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くるま麩から車を作りたい
くるま麩。それは、グルテンを主原料の1つとした加工食品で、ベジタリアンやマクロビオティックな食生活をしている人に人気がある食材。
くるま麩。それは焼き棒に生地を巻きつけて焼くので、形状が車の車輪のような見た目になることからその名前がついたという。
くるま麩。
いや、私は思うのです。車輪のように見えるということは「くるま麩」じゃなくて本来は「車輪麩」と呼ぶべきではないのでしょうか。
くるま麩と車。
「そうだ、くるま麩をちゃんと車型にしよう」。
本日はそんな試みです。
くるま麩を車にしたい
正直、思っただけでどうすれば車になるのかという具体的な計画はありません。
とにもかくにも切ったり貼ったりしてみようと思います。
水を使って部品を接着しよう
切り出したくるま麩のパーツを水に浸します。
そして、グッと力を入れて接着。
お、くっつきました。
これを繰り返して車型にしていきましょう。
と、思ったのに3個パーツをつけたところで儚く壊れる車。
わかったこと1:水で接着するのは無理がある。
爪楊枝で部品を接着しよう
隙間が開いてしまいそうですが、爪楊枝でパーツを組み立てていこうと思います。
思っていた以上に強度がなく1つつけただけでもう壊れそうです。
それもそのはず、くるま麩って密度がぎっしりしているわけではなく空気がたくさん入ってサクサクなんですよね。
なんですよねー。
わかったこと2:爪楊枝で接着するのは無理。
発想を変えてみよう
パーツを切り出して接着して車型にするということが、そもそも無理があったように思います。
素材をできるだけそのままに、そんな発想ではどうでしょうか。
くるま麩を車輪として使い、その上にくるま麩を乗せる。
「みんな、できたよ!これが車のくるま麩だ!」
わりとひとりでそんな風に喜んでいたのですが、DEEokinawa編集部のやんばるたろう氏とmyco氏がすごく冷たい目をしてこう言ったのです。
「はぁ?」
わたしたちはDEEをはじめて一緒にいままで頑張ってきたんやなかったか!?
うまくいくことばっかりじゃないやろ!?
失敗だってするやろ!?
失敗が失敗として見えないことだってあるやろ!?
わかったこと3:無理があることを気づかせてくれてありがとう。
車があった
もうどうしたらいいんでしょうか。
一人頭を抱えていたら、目の前に車が見えました。
大砲の右前方車輪だったこの子。
車やわ。
改めていそいそとパーツを切り出します。
車輪を作って。
その上に、さっきの子を乗せます。
あ!
オープンカーでもよかったのですが、屋根をつけて。
ライトもつけてみよう。
そして完成です!
車と車くるま麩。
わかったこと4:やればやるほど遠くなることもある。
さぁ、最終手段だ
こちら、何かというと砂場で使う型取りのおもちゃでございます(使用前)。
これに、先ほどまで切ったりして砕けていたくるま麩の破片を拾い集め水で戻したものを詰めて圧縮。
そして、上手に型からはずしていきましょう。
出て来ました。
わかったこと5:この世には報われないことの方がきっと多い
やるせない気持ちになった方はこの記事を読むといいと思います。
【大人の社会科見学】麩久寿 〜伝統の味を守り続けて〜
本日は以上です。