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オリジナルの沖縄空港コースターをつくろう!
またマニアックな品みつけた!
今から遡ることおよそ1年前。那覇市某所にて、実にひっそりとこんなイベントが開催されていました。
沖縄の空港展
県内の各空港やその機能なんかをパネルで紹介していた・・・ような気がするのですが、そんなものは全く頭に残らないほど私の心を引きつけたものがありました。
それが、各空港をイメージした空港コースター。
またこれマニアックなものを見つけてしまったと、喜々としてコースターにカメラを向け、パシャパシャと撮っていきます。
読者のみなさん、沖縄県内に空港がいくつあるかご存じですか?
・・・。
正解は、13です。
広大な北海道の14に続き、北海道の面積の1/34しかない沖縄県が堂々の第2位の数を誇っているんですね。さっすが離島県。
今は無き、旧・波照間空港からテイク・オフ!
13のコースターのうちの一つ、那覇空港はこれになります。
沖縄を象徴するモノで構成され、朱色で統一された絵柄
耐久性のなさそうな厚紙製なので、一回使えば二度目はお客様には出せなさそうですが、ちょっとした話のネタになりそうじゃないですか?
他の12のコースターも眺めて思ったんですが・・・結構デザインにこだわりのないものが多いような気がします。一言で表すと、「手抜きか!」と言いたくなるようなそんな雰囲気。
もうちょっと、こう、なんとかならんもんなのか。私だったら別のデザインを考えたいなぁ・・・。
そんな思いで、オリジナルの空港コースターデザインに挑んでみることにしました。
真の趣旨を明かさずに企画がスタート
申年一発目のDEEokinawa編集会議にて、「本物を見ずに空港コースター作ってみましょうよ」と提案して、事前告知なしで決行することに。
この段階で、「本物より上のデザインを目指したい」ということは一言も言っておりません。
メンバーは、編集部からやんばるたろう&miooonさん、ゲストライター陣からは学&犬尾さんに私の計5名です。
ルールは以下のとおり。
・事前に見られるコースターは那覇空港のみ
・牧の用意したコースター用紙にカキコ。色は自由、複数色可!
あみだの結果はこちらになります。
やんばるたろう:粟国空港
miooon:久米島空港
学:下地島空港
犬尾:慶良間空港
牧:新石垣島空港
学「うわ、下地島って!!どうすればええんやーーー!!」
犬尾「俺は簡単そうだな〜」
難易度Sランクな下地島空港を引き当ててしまった学さんは大絶叫。学さんの痛恨の表情を目の当たりにして、最初から抜いとけばよかったかなと少しだけ後悔しました。本当にごめんなさい。
方や私は新石垣空港、愛すべき心の故郷です。絶対に駄作を作ってはいけません。
miooon「まぁ牧さんは4年も石垣住んでたんやし、知り尽くしてるもんなあ」
miooonさんから強烈なプレッシャーがかかります。これは本気で頑張らねば!
約20分ほどの手に汗握るお絵かきタイムを終え、
ついに完成しました!
各々、作品発表のお時間です
まずはmiooonさんから。
miooon「久米島といえば五枝松!その下はクメジマボタル。そして久米島といえばハテの浜と、私の中ではもやし。最後に赤でクルマエビを表現してみました」
赤い汚れのようなものがエビだと主張するのもmiooonさんらしい、久米島要素が色々と詰め込まれたコースター。
本物の久米島空港コースターは、こちら。
全員「松だけかよ!!」
miooon「色々書きすぎたか。松もイマイチ違うしな」
久米島のシンボル、樹齢250年を超える五枝の松のみというシンプルさ。シンプル・イズ・ベストってことでしょうか。
お次は犬尾さん。
一部自主規制させていただきます
犬尾「ザトウクジラ、ウミガメ、ケラマジカ、なんかの魚、あと真ん中は何かです。言質をとられるとアレなので」
作成に一番時間がかかっていた割には線画のみというMr.犬尾。あと、クジラがまるで暗殺教室だと場が異様に盛り上がっていました。なにそれ?
