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塩せんべいのアレンジレシピに挑戦してみた
あの塩せんべい一年分は、いま
以前『塩せんべいの1日あたりの適正量はどのぐらいなのか』という小ネタ記事で、塩せんべい一年分が当選した話を覚えておいででしょうか?
まさかの塩せんべい一年分
塩せんべいは大好きなのでとても嬉しい反面、44袋もの大量の塩せんべいを前に、賞味期限の7月を迎える3ヶ月ほどの間に、なんとか一枚も無駄にせず全て消費できないものか...と途方に暮れておりました。
そこで、記事の最後で「塩せんべいを美味しく大量消費できるアイデアをお持ちの方はお寄せください!」と呼びかけたところ、嬉しいことに読者の皆様から塩せんべいのアレンジレシピを多数お寄せいただきました。その説はありがとうございました!
しかし、無限だと思われた塩せんべいも、友人や仕事先の方に数袋ずつおすそ分けしたり、欲しい方に差し上げたりしているうちに、7月を前にしてなんとか全てを消費することができたのです。いやー良かった!
そんなこんなで、アレンジレシピを試す時間が無いうちに一年分の塩せんべいが手元からなくなってしまったわけなのですが、せっかくお寄せいただいたアイデア、試してみないわけにはいかない!というわけで、本日はお寄せいただいたレシピにいくつか挑戦してみたという企画でございます。
というわけで、近くのスーパーマーケットにて新たに塩せんべいを買ってきました。もちろん我らがサンシオさんの、われ塩せんべい塩味です。われせんべいと言いながら実際に割れているものは少なく、ちょっとしたシワができていたり、厚みにばらつきがあるものが多い印象です。もちろん味にはなんら問題なく、美味しく食べられます。
【レシピ1】塩せんべい汁
まずコメントでいちばん多く寄せられたのが、せんべい汁。
せんべい汁とは青森県八戸市周辺に伝わる郷土料理で、肉や魚、野菜や茸等でダシを取った汁の中に、小麦粉と塩でつくる鍋用の南部せんべい(「おつゆせんべい」とも言う)を割り入れ、煮込んで食べる料理。鍋料理として食べる場合と、汁物として食べる場合があるそうです。(八戸せんべい汁.com 参照)
というわけでまずは、塩せんべいを適当な大きさに割っておきます。
塩せんべいの原材料は、小麦粉、コーンスターチ、パーム油、食塩といたってシンプル。
青森のせんべい汁に入れるおつゆせんべいの原材料も小麦粉と食塩が主なようなので、原材料としてはほぼ同じです。ただ、おつゆせんべいは焼いてあるのに対し塩せんべいは揚げてあるので、そのへんの違いがどう出るか。
鶏肉と醤油ベースの出汁で煮込んだお鍋を用意します。いつもなら鍋料理でテンションがだだ下がる5歳の息子ですが、食卓に何故かお菓子(塩せんべい)が置いてあるので多少混乱しつつも目を輝かせていました。そして止まらないつまみぐい。ちょ、待て待て!
息子を制止しつつ、おもむろに鍋に塩せんべいを投入していきます。本来のせんべい汁ではせんべいを入れてから煮込みますが、塩せんべいは煮込んだら溶けてしまいそうだったので、出汁にしばらく浸して予熱調理することに。
ぬれ塩せんべいはわりと微妙な結果でしたが、はたして。
3分ほど浸しておくといい感じに柔らかくなったので、これにて塩せんべい汁の完成!さっそく実食です。
ふちの分厚い部分はまだ少し歯ごたえが残っており、もちっと。そして中心部分は出汁がよく染みてふにゃっ、じゅわ〜っ。え、なにこれ。美味しい!!
お麩のようでもあり、ベジタリアンの方たちに愛用されているお肉の代用食材グルテンミートのようでもあり。塩せんべいは油で揚げてあるのですごくコクがあって、しっかりと食べごたえも感じます。
ただ、塩せんべいはそのまま食べると結構しょっぱいので、塩分が気になる方は出汁の塩分を予め控えめにしておくといいかもしれません。
最初は恐る恐る食べていた家族も、塩せんべいもっと入れようぜ!とノリノリに。
出汁に浸して1分で足らず引き上げるとサクッとした部分も残りつつもちっとした食感に、3分ほど浸すとじゅわっと出汁の染み込んだ美味しさが味わえます。自分好みの食感を探せるのもまた楽しく、塩せんべい汁に、塩せんべいの新たな可能性を見たのでした。
いや、これ本当に美味しいのでみんなもやってみたほうがいい!
しかもけっこう塩せんべいを大量消費できます。(但し、カロリー度外視)
【レシピ2】塩せんべいピザ
お次は塩せんべいピザです。
塩せんべいピザは、以前やんばるたろう氏が挑戦していましたが、あの作り方はどう考えても適当すぎる(とろけるチーズなのに温めないとか)気がしたので、改めてやってみようと思います。
冷蔵庫にあるもので作りたかったので、ピザソースの代わりにケチャップ+タバスコ。細切りベーコンととろけるチーズを準備しました。余裕があれば、玉ねぎとかピーマンがあるとなお良いと思います。
作り方は簡単。ピザソースを塗って、ベーコンとチーズをのせて、オーブントースターでチーズがとろけるまで焼いたら出来上がり。
焦がさぬよう慎重に
塩せんべいピザの完成です。追いタバスコしつついただきます。
温めることで塩せんべいのサクッと感が蘇り、トッピングのチーズがとろ〜り。
え、なに。これもめちゃくちゃ美味しいんですけど!普通にピザとして楽しめる味です。
ただやはり表面の塩気は強いので(それが美味しかったりはしますが)、減塩ベーコン&チーズなどを使用するとバランスが良いかもしれません。
【レシピ3】マシュマロナッツ塩せんべい
ごはん系が2つ続いたので、最後は塩せんべいでデザートを作りたいと思います。
マシュマロとナッツを準備。
マシュマロはミニサイズのほうが塩せんべいにのせやすいと思います(大きかったのでカットしました)。
隙間にアーモンド、ピーナッツ、カシューナッツを乗せて、ピザ同様オーブントースターで焼いていきます。
マシュマロが焦げやすいので見張っておくと吉
マシュマロにこんがり焼き目がついたら完成です。
ちょっとやだ、なにこれおしゃれ!◯ックスブレナー的な?チョコレートも乗せればよかった!!
当然、めちゃくちゃ美味しいです。
とろけた甘いマシュマロと、ナッツと塩せんべいの塩加減が絶妙にマッチ。塩×甘のループに陥る、危険な悪魔のデザートが爆誕してしまいました。
塩せんべいの可能性、無限大
というわけで今回は、塩せんべい汁、塩せんべいピザ、マシュマロナッツ塩せんべいの3つのアレンジレシピを試してみましたが、普通に全部美味しくてびっくりしました。
特に塩せんべい汁は、これからの季節に増える鍋料理のときには、欠かさず塩せんべいを準備したくなるほどでした。サンシオさん、表面に塩をまぶしていない【鍋専用塩せんべい】を開発してくれないかな...。
最後になりましたが、アレンジレシピを寄せていただいた皆様、本当にありがとうございました!
そして、予想以上に速いペースで塩せんべいを配り終えてしまったので、差し上げられなくなっちゃってごめんなさい!
みなさまも塩せんべいアレンジ絶品レシピ、是非お試しあれ。