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浦添唯一の天然ビーチ、カーミージー周辺の現在
カーミージー再び
みなさんは覚えていらっしゃるでしょうか。
『浦添のエアポケット空寿崎周辺』という記事で浦添市唯一の天然ビーチであるカーミージー(空寿崎)周辺をご紹介したのが2012年。あれから約5年の月日が経過し、現在あの一帯はどんな状況になっているのか気になる、というお声が読者の方々からも時々編集部に寄せられておりました。
(2012年当時の写真)
沖縄西海岸道路のうち、港川周辺は浦添北道路と呼ばれるゾーン。宜野湾市宇地泊(宜野湾バイパス)を起点とし、浦添市港川を終点とする全長約2kmのバイパスで、2017年度開通予定となっています。2017年度ということは、残すところあと約6ヶ月。
(2012年当時の写真)
かなり大規模な工事計画のようでしたが、本当にもうすぐ完成するのでしょうか?
先日、現場を訪れてきました。
まずは港川崎原住宅街を散策
2012年同様、国道58号線沿いのイバノを目印に奥へ奥へと進んでいき、突き当りのキャンプキンザーのゲート手前を右折します。
ゲートのフェンス沿いにしばらく進み、写真左下に見える看板を目印に右折して港川崎原住宅街へと向かいます。前回の訪問以降、カフェが数軒OPENしたようです。隠れ家カフェという文字が見えますが、まさに隠れ家。ちなみにこの分かれ道を直進すると工事エリアに出ますが、それはまた後ほど。
以前と変わらない静かな雰囲気の住宅街を抜けていくと、突き当りにちょっとした空き地がありフェンスの向こう側に工事現場を眺めることが出来ます。
すぐ工事現場近くの木の根元にあった、りうぐ神拝所。おそらく竜宮神のことでしょう。周囲はきれいに掃き清められており、地域住民の方がしっかり管理されている様子が伺えます。そっと手を合わせてご挨拶。
国道58号線を挟んで内陸側にの雑貨店やカフェが建ち並ぶ港川外人住宅街は『港川ステイツサイドタウン』と名付けられ、相変わらず地元客からも観光客からも人気のエリアとなっていますが、こちらの外人住宅街は静かに生活している方たちのエリア。マナーを守って、味わい深い佇まいの建物を外から拝見しましょう。
集落のもう一箇所にある突き当り、高台になっている部分も突き当たりに空き地がありフェンスが張られていました。
この場所からは北側の宇地泊方面がよく見えます。右奥に見えるのは牧港にある沖縄電力の煙突。2012年当時はまだ橋桁の建設に着工したばかりでしたが、現在は宜野湾側と完全につながっているようです。
この場所からはよく見えませんが、はたして自然の海岸部分はどうなっているのでしょうか。
工事エリアを抜けるとそこに
さきほど右折して住宅街に向かった道を、曲がらずそのまま直進すると工事エリアの入口にたどり着きます。
突き当りには立入禁止の看板がありますが、よくよく見てみると・・・
海岸への迂回路が記されていました。8月1日からはこの迂回路を通って海岸へと行けるようになっているようです。
ここから先、車両は通行止めとなり徒歩でのアクセスのみ。フェンスの隙間から海岸へと向かいます。
道中フェンス沿いに、地域の子どもたちが描いたと思われるイラストが掲示されていました。
カーミージーは地元の子どもたちにとって貴重な自然学習の場となっているようです。
しばらく歩いていくと真新しいトンネルが見えてきました。この上を通っているのが新しいバイパス、浦添北道路です。
トンネルを抜けるとかなり道幅が細くなり、人ひとり分ほどの砂利道に出ました。ここをさらに先へと進んでいくと。
無事、海岸に辿り着くことが出来ました!
橋が完成して見える景色はだいぶ変わりましたが、自然の海岸自体はしっかりそのまま残されています。海の色もきれい!
もちろんカーミージーも健在です。
空港や那覇の繁華街からも近いこの海岸ですが、多種多様な海の生きもの達が見られるようでワクワクしますね。私も子どもがもう少し大きくなったら一緒に参加してみたいと思います。
気になる方はこちらのブログでスケジュールチェックしてみてくださいませ。
(サメも見られるかも!?)
道路が開通したらいったいどんな景色が見られるのか、今から楽しみです。