全員「クジラかぁ・・・・う〜ん」
本物はクジラ一頭のシンプルな絵柄。この時点で、那覇空港が詰め込みすぎの特別なのかもという意見が出てきました。
私こと、牧の作品です。
牧「石垣だからマンタ!泡盛は清福(?)と、私の大好きなマーペー(^▽^)あとアイラブ石垣ってことで♪」
愛を込めて必死で描いたはずなんですが、芸術系科目は全てが常人未満なのでやはり残念な仕上がりに。
たろう「この流れでいくとマンタ一匹じゃないのか?」
miooon「アンガマーだ!」
・・・えっと。
誰にも突っ込まれなかったけど後々気がついたことがあります。
『清福』とありますが、『請福』の間違いですね。相当テンパりながら描いたのでミスしてしまったのかもしれませんが、石垣島は4年も住んでいた、恥ずかしくも私の心の故郷です。
・・・私、本当に石垣のこと好きだったっけ・・・。
請福酒造さん、本当にゴメンナサイ。。
そして件の新石垣空港のコースターはこちらです。
新石垣島空港のマスコットキャラクター、ぱいーぐる。
全員の反応がイマイチなので、やはりここは一捻りが必要なんじゃないですか、製作者さん!?
お次は最高難易度と推測される下地島空港をひいた、学さん。
学「岩がボコボコ出てる浜(佐和田の浜)と、沈む夕陽。あと、ANA!もうこれで間違いないで!」
相当の難題にも関わらず、下地島の地を押さえているのはさすがDEEゲストライター!
何もない下地島空港のコースターとは、いかに!?
他とは違って島の要素は一切なく、空港で行われるタッチ&ゴーの様子が描かれています。でもこれ、絵柄だけならどこの空港か分からないですよね!?
それでは最後に、やんばるたろうさんの作品をご覧ください。
たろう「粟国はソテツ味噌も造ってるし、ソテツは鉄板!あと水がないんで石の水瓶。そしてNaCl、塩!最後にオーバーランですね」
ブラックに近そうなグレーな時事ネタも交えつつも、粟国らしい要素を拾い集めた様子。
読者のみなさん。
私たちはここにきて、奇跡を目の当たりしたのです・・・
じゃん!
たろう「うおー!!見て下さいよ、ほとんど同じじゃないですか!」
牧「・・たろうさん、もしかして知ってましたね?」
たろう「いや、粟国のマンホール見たことあるから」
学「いや〜すごいですね。絵のうまさは別として」
この場にいた全員が、たろうさんの作品との一致っぷりに驚愕しました。ソテツ、石の水瓶の2点がピンポイントで描かれていますよ、これぞDEEで最も記事を書いた男の実力!!
ニアピン賞に意気揚々とするやんばるたろう氏
結局、デザイン的にどうという話はせず終い
今回は画力のある人も私のような画伯もいるだろうという予想の元で始めてみたところ、結果大差つかずに記事的には少し微妙な感もありますが、沖縄好きとしてはせっかくのご当地コースターにもう少し頑張ってもらいたいところです。
もし関係者がこれを見ていたら、次回刷新の時には私たちのアイディアをどこかに取り入れていただければなぁと思います。
それと、コースター作成の真の目的は一切明かさずここまできてしまい、当日参加した4名様にはこの場でお詫びしたいと思います。どーもすいませんでした!
- 波照間はコースター(上水用)も
- マンホール(下水用)もほぼ同じデザイン
最後にお知らせです。
2月8日の週に県庁1階のホールで空港展が開催されるそうです。前回の空港展でコースターが相当はけたのですが、追加発注していないそうなので、もしかしたら今回がコースターをゲットできる最後のチャンスになるかもしれません!?
アンケートに答えた方にのみ配付しているそうなので、空港好き、沖縄好きさんは都合がつけば足を運んでみてくださいね。
・・・アイディア取り入れられる機会を逸したなぁ・・・。