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ライバルたちを白黒つけよう、バーコードで。
ライバル企業はどちらが強いのか
琉球新報と沖縄タイムス、沖縄銀行と琉球銀行と沖縄海邦銀行、オキコパンとぐしけんパン…などなど沖縄にもライバル企業というものはあるわけで、おそらくライバルに差をつけるべく日々切磋琢磨を繰り返しているのだと思います(たぶん)。
本日は似たような業種、商品を出している会社を勝手に戦わせて白黒つけようという企画なんですが、まぁ私たちDEEokinawaにはなんの力もないので企業同士を戦わせる術などないのです。
そこで本日ご用意したのは
ほぼ出オチです。
バーコードバトラーⅡ(エポック社)でございます。
バーコードバトラーという言葉を聞いて「懐かしい!」という反応をする人はもれなく三十代後半だと思うのですが、バーコードバトラーとは当時一世を風靡したゲーム機で色々なバーコードを読み取ることでキャラクターを生成してそのキャラクター同士を対戦させることができるというゲーム機です。
バーコードバトラーだけでは地味…。そんなことを思っている読者の方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。今回は戦いの結果をより大迫力でお伝えするためにファミコンソフト「バーコードワールド」を入手いたしました。
このバーコードワールドはバーコードバトラーⅡとファミコンを接続することで、バーコードバトラーをファミコン上で再現できるというすくれものです。それではどんな感じで対戦できるのかみてみましょう。
用意したのは二種類の黒糖。左は金宮黒糖(南風原町)、右は琉球黒糖株式会社(糸満市)の商品です。
袋製品などのバーコードはバーコードバトラーⅡで読み込めないこともあるのであらかじめバーコードだけをデータ化して印刷しておきます。
カセットを立ち上げ、バーコードを読み取ることで…
それぞれの商品をキャラクター化できました。一番上のHPはヒットポイント、STは攻撃力、DFは守備力、MPは魔法を使えるマジックポイント、PPはよく分かりません。
大体一撃できまります。
先攻後攻は勝手にソフトが決めてくれるのであとは殴り合いです。
DEADって…
先にヒットポイントが0になった方が負けです。黒糖勝負は金宮黒糖が勝利という形になります。キャラクターのステータスはバーコードによって計算されているので、バーコードによって強い弱いが予め決まっておりバーコードバトラーⅡが最も流行った頃は強いバーコード目当てのバーコードだけの万引きが社会問題になったりしてたようなことをふと思い出しました。
そして、もう一点大事なことなんですがバーコードには対戦できる「キャラクター」とキャラクターを強化する「アイテム」の二種類が存在します。
- 夢の沖縄タウン誌対決
- しかし片方の末尾が7(アイテム)なので対戦できない
どうやらバーコードがキャラクターなのかアイテムなのかはバーコードの末尾が0-4か5-9かによって決まるらしく割と商品が限定されますこれのせいでめちゃめちゃ商品選びに苦労しました。。
また冒頭の琉球新報vs沖縄タイムスみたいな戦いは新聞にバーコードがないため実現できないのです。いやまぁ長々書きましたけどとりあえずそんなところです。
長くなってもアレなので早速ライバル同士を戦わせてみましょう。
さんぴん茶対決
まずは沖縄のお茶の代表選手、さんぴん茶。
左は沖縄ポッカが出しているもので、右は沖縄伊藤園が出しているさんぴん茶です。さんぴん茶のパッケージってどれも黄色な気がするのですが、なんなんでしょうかね。
キャラクター化した結果が上の写真です。沖縄伊藤園のHPが1000しかないのに、沖縄ポッカのHPが13900というえげつなさ。
冒頭いきなり沖縄伊藤園が17100ダメージをあたえるも、次の攻撃であっさり負けて沖縄ポッカの勝利。
ポーク対決
ここまで書き進めてきて、なんとなく分かった事はこの特集、すごく地味だということです。
ついてきている方がまだ居ることを信じて次の戦いに。次はポーク対決です。
右は沖縄ホーメルが輸入をしているスパム。左はチューリップ。沖縄では浦添市にある富村商事が輸入をしています。
キャラクター化してみるとスパムがHP300に対してチューリップがHP14300という圧倒的差。これは手合い違い…!
逆転もなく、あっさりとチューリップがスパムを倒しました。
パン対決
続いてはパン対決。僕の故郷では山崎パンが一強でしたが、沖縄ではオキコパン、ぐしけんパンの二強が争っている状況なんじゃないかと思います。
というわけでオキコとぐしけんのメロンパンを用意しました。どちらも20円引きでお得になっております。
キャラクター化してみた結果が上。どちらも今までのキャラクターよりスペックが高めですが、オキコのメロンパンがものすごい数字をたたき出しています。
そして瞬殺されるぐしけんパン。バーコードバトラーにおいてはバーコードの結果が全てで逆転とかできない気がしてきました。
泡盛対決
泡盛対決。久米仙酒造の久米仙と久米島の久米仙です。どちらも同じ商品に見えますが、久米仙酒造は那覇に本社がある泡盛メーカー、久米島の久米仙は久米島にあり全くの別会社。
この2つの泡盛ですが、どちらもバーコードが5-9で終わるためにアイテムバーコードなのですが、同じキャラクターを読み取らせることでアイテムのスペックを競わせることができるんじゃないかと思って試してみたのですが
どんなに頑張っても久米島の久米仙のバーコードを認識せず。無効試合となりました。
お菓子対決
最後はお菓子対決。
左はナンポー通商の紅いもタルト、右はお菓子御殿の紅いもタルトです。2007年に当時ポルシェという社名だったお菓子御殿はナンポー通商を紅いもタルトの呼称、外見が似てる的なことで訴えましたがポルシェの訴えは棄却されています(紅イモ菓子類似品訴訟)。まさに因縁の対決がここに実現しました。
そんな2社ですが、キャラクター化した結果ナンポー通商がHP36000という高い値をたたき出しました。しかし、御菓子御殿も攻撃力が9500と高いのでひょっとしたら逆転があるかもしれません…!
と思ったのですが、御菓子御殿の善戦も届かず、やはりHPの差でナンポー通商が勝利。
思ったよりも地味な特集ができあがった
というわけで本日の特集でしたが、こうやって書いてみると盛り上がりもなくとんでもなく地味な内容になってしまいました。これバーコードを読み取ったキャラクターの能力が全てで、キャラクターが出てきた時点でほぼどちらが勝つかきまっちゃうんですよね…。
さらに例のごとく深夜の事務所には僕一人。こういうゲームってみんなでわいわいやった方がいいよなぁとしみじみと思う所存です。
本日は以上でございます。いずれコネタででも最強の県産品を探す連載とかやってみたいと思います。