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学べ!浴びよ!南城みーばいファームへ行ってきた
南城みーばいファーム
沖縄の高級魚「ミーバイ」。沖縄では主にハタ類のことを「ミーバイ」と呼びますが、その種類は多くアカジンミーバイなんかが有名で、何度か食べたことがありますが白身でコリコリとしていて美味しい魚です。
そんなミーバイの中のアーラミーバイ(ヤイトハタ)の養殖を見学できる施設が南城市の大里にあると聞いたので見に行ってきました。
こちらはヤイトハタの養殖を見学できる施設「南城みーばいファーム」さん。
見学は平日と土曜日の朝9時から12時まで。
大人150円、小人100円(3歳未満無料)でミーバイにあげる餌100gが入場料に含まれているそうです。
中に入ってみるときれいな室内に大きな生簀が4つ。
もうすぐ5歳になる生き物大好きな息子も連れてきました。
息子が生簀を覗くとすぐにミーバイが近づいてきました。
スタッフの方によるとミーバイは人に慣れていて、近づくと餌がもらえると思って出てくるそうです。
ただミーバイは指や顔の鼻なんかも食べ物だと認識してしまうようで、あまり近づいたり手を入れると噛まれて大変危ないとのことです。
息子は「お友達になりたいのかな」と無邪気に喜んでいましたが、違うで。きみも餌やと思われてるんやで。
ミーバイのこと、養殖の仕方など、スタッフのお兄さんが詳しく説明してくれます。
ミーバイは大人になるまでは全部メス、大きくなったら特定の個体だけがオスになる、出荷されているサイズは2キロぐらいですが、最大1.5mぐらいまで育つなど、子供にもわかりやすくて面白かったです。
餌やりをしよう
入場料には餌代も含まれていて、ミーバイに餌をあげる体験もできます。
スタッフのお兄さんからの注意事項を聞きます。
「餌をあげるときは、楽しくてつい手が中に入りそうになるけど危ないから気をつけてね。
それと...
ミーバイが喜んで跳ねると水しぶきが上がるから、濡れる覚悟でね」
バッシャー!!
言われたそばから、息子が大変なことに。
思わずこどもの国の伝説の注意書きを思い出しました。
魚を見に行こうと誘われて来たら、全身濡れて放心状態の息子。
大丈夫。濡れるの知ってたからお母さん服持って来てるから!
ミーバイすくい
餌やりが終わったら、タモでミーバイをすくう体験もさせてくれました。
巨大金魚すくいのようです。
案の定、ここでもめちゃくちゃ濡れていましたが、楽しそうでした。
身が引き締まっていて美味しそう!
陸地での養殖は海水をろ過させて環境を一定に保っているので病気のリスクも少なく、餌も厳選したものを与えられるので、天然のものと遜色なく、むしろ高品質な成魚を育てることができるそうです。
無農薬野菜やブランド肉がありますが、いつか養殖だからこそのミーバイブランドを確立できる日が来るはずだとおっしゃっていました。
ミーバイを学んで、浴びて、食べられる日も近い
こちらはみーばいファームの養殖担当のセンさん。
妊娠中にマレーシアに蟹の養殖を視察に行ったら、ミーバイに魅せられてしまったそう。
別棟にはミーバイの稚魚も3000匹ほどいて、見学ができる大きさに育つまでは1年半ほどかかるそうです。
(稚魚は見学できません)
そして現在、養殖所施設の隣にミーバイを食べられるパーラーを建設中だとか。
今年中には、とのことです。
学んで、遊んで、食べる。本気の食育ができる施設になる日も近いです。
みーばいファーム
南城市大里字大城1920-1
見学:平日と土曜日の朝9時から12時まで(団体要予約)
お問い合わせ先:南城みーばいファーム