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足下だけ見て市場周辺を歩く
那覇市の公設市場周辺のエリアは観光客向けのお土産物屋と沖縄の日常に密着したようなお店が混在する不思議なエリアになっています。
まぁ沖縄観光のド定番でもあり、観光客の方はもちろん沖縄県にお住まいの方も一度は行ったことがあるんじゃないかと思います。市場周辺のスポットや魅力はそれはもう数多の沖縄観光情報で取り上げられているんですが、最近ちょっと気になっていることがあります。
こういうやつです。
それは何かといえば足下のタイルに埋め込まれているパネル的なものです。普段はあんまり意識していないのですが、ざっと見たところ結構種類があるようなのです。市場周辺の足下のパネルにはいったい何が書かれていて、どのくらい種類があるものなんでしょうか。ひたすら足下に注目して市場周辺を歩いてみました。
平和通り
公設市場付近のアーケードは縦に何本か通りが通っていますが、最初は一番安里側の「平和通り」から。足下のパネルを探してみると…
ありました。これはやちむん工房っぽいですね。平和通りをまっすぐいくとやちむんで有名な壺屋にぶつかります。
こちらは沖縄の伝統行事、爬竜船競争のハーレー。那覇にあるんで那覇ハーリーの絵なんじゃないかと思います。
続いてはエイサーっぽい…がお店の陳列棚の下敷きになってしまっていて確認ができず。
続いては那覇大綱でした。最初の2つのパネルと若干絵の調子が違います。
ちなみに国際通り周辺を歩いているとよくコンパスみたいなやつを見かけるのですがこれは沖縄標準メッシュコードというやつで「29」「46」「A-1」「f-4」という4段階のレベルで現在地を示しているらしいです。よく見かけますがそんなに普及していない気がするのは気のせいでしょうか。
足下に埋め込まれたインフォメーションパネル。あしらわれている蝶は那覇市の蝶「オオゴマダラ」でしょうか。
さらに進んで行きます。割と絵の書いてない普通のタイルも面白いのですが、膨大になりそうなので割愛しますね。
続いてのパネルは首里城と行列。うろ覚えで恐縮ですが冊封団の一行的なものなんじゃないかと。
- 八軒通り
- 足跡とハロウィン
途中「日本一短い商店街」のPRでおなじみの八軒通りにさしかかりました。こちらは24歩で端から端まで行けるということで足跡が地面に配されています。ハロウィンぽくジャック・オー・ランタンもありました
さらに進んでみつけたパネル。NAHAマラソンですよね。背景にはゆいレールと今は亡き那覇タワー。
色鮮やかな魚とイルカのタイルもありました。
このあたりタイルが貼り替えられてるようで、イルカはちょっと切れてます。
平和通りから桜坂の方に行ける道があるのですが
こちらは(多分)桜をあしらったパネルが。
むつみ橋通り
続いてはむつみ橋通り。
足下だけ見てると分からないのですが、お店の上に生きもののオブジェがあります。
最初に見つけたのは抱瓶(だちびん)のパネル。
こちらは花笠とサンバ。
随分すり切れていますが、シーサー。
むつみ橋通りは途中で平和通りと市場本通りを横切る道にぶつかるのですが
- 吽
- 阿
そこにはかわいらしいシーサーのパネルがありました。ちゃんと一対で阿吽になってます。
市場本通り
続いては牧志の公設市場に続く市場本通り。
このパネルはざっくりと案内表示がされています。
現在地の上の魚がカワイイ。
- 花笠
- シーサー
花笠とシーサーはむつみ橋通りにもありましたが、市場本通りにもありました。この二種類は色んな所にあるみたいです。
カラフルなインフォメーションパネル。
牧志の公設市場前に来ました。
こちらにあるのはコンパス的な図案ですが…
東京やホノルルなど各都市からの距離が書かれています。
公設市場の入り口付近には魚。「ようこそマチグヮーへ」「またんめんそーれ」の文字入り。
市場を過ぎたところで守礼門から出てくる人達。いい具合にすり切れちゃってちょっと怖いです。
続いては那覇大綱。市場本通りはパネルが古いのか、あるいは人通りが多いのか結構かすれてしまったものが多いように見えます。これはこれで格好いいですけど。
多分那覇ハーリー。平和通りにも同じモチーフのパネルがありますが、タッチが違いを楽しむのもいいかもしれません。
サンライズなは
最後は平和通り、市場本通りがぶつかるサンライズなは通り。
こちらはパネルというよりもコンパス的なものが道に配されています。
こちらは壺屋の入り口側。
こちらは商店街の真ん中あたりです。
足下を見て市場を歩こう
沖縄っぽいフロアマットも個人的に気になります。
というわけで本日は公設市場周辺を足下を見て歩く旅のご紹介でした。まとめてみると地味ながらも結構なバリエーションがあってタイルを探しながら市場付近をブラブラするのも楽しいんじゃないかと思います。
サンライズなはからさらに通りを通って農連市場の方に出てみると、かつての面影はなくただ今工事の真っ最中でした。
ここまで開けてしまうと、本当にここに農連市場があったことが信じられないのですが
入り口に一枚だけ歩道にタイルが残っていました。ちょっと切ないですがこのタイルもぜひ探してみてください。