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【おきなわ珍貸物件】病院の居抜き物件
事業用テナント募集中
不動産情報が載っているサイトや雑誌ってついつい見てしまいますよね。素敵な物件から、ここ誰が借りるのかなと思ってしまう物件まで「自分が借りたらどうするかな?」と妄想にふけって楽しんでいる人も多いと思います。わたしもそのひとり。
DEEokinawaでは誰が借りるんだろう...という物件を「おきなわ珍貸物件」と称して、今後紹介をしていきたいと思っています。
第一弾としてご紹介するのは、うるま市赤道にある病院の2階ワンフロアーの物件です。
ちなみに1階の病院は現在も営業中。
案内してくれるのは面白い不動産をたくさん取り扱っている沖縄不動産文庫のUさん。
実はこの物件、もともとは1階の病院の一部だったため専用の入り口が設けられておらず、病院の裏口から入ります。
2階に上がる階段の前には営業中の病院。
実際に借り手がついたら、病院側の扉はおそらく閉じられるんだと思いますが。
階段を上って鉄製の扉を開いたら
はい、こちらが今回紹介させていただく物件でございます。
あなたはこの物件を借りられるか
病院の居抜き物件と言ってもどれぐらいまでものが残っているのかなかなか想像ができないと思います。
最初に言っておきますが、これは残りすぎなんじゃないかと思うぐらいに残品があります。ひとつずつ見ていきましょう。
こちらは受付。建物は築年数が40年ほどらしく、受付もレトロな雰囲気で年代を感じさせます。
使い込まれた木枠やガラス窓がかっこいいです。
受付横にある病室案内ボード。
ここに入院患者さんの名前が残っていたらドキッとしますが大丈夫。患者さんはもういないのでトイレの鏡に包帯ぐるぐる巻きの人が映るなんてことはありません。
張り紙には「看護職員が5名以上勤務」と書いてありますが、大丈夫。看護師さんももういないので夜中にひとりで仕事していても、遠くからカツーンカツーンと靴音を響かせて見回りに来る人などいません。
こちらは元大部屋でしょうか。たくさんのベッドが残っています。
仮眠室にできますね。
カレンダーは2008年のものがかかっていました。
いつまで病院として使っていたのかは不明ですが、最長でも10年前までは患者さんがいたことになります。
こちらは元個室。人がいたら眠れないという人の仮眠室はこっちがいいですね。
ベットの上の赤い染みは柄かもしれませんし、違うかもしれません。
壁にはナースコールボタン。ナースコールを連打したいという夢もここなら叶います。
これはクーラーのスイッチでしょうか。稼働するかどうかはわかりません。
長い廊下があるので、運動不足の人はジョギングとかもできそうですね。
1階の病院に怒られるかもしれませんが。
トイレ。男女別であります。
シャワーも完備。
お水は残念ながら
飲めません。
異彩を放つ元手術室
さすが病院の居抜き物件です。
手術室もありました。
使用中を示すランプが本格的。いや、本格的というか本物か。
医療ドラマでよく見るあのライトも。
この部屋はどんな風に使ったらいいのでしょうか。
清潔そうなのでランチルームとかでもいいかもしれませんね。
...はい、ごめんなさい。
ちなみに棚には薄い手袋をしてパシッと渡してほしいような器具もたくさん残されていました。
引き出しを開けてそっと閉じた
こんな機会じゃないと入ることがなかった元ナースセンターにも入ってみましょう。
引き出しにはいろんな薬の名前が。
あ。
なんで..。
居抜きにしたって薬まで残していていいんでしょうか。
ここは見なかったふりをしてそっと引き出しを元に戻しておきました。
繋がっているのかはわかりませんが、館内放送とかナースコールに応えられそうな電話も。
この電話が夜中に勝手に鳴りだしたら..とか思うと想像だけで2キロぐらい痩せられそうです。
チャレンジャー求む
貸し物件ワンフロアー全体の間取図はこんな感じです。
現状のまま使うもよし、リノベーションしてしまうもよし。ベッドやソファー、医療用棚などは撤去も相談可能だそうです。
借りたい方はいませんか?
このまま使う場合は、夜はかなり心が強くないと無理かもしれません。
でも逆に考えれば夜に残りたくないので、昼間の仕事効率がめちゃくちゃあがりそうな気がしました。
ちなみにこの物件、募集をはじめてから1年でまだ内覧者がゼロだそうです。
でももしかするともしかするので気になった方はお早めに!
病院の居抜き物件
場所:うるま市赤道
仲介:沖縄不動産文庫さん
珍物件大募集
・県内で一番安いはず
・むしろ高すぎる
・考えられないほど狭い
・間取りがおかしい
など
こんな珍物件をお持ちの方、「おきなわ珍貸物件」で取材させていただきますのでぜひDEEokinawaまでご連絡ください