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トックリキワタ型のトックリを開発する
今年もトックリキワタの季節です
最近沖縄では道端などで、鮮やかなピンク色の花を咲かせるトックリキワタをよく目にします。
トックリキワタとは南米原産のアオイ目パンヤ科(アオイ科とも)に分類される落葉高木で、その名の通りトックリのような幹が特徴。「ボトルの木」や、沖縄では「南米ざくら」と呼ばれることもあるそうです。
DEEokinawaではこれまで、トックリキワタの「綿」に注目して取り上げてきました。
・トックリキワタの綿を有効活用
・トックリキワタは救命胴着になるのか
そして今回は...まあタイトルを見れば一目瞭然なのですが、トックリキワタの木の形を模したトックリを作ろうじゃないかという企画です。
こちらがトックリキワタ。この木はまだ葉が生い茂っていますが、徐々に葉が落ち枝にはピンクの花だけが残ります。
資料としていろんな角度から写真を撮ったら、さっそく作っていきましょう。
楽しい工作タイムだよ
ザ・トラディショナルトックリ
ここに行けばだいたいなんとかなるDEEokinawaの強い味方、ザ・ダイソーで材料を調達してきました。
まずは造形と着色のために、陶器でできたトックリのまわりに紙粘土を薄く貼り付けていきます。
なんかこういう工作、小学校でやったよね。(おはじきとか埋め込むやつ)
ぺたぺた
やめてそんな目で見ないで...
次に、トックリキワタの大きな特徴のひとつである幹のトゲを再現していきます。
紙粘土を小さくちぎって丸め、指先で転がして三角錐を作り、さきほどのトックリ胴体の下から3分の1ぐらいの位置に貼り付けていきます。
ちゃんとくっついているのか不安
次に、枝と花部分の造作に入ります。
枝の部分は針金でつくって毛糸を巻いてそれっぽく?花は紙粘土で作って着色?それとも布で作る?とあれこれ考えていたのですが、もうこのふたつの商品をダイソーで見つけた時に完成形は見えました。
神はダイソーに宿る。
造花から花びらの部分だけを外し、バランスを見つつグルーガンで枝に接着していきます。
豚骨ランプシェードを作ったとき以来のグルーガン。楽しい。
ちょっと枝が黒すぎる気もしますがよしとしましょう。
枝の土台には発泡スチロールがついていたのでそのまま利用。
大きさをトックリの口径に削って栓にしようと思います。発泡スチロールなので漏れるけど。
商品化するときにはコルクとかゴムとかにするといいのかもしれません。
最後に幹の部分を着色。トゲの部分は慎重に。
本当はねんどが乾いてから塗るのが正しいのでしょうが、時間がないのでそのまま塗りました。
うん、眠たい
そしてトックリキワタトックリ誕生の瞬間
一晩乾かしたものがこちらです。
注ぎ口部分の処理がちょっと甘いですがけっこうかわいくできたのではないでしょうか。
心配していたトゲもちゃんとくっついています。トックリを持つと手に刺さるのが特徴なので、これもしかして飲み過ぎ防止にも役立つのかもしれません。(無理やり感)
それでは枝の部分を挿して、か〜んせ〜....
アッ...!!!
ひどい......
なぜか興奮した猫に少し破壊されてしまいましたが、なんとか完成です。
けっこうかわいい。
紙粘土の部分を水洗いOKの素材(シリコンとか?)で作り、枝のかたちをもう少し横に平たくすること、栓の素材を工夫すること。このあたりをクリアできたら商品化も夢ではないかもしれません。新しい沖縄みやげとしていかがでしょうかメーカーさん!
ただし使用上の注意点として、猫の近くでは使わないこと必須です。