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THE レモンケーキ Vol.2
旧正月も過ぎ、行事が増え始める沖縄。
次は旧暦1月16日のジュウルクニチ(あの世のお正月)ですね。
旧正月やジュウルクニチ、清明祭に旧盆などなど多くの行事がありますが、ご先祖様にお供えするもので欠かせないのがお菓子類。
数多くあるお菓子の中で、沖縄っぽくないものがこのレモンケーキ。沖縄発祥のものではありあせんが、根強い人気のあるお菓子で、製菓店はもちろんのこと、県内製パンメーカーなども発売しています。
レモンケーキアイスなんてものも発売するくらい、レモンケーキが根付いています。
パッケージが違うように見えるけど、左下以外は色違いの同デザイン
そんなレモンケーキを食べ比べた記事がこちら。
前回は2012年9月だったのでもう3年半前になりますね。このころに比べるとレモンケーキも増えてきたり、全国的にも密かに人気が出てきているとか。
ということで、今回はレモンケーキ食べ比べ。製菓店を中心に全6種類。オーソドックスなものからちょっと変わったものもありますよ。
マルキヨ製菓
浦添市にあるマルキヨ製菓のレモンケーキ。90円+税。
パッケージは定番のものと思いきや、見比べてみるとちょっと違います。文字だったり草のレリーフだったり。オリジナルでしょうか。
形はオーソドックスなレモン形。
スポンジ生地はパサつかずしっとりフワフワ。レモン風味のホワイトチョココーティングは薄めなので、わりとサッパリ食べられます。全体の甘さもちょうどいい感じです。ひとことで言えば安心できる定番の味。
マルキヨ製菓さんのブログは、お菓子にまつわる「なるほど」なお話が多くあって、何かの参考になるかもしれませんよ。
外間製菓所
那覇市牧志、市場中央通り中ほどにある外間製菓所。80円!
パッケージは定番のもので手入れタイプ。
よく見るレモンケーキよりも背が高めでずんぐりむっくりした感じ。コーティングが上部分のみにかかっています。
スポンジの甘さは控えめですが、コーティングのレモンの風味は感じます。口の中で合わさるとちょうどいい感じに。
特徴がないといえばないのですが、定番のレモンケーキって感じで安心できます。
松原屋
同じく那覇市牧志、市場中央通りにある松原屋。100円。
パッケージは外間製菓所と同じもの。
形は定番のレモン形ではなく、少し平べったい。亀の甲羅のよう。いや、チーズハンバーグか。
裏返すとひっくり返った亀っぽい
スポンジはサーターアンダギーの味に似ています。食べているとスポンジとは異なる食感が。よーく見てみるとスポンジにレモンピールのようなものが入っています。
コーティングは甘め。レモンというよりホワイトチョコが強い印象。一般的なレモンケーキはコーティングでレモン感を出しているのに対し、これはスポンジの中にあるレモンピール?でレモン感を出しています。
白バラ洋菓子店
県内のスーパーなどに出店している白バラ洋菓子店。95円。
パッケージは完全オリジナル。漢字で書かれた「檸檬」がインパクト大。
形はレモン形。他店のレモンケーキと比べるとかなり小さめ。男性ならひとくちで食べれてしましそうなほど。
素材にこだわっているようで、蓮華蜂蜜と芳醇バター、レモンの皮やレモンリキュールなどを使用。スポンジはハチミツの味なのか結構甘めでとてもしっとりしています。コーティングはシャリシャリしたシュガーコーティングっぽい。
手土産にに喜ばれそうなレモンケーキです。
泊いゆまち
泊いゆまちにあるパン屋さんのレモンケーキ。90円。
ぱっと見だとレモンケーキ?となってしまいますが、レモンケーキです。
形はレモンとかけ離れて、完全にマドレーヌ。表面にびっしりとコーティングがかかっています。
ひっくり返せば、ほらマドレーヌ
スポンジはやっぱりマドレーヌの味。コーティングはホワイトチョコレートとバタークリーム?的なものが強め。
レモンケーキというよりはホワイトチョコクリームでコーティングされたマドレーヌという印象。
何とも懐かしい安心できる味です。ちなみにここで売られている「たまごサンド」がとても美味しかったです。
オキコ(派生型)
最後はレモンケーキの派生型。オキコが発売しているレモンケーキタルト。114円(税抜)
タルトなので形は丸く、生地の上にグレーズ(シュガーコーティング的な)がかかっています。
生地はしっとりしていますが、底の部分はクッキーのようなカリカリ具合。生地にレモンの風味が付いています。全体的に甘め。
冷やしても美味しいとあったので冷やしてみましたが、グレーズ部分だけひんやりします。夏にいいかもしれませんね。
まだまだあります、レモンケーキ
ということで、レモンケーキ5種類+派生型1種類を食べ比べてみました。
定番商品だけに、安心できる素朴なレモンケーキが多かったですね。今回紹介したもの以外にも、まだあるのでvol.3もお楽しみに。