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素晴らしき「無理矢理土産」のセカイ
無理がある土産物たち
日本でも有数の観光地である沖縄。観光地といえばやはりお土産物。那覇の国際通り周辺には観光客向けのお土産物屋さんが建ち並び、様々な土産物を購入することができます。
で、本日は「無理矢理土産」というものをご紹介したいと思うのですが、どんなモノなのか一例を挙げつつまずはご説明できればと思います。次の写真をご覧下さい。
キジムナーヨーヨー
キジムナーとは沖縄に生息する妖怪でガジュマルの木に住んでいる事が多いと言われています。大体小さな子供的な描写がされることが多いのですが、上の商品ではなんだかよく分からない形状になっています。
これ、多分ですけどよく分からない形状の商品が最初にあって、そこに強引に「キジムナー」という要素を加えて土産物の態をなしているという事なんじゃないかと思うんです。そのように「元ある商品に沖縄の要素を強引に加えて土産物にしている」ものをここでは「無理矢理土産」と名付けましてご紹介していきたいと思います。
それではめくるめく、無理矢理土産のセカイをご堪能ください。
ヘビはだいたいハブって言っておけばOK
まずはヘビ型おもちゃからご紹介していこうと思います。
ウッドスネーク
沖縄に限らずなぜか観光地にはヘビ型おもちゃが沢山あるような気がしますが、上の写真のウッドスネーク…
土産物屋によってはハブとして販売されています。
どう考えてもどっかの国の民芸品みたいな気がするのですが、これがハブだと言われたらなんとなくそんな風に見えてくるので不思議なものです。
このように沖縄の土産物屋において、ヘビ型のものはだいたい無理矢理「ハブ」ということにされていることが多いようです。
こちらはヘビのぬいぐるみ。めちゃめちゃまだら模様ですが、ハブ。
色々間違った感がある指ハブ。商品の箱がオール英語。
ちょっと見えにくいのですが、「金のハブペン」。もはや色さえも超越したこの強引さ。
割と模様は忠実な気がしますが、なんで金色?
黒い豚は「あぐー」
続いてはあぐーです。あぐーは沖縄在来種の黒毛の豚で今はいろんなところで肉が販売されてたりします。
というこで上の豚のおもちゃは当然…
あぐー豚。まぁいいですけど、これをお土産として貰った人はどんな顔をすればいいのでしょうか。
場所によっては金色の豚すらも「金のあぐー豚」という名前で売り出されていました。それってもうあぐーじゃない気が…。
キーホルダーにもありました。小さいあぐーなんで「ベイビーあぐー」。
確かにあぐーって沖縄では割とメジャーになってきた気がするのですが、土産物にするほどか?と個人的には思います。形にしやすいってのはあると思うんですが。
困ったときのシーサー頼み
続いてシーサー。沖縄といえばシーサーと言っても過言ではありません。ちゃんとしたシーサーも土産物屋には沢山ありますよね。では次の写真をご覧下さい。
シーサーキーホルダーなんですが、なぜかシーサーと一緒についているのはバットと野球ボール。…これ多分バットと野球ボールのキーホルダーにシーサーを付けて販売してるんだと思われます。
他のところで見つけたやつですが、めちゃめちゃ英語でバットとボールだけのやつもありました。とりあえずシーサーをつければ沖縄土産になる、ということでしょうか。
続いて金属製の「伸びるシーサーの手」。シーサーの手ってこんなでしたっけ?
後ろの箱を見るに金属製の孫の手(海外製)にシーサーの手という名前をつけて販売している模様。強引だけどちょっと関心してしまう逸品です。
その他なんか無理矢理なものたち
あまり数はありませんでしたが、これは無理矢理だなと思ったモノを最後にご紹介したいと思います。
島バナナ。
なんくるないさー定規セット
一見沖縄とは全然関係無さそうな「セレブトランプ」ですが
ユタの拝み済み!
「無理矢理土産」に愛を
夏のアイテム。なんか潔い。
というわけで、本日は無理矢理沖縄要素を付け加えられた「無理矢理土産」をご紹介いたしましたがいかがでだったでしょうか。この記事を読まれてひょっとしたら「沖縄の土産物はなってない!」みたいに怒れる方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですが、このカオスな感じが沖縄っぽくて逆にいいんじゃないかと僕は思います。
沖縄在住の方も、沖縄に旅行で来られた方も是非とも土産物屋を巡って無理矢理土産を探してみてください。