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沖縄市八重島に不思議な神社がある
沖縄市の八重島はかつて「ニューコザ」と呼ばれる歓楽街がありました。
1950年ごろから外人相手の特歓区として発足して1950年の末には50軒の飲食街が建ち並んでいたのだとか。最も盛んな時でバーやクラブが130軒、ホステスが300人もいて「コザの不夜城」とも呼ばれたといいます。
現在はほとんどその面影はないのですが、今でも民家の壁にバーのネオンサインなんかが残っていたりします。
そんな八重島なんですが、ずっと気になってることがありまして。それは道を歩いていると見える神社のようなもの。いったい何なのでしょうか?気になったので足を運んでみました。
その名は「大国ミロク大社」
建物を目印に進んで行くのですが、まわりは割と住宅です。
ついた先に見えたのは鳥居と「大国ミロク大社」という文字。沖縄で神社といえば琉球八社が有名ですがそんなに数は多くありません。こんな所に神社が…!
ちょっとネットで調べてみるとちゃんとホームページがありました。なんでも比嘉初さんという方が1952年に天啓を受けて作られたものだそう(詳しい経緯はホームページに載ってます)。
社殿の下まで来ました。建物はコンクリート製に2階建て。
1階はガラス張りになっていて、貝殻だったりシーサーだったりが飾られていました。
拝殿は2階のようなので2階にあがってみます。
せっかく来たので、参拝して帰ろうと思ったのですが
残念ながら閉まっている模様。平日の午前中だったので人が居ない感じなのかもしれません。内地の神社だと隙間にお賽銭を入れるスリット的なものがあったり、賽銭箱は外に出てたりするのですが、そのようなものもありませんでした。とりあえず軽く参拝しておきます。
神社の脇道は山に続く道
拝殿に行く途中に道が続いてるのに気づいたのでそちらにも行ってみることにしました。
山の中を細い道が続いています。
結構歩いたんですが、何もないので引き返そうと思いましたがしばらく行くと…
祠的なものがありました。
中は鍾乳洞になっているようです。どうもあとでホームページを見ると、これは比嘉初さんが天啓を受けた際に拓いた「天岩戸」らしいです。ホームページには「山内には、艮三方の仕組みと呼ばれる3つの鍾乳洞があるほか、御嶽、拝所を多く配し、八百万の神々様の働く聖地として信仰を集めています。」と書かれていました。
さらに進むと道は墓地に行き当たります。この辺りは「黄金森」と呼ばれていたそうで、沖縄には割と「黄金森」という場所があるのですが共通して昔の墓地だったりします。そういう場所には何かしらあるのかもしれませんね。
沖縄にはまだまだ不思議な場所がある
というわけで、本日は沖縄市の八重島にある「大国ミロク大社」の様子をお伝えしました。
いや、神社に誰か居たらお話を聞いてみたかったんですが誰にも会わずじまいだったので、さらっとした紹介で恐縮です。こうしてみると沖縄にはまだまだ不思議な場所があるなぁとおもう所存です。
この記事を書きながら大国ミロク大社のホームページを見ているのですが、割とブログなどは頻繁に更新されているようです。また足を運んで話をうかがえる機会があったら詳しくご紹介しますね。