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これぞ沖縄の至宝、久志大川田市場
沖縄のローカルフリマが大好きだ
DEEokinawaではこれまでに、沖縄市の『ベトナム通り』や金武町の『いしじゃゆんたく市場』、北谷町の『ハンビーナイトマーケット』など、沖縄のローカル感たっぷりなフリーマーケットの様子をご紹介してきました。
そこには、観光立県だなんだと着飾らない、いかにも普段着の沖縄の雰囲気だったり、日常、暮らし、そういったものがぎゅっと詰め込まれている気がします。そこで売られている品々や、その場所に集う人々もまた、とても味わい深く魅惑的なものに感じてなりません。
これまでにご紹介してきたもの以外にも、まだまだ知られざるローカルフリマが点在しているので、本日はそのひとつ、名護市にある『久志(くし)大川田市場』をご紹介したいと思います。
週末にやんばるの東海岸をドライブしていると、道沿いの細長い空き地にテントが立てられ、なにやら賑わっている様子を見かけたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。それが、久志大川田市場です。
週末の土・日のみ、時間は10時頃〜だいたい昼過ぎか遅くても夕方頃までなので、やんばるに遊びに行った帰りに寄ってみようと思っても既に終わっていたりして、知ってはいてもこれまでなかなか訪れるチャンスがありませんでした。
というわけで今回は早めに家を出発し、10時頃に現地に到着しました。
敷地内の出店ブースはあらかた準備が終わっていて、お客さんもパラパラと訪れ始めている状態。入口付近に係員の方が立っていて車を停める場所の誘導をしてくれました。なにやら受付もあったのですが出店者用の受付だそうで、見るだけなら入場無料で自由に見て回れます。
入ってすぐ右端にはラビットハウスがあり、さっそく息子が食いついていました。
うさぎの名前はルナとエルサ。アナとエルサじゃないのか(映画『アナと雪の女王』より)。
ラビットハウスは1回5分で100円(エサ付き)です。
ラビットハウスに併設のブースにはちょっとしたパーラーがあり、お弁当が売られていたり、テーブルでコーヒーを飲みながらゆんたく(おしゃべり)しているおばあさんがいたり。店先では炭火焼鳥が焼かれていて香ばしい香りが漂っていました。市場の休憩所的な存在ですね。
まだまだ序盤なのに濃厚なローカル臭にクラクラしてしまいますが、他のお店も見て回りましょう。
花笠にレーション、浮き玉にペナント、なんでもござれ
こちらはファッションのお店。着物や帯、洋服、バッグ、サングラスなどの小物類、そして花笠も見えます。
絶妙な和洋琉折衷具合。
こちらは絵画とレーションのお店。レーションとはなんぞや?という方はこちらの記事をどうぞ(2010年の記事なので懐かしすぎて震える)。
こちらも米軍放出品というやつでしょうか。お菓子やインスタント食品など、日本のスーパーでは見かけたことのないような品々が並んでいます。
これは、以前公設市場で購入した落ちない口紅ではありませんか。こんなところで再会できるとは。
こちらのお店では、芝刈り機から頑丈そうなボックス(機材入れ?)、ペットケージなど多ジャンルの商品を展開中。ペットケージはほぼ新品だったので、ちょっと買おうか迷いました。
ミリタリー好きにはたまらないであろうかっこいい品々も。
こちらはお店のおばさま手作りのめちゃんこかわいいリュック。
「ふくろうはね、"不、苦労" でしょ。すごくいいのよ。」というセールストークにこれも思わず買いそうになりましたが、これをおしゃれに身につけられる自信が無いのでやめておきました。
泡盛の干支ボトルに紛れて唐突に現れた、東京のペナント。
居酒屋のインテリアとかにいいかもしれない。昔の漁具、ガラスの浮き玉。
こちらも昔の漁具。ガラスでできた牛乳瓶みたいなかたちの浮き具です。
私が子どもの頃にあったような気がするブリキのおもちゃたち。これもすごく状態が良いものばかり。
このおもちゃのものすごく意味深なイラストに惹かれました。一体どういうシチュエーションなんだろうか...。
破格のTシャツ屋さん発見
フリマのいちばん奥、出口横にあったこちらのお店では、なんとTシャツがどれでも100円で売られていました。
サイズやプリントにばらつきがあるので、ぴったり合うものがあればラッキー。ボディもわりとしっかりした生地でペラペラではなく、すべて新品だそうです。動物のイラストが描かれたほんわか系や、オスプレイや戦闘機などが描かれたミリタリー系のデザイン、あとはカレッジ風?というのか、英語がデザインされたものも多かったです。
めちゃくちゃ琴線に触れるTシャツがあったので、一枚息子用に購入しました。この後お披露目します。
フリマには沖縄らしさが詰まってる
というわけで本日は、ローカル感たっぷりの久志大川田市場よりお届けしました。
他の地域のフリマはなかなか見る機会がないのですが、三線や泡盛、漁具や花笠、はたまた米軍関連のミリタリーアイテムが並んでいたりするのは、やはり沖縄ならではなのだろうなあと思います。
観光客っぽくいかにも冷やかしで見に来ました!という雰囲気の私にもいろいろフレンドリーに話しかけてくれるのもまた楽しく、またひとつ沖縄の魅惑的なローカルスポットを発見してしまった次第です。
ちなみにトイレも完備されているので、フリマを楽しんでいる最中に催しても安心。
さいごに、久志大川田市場での戦利品をご紹介して記事を締めたいと思います。
件のTシャツ屋さんで購入したTシャツです。もちろん100円でした。
このTシャツを買いに行くだけでも価値があると思います(力説)。
ディープでローカルなフリーマーケット、久志大川田市場。
週末のお出かけ先候補に是非どうぞ。