが「きょうづ(↓)か」となってたんですが、ずっと「きょうづ(↑)か」だと思ってました。違和感がすごい…!
そして駅の一方から見える景色が見渡す限り墓…!
アートグラスのタイトルは「玉城朝薫より、組踊『二童敵討』」
経塚駅から浦添方面には前田トンネルがあり、その上に組踊りの祖、玉城朝薫のお墓があります。アートグラスはそれにちなんだ感じでしょうか。
シーサーはやや青みがかった感じ。
駅の外観、およびテクスチャ。これはうらそえ織とのことです。
改札付近の窓にも同様のテクスチャがあしらわれていました。
経塚駅はエレベーターがちょっと特長的で、木目があしらわれています。なにがしかのこだわりなのでしょうか。
浦添前田駅
題字のヘタさが気になる前田トンネルの上を通って次は浦添前田駅。
テクスチャは水玉みたいでカワイイ柄です。これは浦添型というらしいのですが、現存する資料は存在せず鎌倉芳太郎のノートに記述が残るのみなのだとか。
ホームはこんな感じ。
アートグラスのタイトルは「浦添グスクと前田の棒」。浦添の前田の棒は風景印にもなっていて有名です(実物は見たことないけど)。
シーサーはちょっとずんぐりむっくりのユーモラスな姿。
駅外観です。実は浦添前田駅にはデザインコンセプトが張り出されていて、それによれば屋根のアーチは「妻面破風板デザインを石門に見立て」と書かれていました。
エレベーターは一見なんの変哲も無いように見えますが
浦添グスクの正殿に配されていたとされる鬼瓦がパネルとしてあしらわれています。結構細部にこだわりが見られてにやりとしてしまう駅でした。
てだこ浦西駅
さて、いよいよ終点のてだこ浦西駅です。到着メロディーは甲子園でもおなじみの「ヒヤミカチ節」。
浦添前田-てだこ浦西間の最大の特徴はゆいレール初、トンネルを通るという点です。トンネルをでるとすぐにてだこ浦西駅に到着です。
これまでの駅は閑散としていたのですが、てだこ浦西駅にはおそらく鉄道ファンなのだろう人が居て、トンネルから出るゆいレールの写真を撮っていました。
他の駅とは違いてだこ浦西駅はぐっと近代的なデザインっぽいですが、この形。きかんしゃトーマスのナップフォード駅じゃないでしょうか。いや。分かるひとだけ分かればいいんですが…。
テクスチャはこんな感じです。見えにくくてすみません。知花花織だそうです。
気になるアートグラスですが、なんとてだこ浦西駅は天井にあります。
タイトルは「てだこのまち - 太陽・空・海 ~ てぃーだ 未来線 地球号 ~」。これが圧巻でしてもうこれだけを見にてだこ浦西駅に足を運ぶ価値があるんじゃないかと思います。
シーサーはコバルトブルー。
駅周辺は大型駐車場以外はほとんど何もなく、閑散とした状態。これから駅を中心にどんどん色んなものが増えていくのかもしれないですね。
それぞれの個性が楽しいゆいレールの駅
というわけで新しいゆいレールの駅はいかがだったでしょうか。10月1日延伸当日だったので、混んでるのでは…と心配だったのですが結構空いてました。どうやら始発はものすごい込みようだったらしく、午前中で記念乗車券は全駅売り切れくらいの勢いだったようです。
僕は完全に舐めてましたので、記念乗車券を手にすることはできませんでした…。
代わりにポストカードをもらったので、それを自慢して本日は終わりたいと思います。まだまだ工事中の場所もあって、準備万端とは言えない新4駅ですが、それぞれ個性があって面白いです。今ある他の駅とも改めて比べてみるとさらに面白い発見があるかもしれないなーと思いますので皆さん興味があればぜひ足を運んでみてください!