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あの入りにくいタルト屋さんが入りやすくなった?
みなさんは、「【入りにくい店に入ってみた】タルト屋」という記事を覚えているでしょうか。
2016年10月撮影
2016年10月撮影
宜野湾市真志喜の国道58号線沿いにあるこのお店。
入りにくいけれど、入ってみたらめちゃくちゃ親しみやすい若いお兄さんがやっていて、タルトも美味しかったという、良い意味で肩透かしをくらったお店でした。
気になっていた方も多かったようで、記事には1000近くのFacebookイイねがつきました。
さて、このタルト屋を経営している久志さんから、つい最近メッセージが送られて来たのです。
ご無沙汰しています!もぉすぐ1周年!【少し入りやすいお店】に変わりました♪笑
ほんまかい!?
ということで、ひさしぶりに再訪してみました。
タルト屋さんは入りやすくなったのか?
まずは先ほども出しましたが、ビフォアー。去年の10月の外観を再度ご覧ください。
ビフォアー
タルトという文字は目に入るのですが、壁に大きく「スナックほおづき」とあるので、どっちが正解かわからないお店になっています。外観からは、ここで売られているタルトが、あのフルーツが乗ったタルトなのかの自信が全然持てないのです。
続いて、こちらが今のタルト屋さんです。
アフター
タープテントが設置され、大きく「TAKE OUT TALT ALL $5」の看板。
タープが目立つのでスナックほおづきの看板はさほど目立たなくなりました。初めて見るとスナックからお店が変わったのかな?という印象を持つはず。
タープテントの柱にはタルトの写真が飾られています。
これは安心。こんなタルトが売られているんだ!と思うでしょう。
しかし、TAKE OUTののれんが風を受けてたなびくと...奥には...。
赤提灯の大きなほおずき。
ど、どうでしょうか。入りやすくなっているのでしょうか。
私はどんな方がやっていて、ちゃんとしたタルト屋さんだとわかっているので、もう入りにくくはないのですが、最初の方は入りやすいか入りにくいかと言われたら、まだ後者のように思います。
さぁ、タルトを買うには勇気を出してもう一歩中へ!
DEEokinawaの記事が出て売り上げが伸びたらしい
お久しぶりです、タルト屋のオーナー久志さんです。
久志さん曰く前回DEEに載った反響が結構あったそうなのです。少しお話を聞いてみました。
- 前に掲載されてから反響がすごかったっておっしゃってましたよね?実際来られた方も多かったんですか?
そうなんです、あのすぐ後は売り上げが3倍近くまで伸びました!来るお客さん、お客さんがみんな冒頭で「DEEokinawaを見ましたって」言ってくれて、感謝しきりでしたよ。
あと、知り合いから聞いて自分でも見たんですが、スマートニュース(DEEの記事はときどき転載されます)にも載ってたのに驚きました!
- 正直DEEを初めて7年ぐらいですが、こんなことを言ってくれるお店は初めてです(笑)
お店入りやすくしたんですね
梅雨に入る前に準備をしました。お客さんが濡れないようにテントを張って。
新しくのれんを作って。
でも本当ののれんを作ったら高いんですよ。のぼりの3倍ぐらい。だから実はのぼりを横書きにしてのれんのようにしてます。
のぼり屋さんもそんな発注初めてと言って2回ぐらい聞き返されました。どうにかお金をかけずに。 本当はお金をかけた方が怪しくないんですけど、でもおばあちゃんのお店であるほおずきも生かしたいので。それでも半分見えないんですけどね。
見た目が怪しすぎるので、急いでいない方にはなんでこんな外観になっているのか説明するようにしてます(笑)
たしかによく見るとのれんは登りを90度回転させている
のぼりをこんな風に横書きするのは業者の人も初めてだったそう
- おばあちゃんのお店(ほおづき)もまだ営業されているんですよね?
もちろん!
夜は入り口の衝立をどかしておばあちゃんがスナックを経営してますよ。
僕はいないんですが、夜はタルトをおばあちゃんが売ってくれます。
タルト屋としての閉店時間は設けていないので、夜に買いに来るお客さんもいるんです。そのとき常連さんも一緒になってタルトを勧めてくれるそうです。
でも新規のお客さんはパニックですよね、きっと。タルトを買いに来たら中でカラオケは歌ってるわ、おじさんたちがフレンドリーに話しかけてくれるわなんですから(笑)
でも、こんな状況をおばあちゃんは楽しんでくれているようで嬉しいです。
夜はスナックになるタルト屋さん
スナックはいつも常連さんで賑わっているそう
- あれから変わったこともあるんですか?
最近は内祝いで贈られる方も多いですね。
お客さんの要望でギフトカードも作りました。
宅配で頼まれる方も多くなって。
梅雨だったので雨の日にこっちまで寄るよりは、持って来てと。
ただひとりでやっているのでなかなか時間的に難しいときもあります。その場合は普通の宅配業者、ピザ屋さんだと難しいと思うのですが、うちは「夕方でもいいですか?」と時間の交渉をさせてもらったりもします。
宅配は5枚以上でお願いしてますが、みなさんたくさん買ってくれます。
上はうるま市、下は南風原まで行ったことがありますよ。
今後の展望
- タルト屋さんはこれからどんな風になっていきますか?
僕は、タルトの感覚が変わってくれればと思っています。
少人数で楽しむ高級なお菓子から、みんなで一緒に頼むものに。寿司やピザみたいな感覚。
それがこのお店、タルト屋らしさになるかと。
いつかはスイーツとしてドライブスルーのお店を出すのが夢なので、コーヒーとセットとか。
2号店はそうしたいという夢があります。
タルトはおしゃれな当たり前の世界だったのを、これはどこから撮ってもおしゃれにはならないので(笑)
でもこれでいいと。最初は迷っていましたが。今は自信に変わっています。
外観で損している分、会う人や、Facebookの投稿は気になることを言うようにしてます。
おしゃれなタルトやさんに負けないようにしないと(笑)
まだまだ入りにくいけど素敵なお店
というわけで、タルト屋さん再訪の話でした。
夜はおばあちゃんのスナックになるので全面にタルトということを押し出せない分、他のスイーツ店にはない工夫で独自のお店になろうとしているタルト屋さん。
8月1日にオープン1周年を迎えるそうで、すでに500円と激安なのでセールはできないけれど、「タルト屋らしくなにか面白いアイデアを考えます!」ということでした。
これからどんな風になっていくのか、DEEokinawaは見守りたいと思います。みなさんもぜひ美味しいタルトをテイクアウトしに行ってみてください。(ただ、久志さんが太鼓の公演のため6/29まではお休みだそう!)
タルト屋
宜野湾市真志喜1-8-2
090-4470-8118
Facebookページ
(夜はおばあちゃんのスナックになります)