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やんばるの森はブロッコリーの森なのか
沖縄北部に広がる森林地帯。2016年に33番目の国立公園として指定されたこの森にはヤンバルクイナや、ヤンバルテナガコガネ、ノグチゲラ、オキナワイシカワガエルなどの固有種が生息して「東洋のガラパゴス」と呼ばれていたりします。
そしてイタジイなどがもこもこと生えている森の姿はその見た目から「ブロッコリーの森」とも呼ばれているのだそうです。
………。
…ブロッコリーの森?
いや、疑ってる訳じゃあないんですよ。確かになんとなくニュアンスは伝わるんです。でも本当にやんばるの森にブロッコリーが混じったとして違和感なく受け入れらるものなのでしょうか。
というわけなので、ブロッコリーを持って国頭村にやってきました。
やんばるの森にブロッコリーを添える試み
やんばるの森です。
ブロッコリーです。
以上です。
…このままだと即特集が終わってしまうので、もうちょっと真面目に考えてみましょう。
まず「やんばるの森がブロッコリー」はイタジイの林を指すらしいので、イタジイメインの森でないとブロッコリーが溶け込まないことになります。が、遠目で見てこれがイタジイという判別が僕にはできません。
さらに平地の方だとブロッコリーの違和感がすごいのでもっと見渡す限り森、といったシチュエーションが望ましいと思われます。
以上を踏まえて、もっと森深い場所へと移動してみます。
大国林道とブロッコリーと私
というわけでブロッコリーを持って、国頭村と大宜味村を結ぶ林道「大国林道」にやってきました。大国林道はかつて記事にしたことがありますが(大国林道には何があるのか)、基本くねくねと森の中を進んで行く道がほとんどです。
しかし、橋が架かっている場所が二箇所あり、そこからは見渡す限り森という絶景を見ることができます。ここならばブロッコリーも違和感なく溶け込めるのではないでしょうか。
…いかがでしょうか。ぐっと近づいたような気もするし、CG感が増した気もします。雑コラかよ。
閃きました。大きなブロッコリーを丸ごと使うのではなく、小房に分けてみたらどうでしょうか?
すみません。間違い探しみたいになりました。
ひょっとしたら色身が合ってないんじゃないでしょうか。というわけで茹でブロッコリーで試してみましょう。
違和感が増しただけでした。
最終的に見つけたのはこの角度。ブロッコリーのもこもこをこちら側に向けた角度です。
いかがでしょうか。雑コラ感は少し残るものの、ブロッコリーが違和感なく溶け込んでいるのではないでしょうか。「やんばるの森はブロッコリーの森」この写真を見れば確かにそう言えるということにはなりませんか?駄目ですか?
一つだけ気になる事と言えば、やんばるの森じゃない森でもブロッコリーは違和感なく溶け込んでしまうのではないかという懸念点です。もうやらないので誰か試して教えて下さい。
この季節、やんばるの森は気持ちがいい
というわけで、書いていて思ったのですが全然内容のない記事に仕上がった本日の記事はいかがだったでしょうか(撮影に使ったブロッコリーは夕食と翌日の息子のお弁当で美味しくいただきました)。
最後にフォローじゃないですけどこの季節、やんばるの森はとても気持ちがいいです。写真は撮れませんでしたが、イノシシの子供が道を横切ったりと思いがけない動物に出会えたりもします。都会の喧噪につかれた皆様はちょっとリフレッシュしにやんばるの森に行ってみてはいかがでしょうか。