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【本日閉店】波布・イズ・オーヴァー
思い出の波布食堂閉店
こんにちは、jukuchonです。わたしは以前那覇港で働いていたことがあり、その頃ほぼ毎日のように通っていたのが波布食堂でした。安くてお腹いっぱいに食べられ、しかも休憩所もあるという、港で働く男たちにとってはなくてはならない存在のお店。
よく注文していたのはデカ盛りチャーハン。昼だけでは食べ切られず、残ったものは折箱に入れて夜ごはんにしていたものです。
しかし、そのデカ盛りさが有名になるにつれて、観光客が増えて混雑し休憩所もなくなり、汗臭い労働者の私が入店するのも気がひけて、だんだんと足が遠のくように。
そして、その後は仕事も変えたこともあり、もう10年以上も波布食堂へは行けておりませんでした。
そんな波布食堂が閉店するという噂が流れてきたのが3月の頭。
もう、私が通ったあの男臭い波布食堂ではないのかもしれませんが、それでも最後にもう一度あのに肉そばを食べたい!そして沖縄そば大好きな息子にもあのドカ盛りの記憶を残したい!と思い閉店前日に行ってまいりました。
長蛇の列
波布食堂のオープンは朝の11時。この日は閉店間際ですごく混むだろうと予想して、10時にお店に行ってみると、すでに行列が。
この時点で約20組待ち。沖縄県民は並ばないという話がありますが、めっちゃ並んでいます!
先頭の人は朝9時前から並んでいるそう。
その後、並び続けて1時間。11時の開店時間直前になると、お店の前どころか道路を曲がったところまでの行列に。おそらく80人ぐらいは並んでいると思われます。すごいな。
入店しました
着座。もちろん相席です。
雰囲気自体は以前通っていた頃とあまり変わりませんが、やはりただただ閉店を惜しんで来ているお客さんの多いこと。
注文はキッチンに食べたいメニューを伝えるのですが、キッチンに伝えにいくにも行列が。
その中でも、おばちゃんたちが元気よく声を掛け合ってテキパキと注文を捌いていました。すごい活気が伝わってきます。
相席の方の注文したドカ盛りカツ丼。
「なんだこれ!?昔以上に気合い入ってるじゃん!」と驚いていました。
待つこと30分、ようやく出てきました。頼んだのはもちろん名物の肉そば(750円)。
4歳の息子から見たら人跡未踏の山という感じでしょうか。
息子の第一声は「大っきすぎるぅぅぅ!!」でした。そりゃそうでしょうね。
肉そばにはお皿が付いてきます。なんのためかというと上の野菜を取り分けておくため。でないと食べても食べても麺に出会えないのです。ちなみに野菜はふた皿ありますが、これで肉そば1つ分です。
完食!ただし麺だけ。
食べきれなかった野菜炒めはパックに詰めて持ち帰りました。折り箱の蓋が閉まりませんでしたが。
ありがとう、さようなら波布食堂
というわけで完食こそなりませんでしたが、昔と変わらない味。沢山の思い出が記憶と共に蘇りました。そして息子にも肉そばの記憶を残すことが出来ました。
波布 is over 悲しいけれど
終りにしよう きりがないから...
ありがとう、さようなら波布食堂。
波布食堂の営業は本日2019年3月28日まで。売り切れ次第閉店とのことです。