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シーサーを散歩してみたい
「シーサーを散歩してみたいっ…!」
いや。唐突のことで皆さん戸惑われてる事だと思うんです。シーサーって常識的に散歩できないですしね。でも皆さん。ちょっと待ってください。私たちは生きているうちにいつの間にか「できる」「できない」みたいな固定観念みたいなものにとらわれるようになってしまって、結果思いついた事を「できない」って決めつけてしまってる事も多いと思うんですよ。はい。
先日、沖縄の産業まつりに行ってきたのですがまつりの屋台ってビニールの動物を散歩させるおもちゃみたいなやつがあるじゃないですか。
こういうやつです。
そこで思ったのですがシーサーに首輪と散歩紐をつけることで「シーサーを散歩してるように見えるのじゃないのか」と思った次第です。すみません。冒頭に熱そうなことを書いておきながら、今日はたいして内容の無い記事です。
とりあえずダイソーにて、首輪とリードを買ってきました。
シーサーは前に記事で使ったやつをそのまま使います。まずはシーサーに首輪をはめてみます。
うんうん。なるほどね。そうきましたか。
買ってきた首輪がデカすぎて違和感がすごい。というかシーサーに首部分が存在しないのです。一瞬ここで心が折れそうになりましたが、こういうことは記事を作る時にありがちなミスです。
仕方が無いので首輪は諦めて、黒いビニールテープを細く巻いて首輪代わりにしました。
完成です。どうでしょうか?この写真だけでもちょっとシーサーを散歩しているように見えるのではないでしょうか。
これだと全くシーサーは駆動しないので、足に車輪をつけるとかラジコンに乗せるとか色々考えたのですが、記事が締め切り間近だったんです。とりあえずこれで外に出てみましょう。
シーサーを散歩させてみる
いかがでしょうか。割と散歩している風に見えんじゃないでしょうか。
とりあえずやりたいことができたので今日の記事は終わり…と言いたい所なのですがひとつだけこの写真を撮っていて思った事がありました。
それは用意したシーサーが小さすぎて、犬で言えばミニチュア・ピンシャーくらいの超小型犬だということです。僕はぼんやりと思いました。
「もっと大型シーサーを散歩させたい…」
より散歩を楽しむために
その夜、ダイソーにて針金を買い足してきました。
首輪部分に針金を貼り付けます。
これにより首輪部分が自在に広げられるようになりました。この工作により割と大きなシーサーでも首輪を引っかけて固定できるようになりました。
これを使って路傍のシーサーを散歩させてみましょう。
路傍のシーサーを散歩風にする試み
北中城の大城(うふぐすく)集落にやってきました。
大城集落は中城城趾のほど近くにあり、史跡「中村家」を有する場所です。『沖縄、ふるさと百選』『日本の歩きたくなる道500選』『平成の名水百選』『住まいのまちなみ賞』など数々の賞を受賞しており、年に一度集落全体を美術館に見立てた「大城スージグヮー美術館」というイベントも行われています。
景観に力を入れているということもあり、かなりの数の野良シーサーが存在します。ここならば色々なシーサーで散歩ができるのではないでしょうか。
ではさっそくやってみましょう。
いかがでしょうか。僕は今シーサーを散歩しています(そう見えない方は薄目で見てください)。
ちなみに撮影に誰も同行してきてくれなかったので、カメラを三脚に固定してセルフタイマーにて撮影をしています。端から見たら完全に不審者なので始終ドキドキしていました。
撮影していていくつか分かった事があります。
シーサーには大きく分けて冒頭のミニピンサイズのシーサーのようにお尻を上げて頭を下げているタイプ(ホーヤーシーサー)、お尻を着いて座っているタイプ(ツクバイシーサー)、頭だけのシーサー(チブルシーサー)の3つのポーズがあるのですが、チブルシーサーだとあまり散歩感が出ません。
また、位置関係的に後ろ側にスペースが無いと散歩感がでません。もっと構図を工夫すればいけるのかもしれませんが。
背景がごちゃごちゃしているとリードが見えにくく、これまた散歩感が演出できなくなってしまいます。これからシーサーを散歩させたいという皆さんはこれらには気をつけましょう。
さて、それを踏まえてシーサーの散歩です。
とりあえず中型犬くらいまでの大きさでは散歩ができることが分かりました。色々撮って回ったのですが、なんとなくこれがベストショットであるというやつをご紹介しましょう。
こちらです。ちょっとシーサーが見えにくいですが、これもう完全に散歩してるように見えるんじゃないでしょうか…!そしてここまで来て何ですが、だんだん企画の方向性と落としどころが分からなくなってきました。
勢いだけでオチがなかった
さて、この記事で皆さんにお伝えできることを今必死に探しているのですが、言える事といえば「リードと首輪があればシーサーを散歩しているような写真が撮れる!」ということだけでした。よく考えたら僕はずっと猫ばかりを飼っていて犬を飼ったことが人生で一度もありません。はたして散歩のスタイルはこれであってるのでしょうか。
でもまぁ、インスタ映えとかが叫ばれる昨今、周りに差をつけるためにもシーサー散歩、シーさんぽは新たな可能性を秘めていると思うんです。シーサーに首輪をつければインスタ映えスポットみたいにできたりもするんじゃないでしょうか。
本日は以上となりますが、それだけだと心苦しいので最後にちょっとでも有益な情報を。今年の大城集落の「大城スージグヮー美術館」は11月10日(土)~11日(日)だそうです。大城集落は本当に歩いていて楽しい場所なので、興味のある方はぜひ。