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イイダコが丸ごと入ったたこ焼き
以前『うるま市にカジュアルにヤギ料理が楽しめるお店がある』という記事でお伝えした「やぎとそば 太陽」さん。
- やぎボロネーゼ添えられているのはフーチバー
- やぎラーメン
カジュアルにヤギ料理が食べられるお店として紹介したのですが、5月からうるマルシェで今度はヤギではなくたこ焼きを売っているらしいのです。
それもすごくインパクトのあるたこ焼き。どんなものかと食べに行ってきました。
2019年9月1日までのチャレンジブース
こちらがうるマルシェ。「食を通じてうるまを元気に」をコンセプトに2018年11月にオープンして以降、人気の農水産物の直売所となっております。
直売所の中もいろいろ面白い商品があって見応えがあるのですが、今回は外にあるFood Court。
その一角に売る商品のタイムテーブルを看板にしたブースがあります。
そのブースこそ、ヤギ料理の敷居を下げた「太陽」さん。
こちらは3ヶ月ごとに店舗が変わる期間限定チャレンジブースとしての出店で、太陽さんのブースは2019年9月1日まで。
ではタイムテーブルを見てみましょう。
朝10時から14時まではランチになるようなお弁当、13時から19時はたこ焼きとかき氷のおやつ感覚のもの、シャーベットとポテトはいつでも買えるようです。
さらっと書きましたが、今回のお目当はタイムテーブルの上から3つ目。
まるごと!?イイダコたこ焼きです。
まるごと!?
タコまるごとってどんなたこ焼き?
こちらは店長の仲西さん。
13時の販売開始に合わせて来たので、とりあえず注文します。
わたし「たこ焼きくださいー」
仲西店長「最初のものが予約で売り切れてしまって、ただいま1時間待ちですが大丈夫ですか?」
販売前にすでに予約で1時間待ちってどんな人気商品!
ひとまず最初のものを焼き始めるというので、お話を伺いながら待つことに。
- イイダコがまるごと入っているんですよね?ちょっとどういうことかまだ想像はできていないんですが、なぜそんなたこ焼きを作ろうと考えたんですか?
インパクトですね!ここは3ヶ月限定のお店なので、普通の商品を出していたらお客さんが定着することに終わりになってしまう。なので、最初から人が来てもらえるようにインパクトのある商品を考えました。台湾でたこ焼き機で焼くたこ焼きのようでたこ焼きじゃないものが屋台で売られているんですが、いいなと思って参考にしました。
- すごく売れているというのは耳にしてたんですが、平日の開店と同時に1時間待ちとは思いませんでした
ありがたいことですね。今日は10時前に開店準備をしていたら予約が入りました。それから今までで8皿予約注文が入っています。
平日は24食限定なので、予約で1/3売れちゃいました。
予約は前払い制になりますが、前日から受け付けています。前日から10人前とか予約が入ることがあります。
- 週末はもっと売れるんですか?
週末はタコを600匹用意していますが、夕方には売れ切ります。600匹だから100皿ですね。
- ここまでは普通のたこ焼きですね。美味しそう
実はこれやる前にたこ焼きを焼いたことがなかったんですよ!(笑)
ヤギはやっていたんですけどね。
- こういうアイデアを考えられるって飲食業以外にも何かされていましたか?
以前は物流関係の全然違う仕事でした。実は飲食業を始めて3年ぐらいなんですが、飲食業に入ったきっかけはヤギを飼い始めたことなんです。最初は子ヤギを産ませて買ってもらっていたんですけど。そのあとキッチンカーでヤギ汁を売り始めました。移動販売でヤギ汁はまだなかったのでいろんなところに呼んでもらって結構売れました。
自分のコンセプトが臭くないヤギ汁でヤギが食べられない人をターゲットにしてたんです。ガチ飯グランプリ というのに呼んでもらったときに、もっとみんなが食べやすいものはないかと考えてヤギラーメンを開発しました。それで優勝しました。2017年のことです。半年後にまた出る時に、お店を持とうと考えたんです。それで脱サラして、ヤギのボロネーゼでまた優勝させてもらいました。
みんなにヤギを食べてもらいたくて、電子レンジでチンして食べられるヤギ汁も出してますよ。
タコ丸ごと入ります
- あ、タコ!これって沖縄のタコ(シガヤー)ではないですよね?
シガヤーでは仕入れが追いつかないです。
タコがいなくなってしまう(笑)
これは冷凍のタコを解凍して、余分な箇所をとって軽くボイルをしています。
こんなに大きいタコを使っているので、硬いと思われるかもしれませんが、食べたら柔らかくてびっくりしますよ。あれ?タコ入ってる?と思うぐらい。
もともとボイルされているタコも売られているんですが、それは固かったから。見た目のインパクトもですが、やはり味が大切なので。
そしてタコを頭からタネに挿します!
- うわぁ。すごい光景ですね
焼いているだけですごいですよね(笑)
でもここからもうひとつインパクトがあることをします。
- うわぁ!
これも台湾の屋台でバーナーを使っているのを見て。外でこういうことをすると人を集めるんですよね。
タコもカリカリで美味しくなります。
- あれ?たこ焼きはひっくり返さないんですね
そうなんです。ひっくり返さないのでタコが出たままで面白いですよね。
バーナーで上を焼いたのもそのためです。
これがイイダコ丸ごとたこ焼きだ!
ということで、販売開始から1時間待ってようやく手にしたイイダコ丸ごとたこ焼きです。
ソースをかけなくても美味しいかもよと言われたので、船の上でソースなし2、ソースだけ、マヨネーズとソースを2つづつにしました。
食べてみると...これ、まじで美味しいやつだ!
中はトロトロ、外はカリカリ、タコは大きいのに柔らかい。出汁もよくきいていて、ソースもマヨネーズもなしで鰹節だけかけて食べるのが一番美味しい。なにこれ、面白くて美味しいのずるい!
持ち帰りで夕飯にもたこ焼きを出したんですが、息子が「スーパーたこ焼きだ!」と喜んで食べました。ちなみに冷めてもめっちゃ美味しかったです。面白くて冷めても美味しいのずるい!
こんなに美味しいたこ焼きですが、チャレンジブース以降はもうやらない予定だそうですので、気になる方は9月1日までにうるマルシェへ。土日はものすごい勢いで売れるらしいのでその覚悟を持って行ってみてください。