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本部町伊豆味の自然石庭は不思議の庭だった
先日、本部町の伊豆味(いずみ)に行ってきたんです。
伊豆味と言えば今さらハブとマングースショーを観てきた、Theドライブインなど本部町の中でも濃ゆいスポットが密集している気がするんですが今回ご紹介したいのはこちら。
自然石庭。
自然石庭以外になんの情報も書かれていないのですがなんだか看板の文字に静かな力強さを感じます。これは行って見ねばなりません。というわけで本日は本部町伊豆味より自然石庭の様子をご紹介いたします。
橋を渡るとそこは不思議の庭でした
とりあえず看板を頼りに自然石庭を目指します。
駐車場につくと喫茶店があったのですが、喫茶店はまだ開いてない模様。どうしたもんかと思ってたのですが近くに人が居て上に上がるといいよ、と教えてくれました。喫茶店と自然石庭は別にある模様。
駐車場から橋を渡ります。
入園料の表示がありました。看板には小学生:無料、中高生100円、大人100円と書かれています。超良心的な価格です。それにしてもどこで入園料を払えばいいのか。
- 上に続く階段
- 手スリつかまへて下さい
朝早く行ったので道中には誰もおらず、なんだか異世界に迷い込んだような不思議な雰囲気です。道のまわりには観葉植物的なものが植えられてちゃんと整備されている様子。
階段の途中に何かしら書かれた岩が。
「子寶岩(こだからいわ)」。しかしそれ以外の説明が一切書かれていません。うむむ。
道を進むとあらわれる、まさかのおばあちゃん家
さらに道をゆくと、そこには…
あれ?民家?
縁側には料金箱とみかん。
そしておばあちゃんとネコ。料金箱に100円を入れつつ、話を聞いてみるとこの自然石庭は旦那さんの4代前の人が移り住んで畑をやっていた土地なのだとか。ゴロゴロ転がる石の合間に畑を作らないといけなかったのですごく苦労したのだそうだ。
今は造園業を営むかたわら、見学できるように開放しているのだという。
- ネコもいれば
- 犬もいる
熱いお茶を入れてくれて、みかんを頂きながら話を聞いたのだが、おばあちゃんの家に来ているみたいな不思議な感じでした。さらに不思議度が増した気がします。
太鼓岩を叩くとマジで太鼓の音がする
色々話を聞いていたのですが、民家の裏手にもまだ順路があるらしく、そちらも見てみることに。
並んだ石と小便小僧。
- 全長20mのブーゲンビリア
- 池
- 無造作に飾られた石
- 路傍のタヌキ
民家の周辺は自然石というよりも、それを利用した庭みたいなスペースになっています。
順路を辿ってさらに奥に。
道中たわわに実ったミカンの木があったりもします。
一番奥の方に行くとゴロゴロと不思議な形の岩が沢山あるエリアに。
タイトルは「一部説明」なんだけど全部説明された案内板はなかった
はじめて、かつ恐らく唯一の説明板がありました。このあたりの岩が地球上に姿をあらわしたのは約2億8000万年前であること、昔のひとはこの岩の合間を使って畑をやっていたこと、この岩が織りなす風景は自然の芸術作品であるということが書かれています。
順路の矢印を辿ってさらに歩くと
円満石という岩に。しかし特に解説はないので、なにが円満なのかは不明でした。
続いては太鼓岩と書かれた矢印を辿っていくと…
赤い丸と、ゴム製のハンマーが用意された場所に。もうちょっと説明してよ!
多分、この赤い丸のところをハンマーで叩けってことだと思うんですが…。おそるおそる叩いてみると…
あ、マジで太鼓の音がする…!
太鼓岩からさらに進むと民家の後ろをぐるっと回る形でまた民家のあるエリアに戻って来られます。割と手作り感がすごいのですが、ここまで色々みて回れて入園料100円ってすごいなぁと思いました。
ジブリにありそうな不思議な空間
その後おばあちゃんに挨拶して自然石庭をあとにしたのですが、何の説明もない岩が置かれていたり、急におばあちゃんの家があったりと入り口の橋を渡った時点で別の世界に来たような不思議なスポットでした。
こんな場所があったなんてはじめて知りましたし、沖縄はまだまだ奥が深いなぁと思いました。興味を持たれた方は是非一度足を運んでみて下さい。
なぜか卓球ができるスペースもあるので、2人以上だと楽しめると思います。
自然石庭
沖縄県本部町字伊豆味1694番地
9:00~日没