- DEEokinawaトップ
- 特集
- 【100年寒波】沖縄本島で雪は見られるのか?
【100年寒波】沖縄本島で雪は見られるのか?
週末から西日本に来ている大寒波。沖縄は今朝になって少しは落ち着いたものの、みなさん大丈夫ですか?凍えていませんか?
予報では本島北部の最低気温は5〜6度。10度を切ったら新聞の1面で大々的に報じられる沖縄で、こんなに気温が低いのは1918年2月20日の4.9度(那覇)以来およそ100年ぶりだそうです。
この大寒波の影響で土曜日からちょこちょこと宜野湾や浦添でアラレが降ったという写真がネットを騒がせていました。予報ではもっとも冷え込むのが24日22時〜25日2時。この時間に沖縄の極寒地に行けば、あられどころではない、しんしんと空から降る雪を見られるのではないでしょうか。
雪を見に行こう
ということで、本島北部へ雪を探しに行ってきました。
miooonは本島最高峰の与那覇岳へ
miooonが目指すのは沖縄本島の最高峰である与那覇岳。標高が高ければ高いほど雪が見られる可能性もあがるはず。
しかしDEEokinawaではこの記事のせいであまり良いイメージがありません。白ブリーフでつくる「与那覇岳」(良い子は見ちゃダメ)。この与那覇岳=白ブリーフというイメージを、今回はなにがなんでも雪の美しいイメージに塗り替えたいと思います!
やんばるたろうは本島北限の辺戸岬へ
沖縄本島最北端。車の免許取り立ての学生がドライブする岬ナンバーワンの辺戸岬。北に行くほど気温は下がっていくとしたら、辺戸岬では雪が見られるかもしれません。打ち寄せる波に舞い散る雪の華。演歌っぽい風景を皆様にお届けしようと思います1
それぞれ雪は見られるのでしょうか。2人の奮闘を追っていきましょう。
本島最高峰の与那覇岳
miooonです。
やんばるへ出発前の午後9時時点の那覇の気温は11度でした。
この時点で寒い。寒さで温度計を持つ指が痛くて震えました。こんな経験沖縄では初めてです。
そして北へ。
道の駅ゆいゆい国頭に到着したのは午後10時半。
気温は10度でした。
ゆいゆいの隣のコンビニで温かいものを買い物して出てみると、バラバラバラという音と空から小さい氷の塊が。
「あ!アラレだ!」
写真ではわかりませんが
ちなみにこのときもめちゃくちゃ寒かったんですが、コンビニの前に半袖の人がいて驚きました。
目が寒い
車を走らせて山の方へ。
道の途中では、いのぶたが飼われていました
与那覇岳へ行こうと思っていたのですが、なぜか着いたのは国頭村森林公園。
まぁいいか。寒いし。
山に入ったら気温は6度。
車を降りると猛烈な冷風。指が痛い。鼻が痛い!
痛い。つらい。なぜ夜中にこんなところにいるのか
そして少しすると、またしてもあの音が。
バラバラバラバラ
一緒に行っていた友人も色めく
アラレ
アラレだー!とテンションが上がったんですが。
いや、あられ。
浦添でも降ったらしいし。
…。
そのあと1時間ほど待ちましたが、アラレは降るものの、ふわふわと舞い降りる雪はみることができませんでした。
このあと海に行ったら魚が仮死状態であがっているかも!と思い海にも行ってみましたが、猛烈に風が吹きすさぶ極寒の海はただただ地獄のようでした。
死ぬかと思った
山編は以上です。
本島北限の辺戸岬
雨は世冨慶過ぎに雪へとかわるのでしょうか。
続きましてやんばるたろうでございます。沖縄最北端の辺戸岬を目指します。
辺戸岬に向かって名護市→大宜味村→国頭村と北上していくわけなのですが
- 名護市
- 大宜味村
北上していくに従ってどんどん気温が下がっていきます。これは結構期待できるのでは。
それにしても辺戸岬が遠い。
自宅を出て、2時間後。沖縄県最北端の辺戸岬に到着しました。めちゃめちゃ寒い上にものすごい風。自撮りで写真をとりましたが、10歳くらい老けて映りました。
いつもはそんなに人が居ない辺戸岬ですが、頻繁に車が出入りしています。結構な数の県民が雪を期待してやってきている模様。
- この人達も雪を見に来たのだそうだ。
- パンイチになってる人もいた。若い。
雪を探しに北部を回っている人もちらほらいるようで、「名護市八重岳であられを見た」という話も聞けました。
気温は7.8℃をマークしましたが、いかんせん何だか天気がよいのです。
1時間くらい待機しましたが、このまま待っても何も起こらなそうなので、最低気温をマークしたという国頭村奥集落に向かいます。
帰りたい
国頭村奥集落にやってきました。奥といえばニュースで沖縄の最低気温をはじき出す集落として有名(多分本島最北端にある集落だからだと思うけど)。
しとしとと雨が降っています。
気温を測ってみると5.6℃…!沖縄でこんな気温表示を見るなんて18年間の沖縄生活で初めてです。
しばらくぼんやりと車の中で待っていると…
アラレ来た!
これは見まごうことなきアラレです。降っている時間は3分ほど。その後はずっと雨でした。最北端に行ったのにまったく何も見られなかったらどうしよう、と思っていましたが一応ミッションクリアということで南下を開始します。
辺戸岬編(というか奥集落編)は以上です。
北部まで行ったのですが
というわけで、miooonとやんばるたろうが夜中に本島北部まで行ったのですが、期待していたまごうことなき雪は見ることができませんでした。
ちなみに沖縄気象台によると、久米島と名護市で正式にみぞれを観測したようです。
ああ、名護でですか。夜中にあんなに遠くまで行かなくても良かったんですね。
そして名護からの帰り道にもなんども車のフロントガラスにバラバラバラというアラレが当たる音がしましたよ。
うん。あんなに遠くまで行かなくても良かったんですね。あんなに遠くまで行かなくても…。あんなに…。
miooonとやんばるたろうの目からはアラレが降ったとさ。
ちなみに、大寒波ネタは今日で終わりではありません。
せっかくの100年寒波。今週1週間はひっぱります。
1/25(月)沖縄本島で雪は見られるのか?←イマココ
1/26(火)沖縄の雪の地を訪ねる
1/27(水)寒い日の動物たちはどうしているのか
1/28(木)島バナナで釘を打つ
1/29(金)寒波で魚は海岸にあがるのか