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この夏、凍らせジーマミー豆腐のススメ
SNSで話題の凍らせ豆乳
梅雨入りしたはずの沖縄。しかし、今年は全然梅雨っぽくもなく、じりじりと夏の陽ざしに焼かれる毎日です。
ダムの水位が気になる所ですが、最近SNSなどで話題の「凍らせ豆乳」というものをご存じでしょうか。
作り方は簡単で、好みの豆乳を冷凍庫で冷凍するだけ。
すると、シャーベット感覚で豆乳を食べる事ができるというもので、確かにお手軽かつ普段とは違った食感で豆乳を楽しむことができ暑い夏にはぴったりのレシピです(凍らせただけのものをレシピと呼ぶかは別にして)。
さて、凍らせ豆乳がうまいことは分かりました。そこでふと、思ったわけです。
沖縄で豆を使った食材といえば、ピーナッツの絞り汁をデンプン的なもので固めた「ジーマミー豆腐」があります。
かつてDEEokinawaではこの冬、ジーマミー湯豆腐のススメという記事でジーマミー豆腐は湯豆腐にしてもうまいということを発見しましたが、ジーマミー豆腐を凍らせることで夏にぴったりの食べものができあがるのではないでしょうか。
ジーマミー豆腐を凍らせる
今回はスーパーで販売されているプレーンのものと、黒糖味のものを用意しました。最近は紅いも味だったり、チョコ味だったりと結構味にバリエーションがあるのですが思い立って手に入ったのが単純に二種類だったのです。
この二種類を冷凍庫で1日凍らせます。
見た目が全然変わらなくて恐縮ですが上の写真が1日冷凍したジーマミー豆腐になります。
さて、結論から言いますと
黒糖ジーマミー豆腐が絶品。
凍らせたジーマミー豆腐はシャリシャリとしていますが、口の中でもっちりとした食感になり、普通に食べるよりも味がぎゅっと濃縮された感じになります。さらに黒糖の後味が口に広がりなんだか高級なお菓子っぽい感じもします。甘すぎず、つるっといけちゃう所もなかなかポイントが高いと思います。
問題はプレーン味の方。
見た目はなかなか美味しそうなのですが、ピーナッツの後味と口に広がる焦げ臭さ(島豆腐同様、ジーマミー豆腐もピーナッツの絞り汁を加熱しながら固めるのでその時についている?)がどうにも合いません。
いや、でも食感は割といける気もします。プレーンのジーマミー豆腐、もうちょっと何かを付け加えてどうにかならないでしょうか。
凍らせジーマミー豆腐にかけるものを考える
というわけでいつもの流れです。
凍らせたジーマミー豆腐(プレーン)に何かかけることで絶品スイーツが誕生するんじゃないでしょうか。せっかく凍らせたので色々かけたら美味しそうなものを買ってきました。
あまがし、黒蜜、レモン、フルーツミックス、ジーマミー豆腐のタレです。なんだかクセが気になる凍らせジーマミー豆腐に合うものを探します。
ジーマミー豆腐のタレ
ジーマミー豆腐に付いてくるタレ。メーカーによって味は異なりますが、みたらし団子のタレを薄めた感じの味が多い気がします。
これをかけると、不思議とジーマミー豆腐の豆臭さがなくなります。タレすごい!まぁ味は冷たいジーマミー豆腐でした。
レモン
前にレモン果汁が付いてくる杏仁豆腐というものを食べたことがあるのですが、杏仁豆腐の甘みとレモン果汁の酸っぱさがよく合っていて美味しかったことを思い出したのです。ならばジーマミー豆腐にも合うのでは…?と思いましたが、味がケンカして全然合いませんでした。
黒蜜
黒糖ジーマミー豆腐はうまかったので、黒蜜をかければおいしくなるんじゃないのか…。安直な考えでしたが正解。黒蜜をかけることで、ジーマミー豆腐の臭みも気にならなくなり、もっちりとした食感の後にほのかに口にジーマミーが残ります。
あまがし
黒蜜で調子づいて、続いてはあまがし。緑豆と押し麦を甘く煮たもので、沖縄ではユッカヌヒー(旧5月4日)に食べられていたらしいです。これはあまがしが強すぎて(かなり甘い)、ジーマミー豆腐の味が全くせず。双方の分量のバランスにもよるのかもしれません。
フルーツミックス
なんとなく杏仁豆腐みたいな感じにできないかと、缶詰のフルーツミックスと合わせてみました。10回に1回くらい「杏仁豆腐?」と思える瞬間があったのですが、それ以外の瞬間はそこまで美味しくなかったです。
というわけで、凍らせたジーマミー豆腐(プレーン)に合うのも結局黒糖という結果に。
この夏、凍らせたジーマミー豆腐がうまい
長々話が続きましたが、まとめましょう。
・凍らせたジーマミー豆腐(黒糖)はマジでうまい。
・プレーンは単体では美味しくない。黒蜜をかけるとちょっとしたスイーツみたいになる。
…まぁそもそも凍らせる必要があるのかは置いておいて、興味のある人は試してみてください。黒糖ジーマミー豆腐の凍らせは一度くらいは試して見る価値はあると思います!