コレクター魂をゆさぶる公共配布カードを沖縄で集めよう

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自治体や公共施設などに行くともらえる「公共配布カード」というものがある(有名なのはダムカード)。沖縄で手に入る公共配布カードをまとめてみた。


2010年にダムカードについて記事を書いたのだけどまだコンプリートには至らず

皆さんは「公共配布カード」というものをご存じでしょうか。ダムに行くともらえる「ダムカード」が割と有名かと思います。公共配布カードの特長としては

・自治体や公共施設などが発行
・特定の場所に行かないともらえない
・基本的に無料

あたりでしょうか。特定の場所に行かないともらえないというのがミソで、公共配布カードのために地方に遠征したりするコレクターもいるのだとか。レアなカードはヤフオクとかでも高値がついたりしています。

そんな公共配布カード、沖縄ではどのようなものが手に入るのでしょうか。とりあえず集められるだけ集めてみました。

王道、ダムカード

まずは公共配布カードの王道である「ダムカード」。国土交通省が発行しており、ダムに関する情報がまとめられたカードです。現在沖縄で入手できるダムカードは本島、周辺離島、宮古、八重山で全23種類。

表面にはダムの写真と右上にダムの目的(F:洪水調節、N:河川の正常な流量の維持、W:上水道、I:工業用水、A:かんがい、P:発電)、右下にダムの形式(G:重力式コンクリートダムなど)が記載されています。

ちなみに左下にバージョンが記載されていますが、バージョンによって写真が異なったりすることもあってレアなカードが存在するらしいです。

裏面にはダムの所在地などの情報や、こだわりの技術などが書かれています。

手持ちのダムカードを見てみると、「日本初」だったり「世界初」みたいな情報も結構あります。ダムに詳しくなくてもなんとなく見所が分かるのはよいかもしれません。

ダムカードの入手方法ですが、こちらは金武町にある金武ダム。

そして、こちらが管理事務所です。

ダムカードはほぼそのダムの管理事務所で配布されています。管理事務所って全く人の気配が無いことが多いのでドキドキしますが、臆すること無く進んで下さい。氏名と住所を書くともらえます。配布時間などはダムによって異なるので事前に調べておいたほうが無難です。

ダムカード
http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.html

 

沖縄限定、インフラカード

続いては内閣府沖縄総合事務局が発行する、沖縄限定の「インフラカード」。沖縄の道の駅や美ら海水族館など全23種類が現在配布されているようです。

カードの裏面にはその施設の基本的な情報が掲載されています。

道の駅以外にもあって、こちらはダムツーリズムのカード。ダムの管理事務所で配布されてたりするのでダムカードとダブルゲットできる場所もあります。

こちらは国立公園のインフラカード。海洋博記念公園と首里城で各3枚あるのですが、配布場所が異なっているので割と頑張らないと集められないようになっています。

変わったところでは道路や土地改良の記念インフラカードなるものもあります。ほぼ沖縄本島ですが、「伊江島」「伊良部大橋」の離島カテゴリのカードも存在しています。

配布場所はダム管理事務所、道の駅などですが普通に置いてあったりする場所もあるので割と入手しやすいかもしれません。

インフラカード
http://www.ogb.go.jp/kaiken/012668

 

マンホールの情報が満載、マンホールカード

DEEokinawaのコネタでも何度か紹介したマンホールカード。沖縄では那覇市、名護市、中城村、北谷町のカードが存在します。結構頻繁にカードが追加されていて現在は第7弾でシリーズの累計は全国で342種類あるらしいです。おそらく今最もアツい公共配布カードなのではないでしょうか(めちゃくちゃ転売されてる)。

カード裏面にはデザインマンホールの意匠の説明がなされているのですが、これがなかなか面白いのです。気づかない所に何かのモチーフが隠れていたりしてマンホールを見るのが楽しくなります。

配布場所は観光センターだったり、市営市場だったりとまちまちなのでサイトで情報を確認してください。

マンホールカード
http://www.gk-p.jp/mhcard.html

 

沖縄では2種類のみのアンテナカード

こちらは「アンテナカード」。Jaxaの全国4通信所で配布されているようですが、沖縄では恩納村にある沖縄宇宙通信所で入手可能です。

こちらが裏面。アンテナについての詳しい情報が載っているのですが、正直全然わかりません。


工事中だった

入手先の沖縄宇宙通信所。10:00~17:00の間、無料で展示室に入ることができます。

展示室に入館したい旨を伝えると、アンケートと共にアンテナカードをもらえます。

ちゃんと入ったことがなかったのですが、結構展示が充実しています。アンケートに記入して帰る時に2枚目のアンテナカードをもらえました。がネットでの情報を見ると1回1枚とも書かれているので何度か足を運ぶ必要があるかもしれません。

アンテナカード
http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/4486.html

 

情報が極端に少ない全国消防カード

知る人ぞ知る、というか全く知られていない「全国消防カード」。僕も公共配布カードについて調べていてはじめて知りました。一般財団法人全国消防協会が設立50周年事業として作成したカードらしく全国で749種類(!)あるらしいです。各消防本部などで入手が可能で沖縄では18種類が入手可能。

カードの裏面には消防署の基本情報と管内の紹介、本部の情報などが記載されています。

各消防本部に行けばもらえるのですが、配布されているみたいな情報はどこにもないので割とハードルが高めです(でも行ったら気さくに対応してくれる)。金武町と浦添市の消防署に行ったのですが、浦添市の消防署はタイミングが悪かったのか、ほぼ無人でした。配布されているかも含めて事前に情報を確認したほうがいいかもしれません。

 

沖縄では2種類、水の恵みカード

最後は「水の恵みカード」。これもなかなかにマイナーな公共配布カードな気がします。農林水産省の発行で、沖縄で入手できるのは「沖縄本島南部地区のにんじん」と「宮古地区のマンゴー」。ざっと数えたところ全国で80種類くらいが配布されている模様。

裏面には水の恵み施設情報。このカードは表面は地域の代表的な農産物、裏面に地域の水に関する施設情報が記載される形式になっています。

沖縄だと配布場所はどちらもJAのファーマーズマーケット。糸満のJAおきなわうまんちゅ市場にて入手してきましたが、配布についての情報がどこかに張り出されいる訳でもなく、いつもめちゃめちゃ混み合っているのでなかなか手に入れるのに勇気がいりました。

水の恵みカード
http://www.maff.go.jp/j/nousin/mizu/kurasi_agwater/mizunomegumi/

 

集めて楽しい公共配布カード

というわけで以上6種類の公共配布カードをご紹介しました。もしも他にも公共配布カードが手に入るよ!という情報があればぜひ編集部に一報頂ければ幸いです。

今まとめただけでも沖縄にはダムカード32種類・インフラカード32種類・マンホールカード4種類・アンテナカード2種類・全国消防カード18種類・水の恵みカード2種類が存在するわけで、90種類のカードが入手可能な計算になります。普通に沖縄に住んでいても全部コンプリートするためには結構な時間がかかりそうですね。休日に何をしたらよいのか分からない、無趣味で困っている、沖縄に行きすぎて観光する場所が無いという皆様はぜひ公共配布カードを集めてみてはいかがでしょう。何か新しい発見があるかもしれませんよ。

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