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沖縄の果物で炭酸フルーツを作ってみる
数年前に流行った炭酸フルーツ。
クーラーボックスの中にドライアイスと果物を数時間一緒に置くか、炭酸水に果物を皮ごとつけておくと、果物の中に二酸化炭素が浸透して果肉がシュワシュワな食感になるというあれです。
ぶどうや、みかん、いちごなどが美味しいそうですが、沖縄の果物でもシュワシュワと美味しくなるのでしょうか。やってみました。
クーラーボックスの中にドライアイスを入れ、その上にシュワシュワにしたい果物を並べます。
ドライアイスは専門のお店で買ってきましたよ。
このまま6時間ほど寝かせます。
ちなみにドライアイスが気化すると体積が750倍(!)に膨らみます。密封すると容器が爆発するので注意しましょう。
さて、こちらが6時間後の姿です。
果たして炭酸フルーツになっているのでしょうか。
美味しければこれからの季節、ビーチパーティーで作ったりしたら楽しいんじゃないかと思うのです。
炭酸フルーツになったのか、そして美味しかったのか!?
では、さっそく味見をしていきましょう。
マンゴー
マンゴーです。去年の大豊作から一点、今年は不作だという話ですが、6月末現在こぶし大ぐらいの大きさで1つ500円でした。
お分かりでしょうか。切ってみると果肉からこぼれる果汁がピチピチと跳ねています。
炭酸フルーツになっている!
食べてみましょう。
何が起こったかというと、「炭酸マンゴーだ!」という興奮からの、「え、でもこれめちゃくちゃ美味しいわけじゃ...」という混乱です。
確かに舌の上でマンゴーが口の中でシュワシュワする初めての食感。でもそれでマンゴーが美味しくなるのかと言われればそう言われればそんな気もするけれど、でも別に今までのままでも美味しかったし、特別これが美味しいかと言われたら別にそこまでじゃあ...と歯切れの悪い回答しかできない感じなのです。
ドラゴンフルーツ
フルーツの女王マンゴーを弄んだからいけなかったのかもしれません。
続いてはドラゴンフルーツです。
一瞬美味しそうな表情をしましたが、これはもう記事用の写真を撮られているという癖からです。
感想はマンゴーと一緒。炭酸ドラゴンフルーツになっているけど、だからそれで美味しくなっているのかと言われたらわからない。美味しくないわけではないのです。プラスアルファが思ったよりないだけ。
マクワウリ
メロンに似た味なのに、めちゃくちゃ安くて少し硬いマクワウリ。我が家では息子にマクワウリのことをメロンと教えています。
いや、ごめんなさい。さっきと同じです。
炭酸マクワウリになっていて驚くけど、その先が続かないのです。
パイナップル
言いたいことは表情から察してください。
パイナップルよ、お前もか。
パッションフルーツ
いや、これはそもそも皮が厚すぎて浸透していないです。
島バナナ
バナナは炭酸がうんぬんの前に、ドライアイスでカチカチに凍って歯が折れるかと思いました。
ゴーヤー
もうフルーツでもないのですが、ゴーヤーの苦さが炭酸フルーツにすることによって緩和されるのか試してみたのです。
結果は味はまったく変わらず、シュワシュワしていて苦い謎の野菜になっていました。
炭酸ドリンクをルートビアにしたらどうなのさ?
ふわっとしたまま終わりそうなのでもうひと実験させてください。
用意したのはルートビアと炭酸水。
炭酸フルーツは炭酸水に浸けておいても出来るのですが、炭酸水をルートビアに変えたらどうなるのか?という実験です。
「味のある炭酸でも浸透するのは二酸化炭素だけで味は浸透しない」とどこかで読んだのですが、本当にルートビアの味が移らないのでしょうか。
6時間後。結果はいかに。
めっちゃルートビア味の炭酸ぶどう!
いやでもよく考えると、ぶどうのへたのところからルートビアの味がうつった気もしますね。
なんのための実験だったんだ!
最後にひとつ言わせてください。
沖縄のくだものは何もしなくても十分美味しい!
でも炭酸フルーツは実験としては面白かったので、いろいろ炭酸化してみたら盛り上がると思います。ただしドライアイスでやる場合は箱を密封しないようにだけ、くれぐれもご注意くださいね。