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テッポウユリを鉄砲にしてひとりゆり祭り
「テッポウユリ」という花があります。だいたい4月下旬から5月くらいに花が咲くユリなんですが、沖縄では自生しているらしくあちこちでその姿を見ることができます。
こちらは沖縄県総合公園のゆり園。GWではまだ咲いてなかった。
多分有名なのは4月下旬からゴールデンウィークにかけて開催される伊江島のゆり祭りで、テッポウユリを始めとした100万輪のユリを鑑賞することができるのだとか。沖縄県内各地の公園でもゆり園的なものがいくつか存在します。
さて、そんなテッポウユリですが割と物騒な名前は昔使われていたラッパ銃に形が似ているところからその名がついたと言われています。
…まぁ、ここまで読み進めて頂いたDEEokinawa読者の方はだいたい何をするかもう分かっていると思うのですが、「テッポウユリで鉄砲を作ったら面白いんじゃないのか」というのが本日のテーマです。
テッポウユリ型鉄砲を作ろう
さて、テッポウユリで鉄砲を作る…これ割と長年温めてきたネタなんですがモデルガン的なものをテッポウユリに組み込むのはハードルが高いし、平和的じゃない気がします。
というわけで水鉄砲を用意しました。これをテッポウユリにしていきましょう。
まずは水鉄砲を解体して、中身だけ取り出します。ちなみにこういう思いつきだけのネタをやるときのポイントですが、必要なのは勢いです。この時点で全くノープランですが勢いでなんとかしたいと思います。
ユリの花弁を作ります。水鉄砲なので耐水性のある素材が理想なんですが、なんだかんだで白い画用紙になりました。
これを整形して…
チューブ部分が弱いので針金を巻き付けて補強しています。
水鉄砲の先端部分に貼り付けていきます。
割とそれっぽくなりました。
続いて、チューブ部分に緑色のテープを貼って、葉っぱを取り付けていきます。葉っぱの材料も画用紙です。
葉っぱを付けたら完成です。いかがでしょうか。これがテッポウユリの水鉄砲です。この日の朝にダイソーに駆け込んで材料を買ったとは思えないほどしっかりとした仕上がりになりました。
おしべとめしべ的なものは水でヤバいことになりそうなので諦めました
完成したテッポウユリを持って、本物と比べに行きましょう。
テッポウユリを求めて大石公園に
さて、テッポウユリの鉄砲を作って本物のテッポウユリと比べよう、という早口言葉みたいな状況になりましたが皆様ついてきてるでしょうか。
完全に不審者
テッポウユリを求めて那覇市識名にある大石公園にやってきました。ここ、大石公園ではテッポウユリが栽培されていて毎年「ゆり祭り」が開かれています。沖縄県が制定している「美ら島おきなわ・花と緑の名所100選」にも選ばれているのだとか。
まぁ…
完璧、ゆり祭り終わってましたけど。
多分ゆりが咲き乱れていたであろうエリアのゆりの花は散って、すでにほぼ何もない状態。伊江島のゆり祭りもゴールデンウィークで終わりなんでそこら辺が花の最盛期なんだと思います。
まだぽつぽつと咲いてるユリがあったので、そちらに移動します。
テッポウユリとテッポウユリ(鉄砲)。勢いで作ったにしてはかなり違和感なく溶け込んでいる気がします。
このまま満足して帰りそうになりましたが、大事な事を忘れていました。作ってから一度も水鉄砲としての機能を試していませんでした。それではこの記事のハイライト。テッポウユリ(鉄砲)の発射を刮目してご覧下さい。
よーし、いきますよ…?
……うん。なんか地味でした。すみません。
やりきった感だけが残った
というわけで、テッポウユリでテッポウを作るという話でした。写真で見るとものすごい地味ですが、この水鉄砲を量産して県内各地のゆり祭りで販売すればそれなりに売れるんじゃないかと思っています(画用紙で作ったので水に弱いけど)。
ゆり祭り実行委員会の皆様のご連絡をDEEokinawaではお待ちしております。